ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2012年J2第11節vsザスパ草津(15位)
試合結果スタッツなど
ホーム5戦目にして3度目の雨とチームの好調さを観客動員に結び付けられない歯がゆさはあるものの、チームは負けないことで自信を増しているファジアーノ岡山。今節はホームで勝ったことのないザスパ草津を迎えた。

前節のアウェイ熊本戦ではレギュラーメンバー2人をベンチに置いたために前半の出来が非常に悪く引き分けの大きな原因となった。
この日は川又と関戸を先発復帰させて前半から主導権を握り、2-1で折り返す。

後半になると草津は4バックのラインを極端に上げて(時には10人全員が相手陣に入る事も)コンパクトにして攻め込んできた。

これに対してファジアーノは千葉戦で見せたように自陣に引いて中盤までは自由にさせながらも最後の所をタイトに行き、1点取ってダメ押しを狙うよりも1点を守り切る意識の方が高かった。

その点に関しては不満の残る後半だった。草津の最終ラインが非常に高いためDFライン後方には広大なスペースがあるだけにシャドーの位置に速い選手を入れてカウンターで止めを刺しに行ってもらいたかった。
しかし、影山監督が一人目に選んだ交代出場選手は纉cだった。スピードのない纉cでは広大なスペースは利用できず、攻められている中で抜群のキープ力を誇るキム・ミンキュンを交代してまで入れる選手には思えなかった。

結局一番交代選手として適当だと思われた石原の登場は後半37分からと遅く、シャドーではなくウィングバックとしてだった。

今節で一番の収穫と言えばシャドーの二人が得点を取ったことだろう。好調な川又だけでなく、シャドーが点を取れれば相手にとって非常に厄介になる。
特にポストに当て続けていた関戸が得点を取ったのは非常に大きい(今回もポストに当てたが)。シュートを打てるだけでなく、骨盤を前傾させた独特の姿勢(一歩目が大きくなる)のドリブルも通用しており、川又-ミンキュン-関戸の攻撃3枚は十分昇格プレーオフ圏内を狙える質だろう。
筆者の試合満足度(10段階)
8
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