ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2012年J2第7節vs松本山雅(20位)
試合結果スタッツなど
Jリーグ参入後初の3連勝が懸った松本山雅との一戦。松本山雅にはファジアーノ岡山にゆかりのある選手が多く、ファジアーノ岡山11番喜山のレプリカユニフォームを来たサポーターも見られた。

松本山雅はファジアーノと同じ3バックだが、ウィングバックには守備に強い選手を配置し、実質5バックを敷く守備重視のチームだ。守備に人数を掛けてくるチームからいかにゴールをこじ開けるのかがこの試合のポイントとなった。

この試合唯一の得点となったシーンはセンターバックの植田がオーバーラップして松本の守備陣の意識を分散させたことによって服部へのスルーパスが通り、川又が絶妙なポジショニングとシュートで松本のゴールをこじ開けた美しい点だった。
これで川又は2試合連続ゴールとなり、プレー内容と結果、両方を伴って開幕前は誰をチョイスするのか流動的だった1TOP2シャドーの核になる選手だと誰もが感じただろう。

川又の良い点はファジアーノの前線に求められる前線からボールを奪いに行くプレッシャーと運動量、1トップを張れる体の強さ、そしてFWとしての決定力を兼ね備えていることだ。

1トップ候補は川又の他にチアゴや中野(この試合では川又と入れ替わり)がいるが、この二人と明らかに違うのは守備時にボールを奪い切りに行く姿勢だ。よもやすれば前線の選手は相手のコースを限定するだけでボールそのものを取りに行く意識は希薄になりがちだが、川又はJ1鳥栖のような前から本気でボールを奪いに行く意識を感じる。
守備も全力でなおかつ点も取れる。J2昇格4年目にしてようやく守備と得点力を両立できるストライカーを得たかもしれない。

結局川又のゴール1点のみで内容的に完勝とは言えず、選手・監督の口からは不満の声が聞こえたが、内容がそれほどでもない時にしっかりと勝てたことは大きい。上を目指すには内容が悪くてもしっかりと勝ち点を積み重ねることが求められる。内容を伴った勝利が全くなければ問題だが、常に内容を伴った勝利を得られるわけではないので松本相手に1点差で不満と言う声も理解できるが、危ないシーンを作らせずしっかりと勝ち切ったことを評価したい。
筆者の試合満足度(10段階)
8
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