ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2011年J2第28節vsジェフユナイテッド千葉(6位)
試合結果スタッツなど
お盆に東京ヴェルディに0-4の大敗を喫した時点で監督交代論者が増えたと思われる。そして2連勝したことで一旦沈静化されたと思われるが、アウェイで鳥栖に0-6の惨敗、そして調子の悪い千葉に敗戦と今季の目標であった中位が非常に厳しくなったことで影山監督は最低でも今季限りという思いを持つサポーターも多いだろう。
筆者は草津戦で完全に見切りをつけて2連勝した時でも考えは全く変わらなかった。

今回の千葉は調子が悪く、最低でも引き分けに持ち込めるだけのチャンスはあった。しかし、1-1の引き分けよりも0-2、0-3で負ける可能性の方が高かった。
鳥栖戦の大敗を受けてボランチを総入れ替え、右CBに近藤、左ウィングバックに田所、岸田を一列下げて石原をベンチ外、脚に不安の残るチアゴを先発で起用してきた。
監督の指示なのか2シャドーがいつも以上に高い位置を取ることが多く、3トップのような形となり、ウィングバックは下がって5バックになっているため中盤がスカスカで中盤で千葉に好きなようにボールを回される場面が目立った。
3-4-2-1で戦うからにはウィングバックが高い位置を取って中盤で数的優位を作り出すことが主導権を握るためには必須だが、多くの時間帯で5バックになってしまう。5バックならば失点数が減らなければいけないが、リーグワースト2の43失点で守備が崩壊していた2009年の1試合当たりの失点数を上回っている。
2009年よりも守備が悪いというのは言い訳できない。ヴェルディを筆頭にボールをきっちり保持してくる技術のある相手には非常に弱く、この後控えているアウェイFC東京戦も大敗する可能性が高く、その次のホーム鳥栖戦も津山のピッチ次第ではアウェイの惨劇に近い試合になる可能性も十分ある(津山特有のデコボコピッチが健在ならば鳥栖ホームでのようなサッカーはできない)。
退場者が出ない限り3バックにこだわる監督が最初から4バックを試す時は来るのか。3バックに全く光が見えない以上4-4-2、あるいは4-2-3-1が見たい。
山陽新聞試合満足度調査
不満58%
やや不満29
やや満足13%


MIP(投票者人)
真子秀徳38%
ストヤノフ31%
岸田裕樹13%
筆者の試合満足度(10段階)
1