ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2011年J2第24節vs東京ヴェルディ(9位) |
試合結果スタッツなど |
先週の熊本戦を4-0で快勝し、今年初の連勝へ勢いを持って臨んだ大の苦手東京ヴェルディ戦。ヴェルディに個人の力量差を見せつけられてアウェイ戦と同じ0-4の惨敗を喫した。 前半はヴェルディの方が力が上だと感じさせながらもスコアレスで折り返し、ファジアーノ岡山としては先制点を与えないことで後半に期待を抱かせた。 ヴェルディとの力の差を感じていただけにヴェルディが先制すると大差の試合になる予感はあったが、前節の貯金を全て吐き出す4失点は前半を終えた段階では想像できなかった。 ヴェルディとは相性が悪いとはいえ、果たしなく大きな差を感じる敗戦だったことは誰もが感じたことだろう。 フロント側は来年昇格争いを目指すと公言しているファジアーノ岡山としてはホームでこのような試合をしていては昇格争いなど現時点では現実的には考えられないのが一般的だろう。 現時点では昇格争いにさえ加わっていないヴェルディに対して大きな差をつきつけられたわけで、フロントはその大きな差を埋めるべく来年へ向けた動きを加速していかなくてはいけない。 ファジアーノ岡山の戦力を客観的に見た場合、チアゴ、ストヤノフ、キム・ミンキュンの3人の外国人選手の力量はJ2昇格争いをするに十分の力を持っているだろう。良い外国人が3人きちっと揃っているクラブなどほとんどないわけで昇格争いをする上で大きなポイントとなる外国人選手のパフォーマンスという面ではほとんど心配ない(チアゴとストヤノフが高齢というのが心配点)。 良い外国人選手が揃っていて17位に低迷しているというのは残り8人の日本人選手の質があまりにも低いか、監督がチームとしての力を引き出せていないのどちからとなる。確かにファジアーノの日本人選手の質は高いとは言えない。ただ20試合で失点33はあまりにも多すぎ、CKからの失点も多く全く修正できていないのは監督の手腕に疑問符を投げかけざるを得ない。 専用練習場の目処が立ち、予算も比較的多く、外国人選手の質は高い。残りは日本人選手の質を高めて監督がチームとしてのパフォーマンスを引き出せば十分昇格争いが出来る素地はある。 若いチーム故に伝統がない分だけ柔軟性はあるもののバックボーンがない。来季は最低でも昇格争いをしたことのある経験豊富な引き出しの多い監督を迎える絶好のタイミングを迎えているように思う。手塚監督退任時は監督を選べる立場ではなかったが、今は成績は今一つだが、それ以外の要素は揃いつつある。若いチームだからこそ経験ある監督の必要性を感じた。 |
山陽新聞試合満足度調査 不満86% やや不満12% 満足2% やや満足0% MIP(投票者57人) ストヤノフ42% 妹尾隆佑19% 石原崇兆12% |
筆者の試合満足度(10段階) 1 |