ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2011年J2第6節vs鳥取(19位) |
試合結果スタッツなど |
今年から始まった陰陽ダービー。ファジアーノ岡山17位、ガイナーレ鳥取19位と下位に低迷する両チームの対戦は一言でいえば順位通りの内容だった。 鳥取が技術レベルが低いながらもボールを繋ごうとしたためにFWに渡る前にミスパス等で中盤で引っ掛かったために特に前半はファジアーノでディフェンダーは非常に楽な戦いだっただろう。鳥取はPA手前のフリーキックを含めて前半シュート僅か2本と非常に出来が悪く、岡山が上手く守ったというよりは鳥取が自滅していたという方が正しいだろう。 後半は鳥取がPKで1点を返した後は岡山が守勢に回ってしまい決定機を何度も作られた。岡山もカウンターやCKで決定機を作ったが、試合を決定付ける1点を奪うことは出来ず、後半は試合終了まで非常に苦しい戦いを強いられた。 この試合の収穫点は妹尾のパフォーマンスが良かったこと。怪我明け以来本来のドリブルのキレがなかったが、ようやく持ち味の縦の突破を再三見せた。また妹尾はドリブラーながらPA内で周りが見える選手で決定的なラストパスが送れる。決勝点となった2点目も妹尾のラストパスで勝負ありだった。 2点はキム・ミンキュンのシャドーが効いていたこと。これまで監督はボランチにこだわっていたが、ようやく1列上げて起用した。キムはボールキープに優れているのでチアゴがいない前線でキムがボールを持てるのは非常に大きい。 勝つには勝ったがまだまだ安定して勝ちを積み上げるだけの力は感じられない。次の相手はホームで勝ったことのない愛媛。愛媛は6戦勝ちなしと絶不調だが、これまでファジアーノ幾度となく絶不調の相手に白星を献上してきた。こういう試合をきっちり勝つことが求められる。 |
山陽新聞試合満足度調査 満足63% やや満足34% やや不満2% MIP(投票者59人) 小林優希25% 仙石廉12% 真子秀徳12% ストヤノフ12% 妹尾隆佑12% |
筆者の試合満足度(10段階) 5 |