ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2011年J2第3節vsロアッソ熊本(8位) |
試合結果スタッツなど |
後半4点取って快勝したファジアーノ岡山だが、得点差とは裏腹に前半終了時点ではどちらに試合が転んでもおかしくなかった。 熊本は特に右サイドバックを高い位置に押上げることによって左サイドのウィングバックの小林を最終ラインに吸収させることに成功した。よって中盤で数的有利に立ち、ボール支配率を高め、岡山はボールが奪えず走らされる前半となった。熊本とすれば後半足が止まった岡山から点を取るプランだったと推測される。 その熊本の計算を狂わせたのが後半開始早々の竹田の先制点だった。この先制点によって岡山はエネルギーが満ち溢れ、動きが良くなった。この先制点がこの試合を決定付けたものとなり、この先取点がなければどちらが勝ってもおかしくなかっただろう。 個々の選手では2試合ぶりのホーム試合出場となったチアゴはやはり別格だった。チアゴがいるといないではチーム力が全く違う。3バックだろうが4バックだろうがどのようなシステムでもチアゴがトップを張れば点を取るであろうと思われるくらい個の力はズバ抜けている。チアゴが20代であればJ1への引き抜き、もしくは昇格争いをするJ2金満クラブへの引き抜きは必至だと思われるほどやはりモノが違う。 次は2週連続ホーム開催で東京ヴェルディを迎える。2009年大逆転劇以外はヴェルディに歯が立たないファジアーノ岡山。ヴェルディのボール回しに翻弄される印象が強く技術的な差を痛感する試合を続けてきた。劣る技術を運動量でカバーできる夏の試合だけに付け入る隙はあるはずだ。 まずは選手編成をいじることなく気持ちよくヴェルディ戦を迎えることが大事だ(特に前回J初得点を入れて勝ちながら次戦で先発落ちした竹田を控えに回すことは絶対にしてはいけない)。 |
山陽新聞試合満足度調査 満足100% MIP(投票者60人) ストヤノフ27% 久木田紳吾20% 竹田忠嗣17% チアゴ10% |
筆者の試合満足度(10段階) 9 |