ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2010年J2第16節vs.柏レイソル(1位) |
試合結果スタッツなど |
14戦無敗の11勝3分けと圧倒的な戦績でトップをひた走る柏レイソルとの対戦とのなったホーム8戦目。 元J1で柏から多くのサポーターが詰め掛けたことによって12番ゲートの声だしもいつも以上の大きさに聞こえ、空気が張り詰めていて良いゲームになりそうな試合前の雰囲気だった。 昨年のクリスマスに膝の手術を行い、3月に復帰予定だったものの復帰が大きく遅れていたファジアーノ岡山で唯一個人で勝負が出来る妹尾隆佑がサブに入り、選手紹介の時は一番大きく沸いていて筆者だけでなく多くのサポーターが妹尾の復帰を待ち望んでいた。 柏は無敗とはいえ、圧倒的な攻撃力で勝つというよりも勝負所できちっと決めて勝っているクラブだ。 ファジアーノ岡山は上位クラブとの対戦では甲府戦も千葉戦も圧倒的にボールを持たれて攻め込まれていただけにキム・テヨンが復帰したとはいえ全チーム最多のシュート数を誇る柏にかなり押し込まれると予想するのが妥当だっただろう。 しかし、試合が始まってみると意外とボールを持てて柏陣内で試合を進め、互角以上の立ち上がりをした。 しかし、今シーズン最大の弱点のセットプレーからの失点を前半早い段階で喫してしまい、柏は守備により注意を払えるようになり、岡山の攻め手はほとんどなく前半が終了する(前半のシュートは僅か2本)。 後半になると新中に代えて臼井を投入する。長時間プレーが可能ならば妹尾を出したいところだが、復帰戦でそれほど無理はしたくなかったのだろう。 臼井は1本ペナルティーエリア内からシュートを放つもののそれ以外は消えていて終盤に交代となる。 スタジアムの空気が変わったのは妹尾が交代でピッチに入ってからだ。投入時は大歓声で迎えられスタジアムの誰もが妹尾を待望していたのがよく分かる光景だった。 復帰初戦ながら動きはまずまずで相手も妹尾にスピードがあることを分かっているので間合いを取りながらの守備と他の選手とは明らかに対応が違っていた。それでも相手も置き去りにしようとするドリブルは健在で投入早々に良い位置でフリーキックをもらっていた。ドリブルだけでなく、妹尾はアシスト能力が非常に高い選手だが、妹尾のひらめきを感じさせるプレーも出ており、上々の復帰戦となった。 無敗の首位柏相手に悲観するような内容にはならなかったファジアーノ岡山。妹尾が復帰したことは大きく、次のホームの7/18の水戸戦には完全に調子を戻した妹尾が帰ってきてくれるだろう。 |
山陽新聞試合満足度調査 やや満足41% やや不満22% 満足20% MIP(投票者92人) 妹尾隆佑22% 喜山康平20% 真子秀徳18% |
筆者の試合満足度(10段階) 5 |