−カズの言葉は届いているのか− J2第7節のホームで行われた横浜FC戦にはファジアーノ岡山史上最多の13228人もの大観衆が詰め掛けた。 多くの人のお目当てはファジアーノではなく、キングカズこと三浦知良見たさで詰め掛け、カズの一挙手一投足に歓声がこだました。 試合後カズが残した言葉は非常に印象的だった。「これからもファジアーノ岡山を応援し続けてください」 次のホーム富山戦では5227人に激減し、カズ目当てが単純計算で8000人もいたことになる。 カズが残した言葉非常に意味のある言葉だ。クラブを強くするには観客動員が非常に重要になってくるからだ。 特にファジアーノ岡山は親会社を持たないクラブだけにサポーターが果たす役割は非常に大きい。 クラブを強くしていくには予算を大きくしていく必要がある。ファジアーノ岡山の2009年度の予算は5億円を予定している。昨年の2億3千万円から2倍以上を見込んでいる。 うち入場料収入は1億円を見込んでおり、昨年よりも7000万円近くアップする予定となっている(ファジアーノの目標動員数は1試合平均5000人)。 仮にファジアーノの観客動員数が平均1万人になったとしても入場料は1億円しか増えない。しかし、最大の収入源となっているスポンサー収入は激増することは間違いない。観客動員の数字はどれだけ県民に愛されているクラブであるかのバロメーターだ。幅広い支持を集めているということが分かれば、スポンサーの成り手も多くなり、スポンサー料自体も値上げできる環境が整う。サッカーのサポーターというのはそういうことをよく分かっているのでスポンサーを非常に大切にして自分達のクラブをスポンサードしている企業の物を意識的に買ったりする。 ファジアーノ岡山は第1クール9試合を終えて合計61086人を集めて1試合平均6787人とクラブの目標とする5000人を大きくクリアしている。これから平日の試合が入ったり、チームの低迷で観客の足が鈍ることが予想されるが、サポーターひとりひとりが今スタジアムに足を運ぶことが未来の強いファジアーノ岡山を作っているということを意識してもらいたい。 将来強くなるためには観客動員が必要不可欠になる。いくら不甲斐ない試合をしたとしてもスタジアムに足を運んで一人でも多くの人が桃スタに行くということがファジアーノ岡山を強くするひとつの有力な方法だということを一人でも多く意識すると加速度的にファジアーノ岡山は強くなっていくだろう。 第1クール主要スタッツ
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