暮らしのページ bP                       2012年11月27日



(今まで「菜園から」、「暮らしのページ」、「田んぼの風景」をHPに掲載していましたが、3つの
里山での生活を「暮らしのページ」ひとつに集約して新しく発信していくことにしました。これからも
よろしくお願いします。)

1986年に、山梨県北西部にある塩川流域の江草に移り住んでから野菜づくりを始めました。
それからしばらくして、周りの方々のお米作りに刺激を受け、田んぼもやりだしました。以来
静かな里山で、無農薬で自分たちが食べたいものを作りながら少しづつその種類を増やして
きました。今は野菜に加えて、お米を4種類、小麦を2種類、きびそして蕎麦を育てながら、豊
かな食生活を味わっています。(仕事をしながらですので忙しいものですけれど…)
里山の生活は基本的に自助自力にあると思います。農作業はもちろんですが、家や家財の
修理、修繕さらにはインフラの整備もDIYが大切です。僕たちも生活を通して多くの生活技術
を得ました。生きる自信がつきます。
自然の中での生活はまた、自然のありがたさと、厳しさ、同時に人間のエゴと弱さも教えてくれ
ます。でも一番いいのは安らぎを得ることではないかと思っています。


里山の秋

 
今年は柿の当たり年とか。数年前に植えた百目柿が今年は落下しな
かったので干し柿にしました。         (11月10日撮影)

     
 左の柿はカキウサギです。なんて嘘ですが、こんな柿もありました。でもこれは途中で落下しました。



旧江草小学校から行人山を見る。 見性寺の楓。
我が家の栗の木 裏の畑に数年前に植えた楓。







部屋に炉あり

 
僕たちがクリエイティブハウス江草と呼んでいるこの家は、江戸末期
から明治にかけて造られています。江戸末期の各部屋には写真の
ような炉が切ってあり暖をとるようになっています。
僕たちも最初のころは、炉に炭や豆炭を入れて冬を過ごしていました。
使わなくなったのは火災にあう恐れからです。
(玄関の間に、いただいた畳を入れ替えるときに写真を撮りました。懐かしいものが出てきたと
思いました。)



クリエイティブハウス江草は部屋数が10室あります。江戸末期に建てられたのは上の写真の玄関の間と
僕らが呼んでいる、その昔客人が入る玄関(家紋がある)の最初の部屋と、僕たちが主に使っている3部屋、
そして囲炉裏のある大きな部屋と土間などです。玄関の間から右手に客人のための10畳間が2部屋あり
ます。使わない部屋が多いのですが、お越しになるみなさんからは「お掃除が大変ですね」とよく言われます。