弥彦山  634m

所在地  西蒲原郡弥彦村と長岡市の境
三角点  無   多宝山 一等三角点
登山月日 2010年1月9日(土)

 初詣でも兼ねて弥彦山に登った。
 新年には多くの初詣客で満杯になる駐車場も,10日も過ぎるとそんなに混み合うこともなく,弥彦神社に一番近い第一駐車場に止めることができた。
 この時期の弥彦山が良いのは,広い駐車場があるので駐車の心配がないこと,ついでに神社にお参りできること,多くの人が登っていること,トレースがあり一人でもラッセルの心配がないこと,山頂に食堂があり悪天候時に心強いこと,山頂までロープウェーが運行されていていざとなったら利用できること,などが挙げられる。
 とは言っても,冬山には変わりないので,充分な装備が必要だ。
 長靴にストック,パーカーを着て出発する。真っ直ぐ神社に続く参道を上がると,正面には本殿が現れる。さすがに神社は多くの人で賑わっていて,特におみくじ売場が盛況だった。
 さて,神社の左側からロープウェー乗り場方面に進み,途中から左へ表参道登山道へ入る。赤い橋が目印だ。
 最初はうっそうとした杉林の中をジグザグに進んで行き,四合目を過ぎると尾根に出て見晴らしが良くなる。多くの人が登っているため,道は踏み固められ軽アイゼンを着けて登っている人もいた。
 五合目で右から道が合わさり,そこを過ぎると斜面のトラバースとなる。左側は急な崖になっているので滑落しないよう注意が必要だ。
 右に回り込むように進むと東屋のある人見の松と書かれた場所に着いた。更に進むと水場があるが,飲んでみると外気の割にはそんなに冷たくなかった。最後は急な登りになり,九合目に着く。ここから左へ行くと奥の院,左は展望レストランだ。
 左折して長い坂(普段は階段だが全部雪に埋まっている)を登ると一旦傾斜がゆるみ平になり,また最後の登りで山頂奥の院に到着した。積雪は約1m位だ。登る時間が遅かったので既にみんな下山して誰もいなかった。
 山頂から日本海が望め,日差しがあったので冬なのに海はエメラルドグリーンのすてきな色だった。
 さて,下山は同じ所を戻るのもつまらないので,トレースがあったら多宝山経由で下ろうと思い,そちらへ進む。レストランを通り,ロープウェー終点を通り,先へ進むと幸いトレースがあり,そのまま行くことにした。大平園地を越え多宝山の登りは海からの風が強く当ったが,そのせいで雪面が堅くあまり潜らなくて登りやすかった。表参道では結構登山者の往来があったが,こちらはだれもいなかった。
 その後多宝山から石瀬登山口へ下った。あとは林道を歩いて弥彦神社駐車場へ戻ったが、この林道にはトレースがなく苦労した。

コースタイム 神社ー1:30−山頂奥の院ー0:50−多宝山ー0:50−石瀬登山口ー1:00−神社
山頂奥の院 山頂から多宝山を望む
大平園地の高頭仁兵衛のレリーフ 多宝山山頂