茶畑山・戸立山 | |||||||
(ちゃばたけやま)(とだてやま) | |||||||
標 高 | 茶畑山 1377.2m 戸立山 1552・1m | ||||||
三角点 | 茶畑山(確認できず) 戸立山(三等三角点) | ||||||
登山道 | 無 | ||||||
所在地 | 山形県東田川郡朝日村 | ||||||
2万5千図 | 「大鳥池」 | ||||||
登山月日 | 2003.05.05 (3名) | ||||||
コースタイム | 皿渕沢出合ー0:30−雨量観測所ー0:40−旧雨量観測所ー1:45−茶畑山ー1:30−戸立山ー0:50−茶畑山ー1:25−皿渕沢出合 | ||||||
【記 録】 | 連休最後の休日、いつもの山仲間と朝日連峰の北端に位置する茶畑山から戸立山に出かけた。 この日も晴天に恵まれ雄大な展望をほしいままにした。 早朝自宅を出発し3時間あまりかかって登山口に向かう。車が数台止まっていたので我々もその手前に止めてそこから歩くことにした。 今回登る尾根は途中の雨量観測所まで刈り払いがあるという情報だった。15分ほど歩いて尾根の取り付き地点の皿渕沢出合に到着する。 登り口に小屋があり、その裏から明瞭な広い道が続いていた。雪の解けた尾根には、小ぶりで色の濃いカタクリ、イワウチワ、イワナシが満開になっていて目を楽しませてくれた。 しかし、いきなり急登が続き、昨日の疲れも残っていて苦しい登りとなる。 雨量計を過ぎると傾斜が緩やかになるが、ルートはそこまででその先は藪漕ぎとなった。しかし、薄く踏み跡があったので難なく進み、次第に残雪に乗るようになった。途中にブロックの建物があった。これが地図に載っている雨量観測所なのだろうか。 尾根は残雪が豊富だが、かなり割れている所も多く、たまに藪に入らなければならなかった。 前方に山頂らしいピークが見え始め、尾根が広がり潅木がまばらに生えるゆるい斜面に出る。この尾根はガスられると下山では苦労させられそうだ。 ようやく登り着いた尾根は茶畑山の手前のピークだった。ここで今歩いたばかりの数人の足跡が現れた。付近を見回したら、このピークから西に下る尾根上に数人の姿を見ることができた。(後で分かったことだが、このグループは豊栄山岳会の吉田さん達だった) 山頂はまだ300mほど先なので、もうひと頑張りしなければならない。なだらかな尾根の登りで間もなく茶畑山山頂着。三角点は藪の中のようだ。ここから仰ぎ見る戸立山は三角錐の秀麗な形をしていて、登頂意欲をそそった。 まだほとんど残雪に覆われた尾根はなだらかで、僅かなアップダウンを繰り返して進むと、戸立山直下に到着する。しかし、そこから残雪が切れて藪が現れていた。この尾根の藪は潅木の枝が曲がりくねって、まるで有刺鉄線のようになっていて、おまけにクロズルが絡み、そのうえ猛烈な笹、低い松・・・等で、無雪期はさぞ大変なことであろう。 山頂の西側(右側)の斜面は少し急だが雪が付いていたので、そちらから登ることにする。少し藪漕ぎをすると、沢が阻んでいたので上流のガレ場をトラバースし、急な雪面に辿り着く。 あとは回り込んで間もなく山頂となる。三角点の周りだけ藪が刈られていた。山頂は360度の展望。正面には以東岳から化穴山に連なる稜線がくっきり見え、振り返れば月山も望むことができた。 |
雨量観測所 | 尾根の雪は割れている |
茶畑山手前に続く広い尾根(下山は要注意) | 茶畑山から戸立山に続く尾根 |
山頂にて(360度の展望に感激) | 戸立山から望む以東岳 |
戸立山山頂から辿った尾根を見下ろす(中央に池あり) | 山頂からの化穴山 |