天地人を巡る旅(米沢)     戻る

 フリー切符が手に入ったので,「天地人」の舞台である米沢へ出かけた。
 あまり大きくない米沢駅に降り立つと,やはり今放映されている大河ドラマの影響が多くの人で賑わっていた。
 観光協会の人もいて,熱心に案内をしていた。
 今回は効率的に回るためツアーに申し込んだ。
 米沢駅前から出発するツアーは「直江兼続と前田慶次の史跡めぐり」で料金は2,000円とのこと。
 10人ほどの乗客を乗せ,午後1時半に出発した。
 まず向かったのは春日山林泉寺だ。新潟の春日山から移設してきたとのこと。境内の墓所には主人公「直江兼続」と妻の「お船」の墓が仲良く並んで建てられていた。戒名を見ると「院殿居士」「院殿大姉」と最高の戒名がつけられていて驚いた。

直江兼続とお船の墓

 また境内の少し離れた場所には上杉謙信の姉,仙桃院や上杉景勝の妻,菊姫のお墓もあった。

仙桃院と菊姫のお墓

 次に向かったのは直江兼続の指揮下で築かれた石積の堤防「直江石堤」だ。マイクロで移動するとちゅう「旧米沢工業学校本館」を車窓から見学した。
 さて,直江石堤の駐車場に到着し,川沿いに300m位歩くと,石積された堤防がずっと続いていた。
 ガイドさんの話によると,整備のため石堤を少し壊した時,石積みされた中から大きな岩が出てきたそうで,大型重機のなかった昔に,よくあれだけの工事をしたものだと驚きだとのこと。

直江石堤

 あらためて直江兼続の偉大さを見る思いだった。
 次に向かったのは「堂森善光寺」だ。途中,車窓から南原石垣町武家屋敷や芳泉町武家屋敷など,昔の萱葺き屋根や石垣が残っている所を見学した。

前田慶次供養塔
 「堂森善光寺」では前田慶次供養塔や見返り阿弥陀如来を見た。
 最後に向かった所は宮坂考古館だ。ここには直江兼続,前田慶次,上杉景勝の甲冑が展示してあり,意匠をこらした甲冑にはその武将の人柄を感じとることができた。
 隣の建物には口径毎の「火縄銃」が展示してあって,知将兼続の愛と義と行動力を思い存分感じ取ることができ有意義だった。


最後に余談ですが、「米沢」と言ったらやはり「米沢牛」が有名である。
せっかく行ったのだから、本物の米沢牛が食べたくて、牛のフルコースを頂いちゃいました。


米沢牛外ももしゃぶと無花果のサラダ仕立

米沢牛テールのコラーゲンとマッシュルームスープ・そうめん南瓜とトリュフのミートソース


米沢牛ももとマクラの刺身・泡醤油

米沢牛トロ握り 内ももタタキ寿司

米沢牛ランプと肩三角

米沢牛イチボと松茸の茶漬け 香の物

デザート

おなかいっぱい。満足、満足。