台湾の山(圓峰小屋〜拝雲山荘〜西峰〜東埔温泉)

2008.6.30(月)
 今日は残る1つ西峰登頂だ。5時起床。雲ひとつない快晴になった。
 頼さんが日の出を見に行きましょうと言う。みんなで一段高いところへ上がってご来光を仰ぐ。素晴らしい。
 2日前に登った南峰が荒々しい姿を見せていた。 
 2日間泊まった圓峰小屋をあとに荷物をまとめて拝雲山荘に向けて出発する。カールを登りきると前方には玉山をはじめ360度の眺望だ。前に何回も訪れているみんなは、あれは何々山、これは何々山と山座同定に忙しい。
 トラバースを過ぎジグザグの樹林帯を下ると拝雲山荘に到着する。登山者は誰もいなくて静かだった。
 西峰はここから往復できるので、荷物を置いて出発する。笹の生える尾根を行くと足場の悪いトラバースがあるがそれもわずかで、あとは気持ちのよい稜線漫歩となる。振り返ると玉山が違った角度からその荒々しい姿を見せていた。
 冷杉の生える展望のない尾根になるとまもなく山頂だ。途中、初日に登った前峰を望むことができた。
 山頂から少し下ると、日本人が設置したという1メートルくらいの祠のある場所に着いた。台湾は日本と密接な係わりがあったようだ。
 帰りはパンダのようにタケノコを食べながら戻った。
 拝雲山荘でお湯を沸かしラーメンを食べ大休止した。
 5日間の変化に富んだ山旅を終え、思い出を胸にあとは来た道を延々と登山口まで戻った。こちらは午後から必ず天気が悪くなるようで、次第にガスッて景色を望むことはできなくなった。
 その後、専用車で東埔温泉に向かった。
 宿にはすでに周先生が来ていて、温泉に入ってからガイド共みんなで夕食を取った。
 5日振りに風呂に入り、美味しい食事をいただき大満足だった。
日の出 紅さんと頼さん
南峰(3844m) Y子さんと
西峰へ向かう途中から玉山を見る 西峰にある日本人が設置した神社
帰り道 東埔温泉
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