台湾の山(上東山荘〜前山〜拝雲山荘)
2008.6.27(金) 下界は30度を超えていてもここは標高2600m近くあるので涼しい。 朝5時起床。 ガイド兼ポーターである紅さんと頼さんはかなり荷物が担げるとのことなので、みんなで重いものは預けることにした。でもそれも限度があり、結局ザックは15kgほどになる。 6時朝食を取り、車で出発する。 少し行くとゲートがあり、一般車はその先は行けないが、我々は運良く登山口まで乗り入れることができた。 身支度をして出発する。 右側が深い崖になっているアップダウンの少ないトラバースの道を延々と進む。黒部下の廊下のようだ。足場はしっかりとしていて、所々木の階段なども設置されていた。 1時間ほど歩くと、東屋のある場所に着く。「孟ロク亭」とのこと。モウロク?とは何とも奇妙な響きの名前だ。 休憩していると、1人の男の人が何やら不思議な踊りを始めた。頼さんによると、こちらの伝統的なお祈りとのこと。 そこから30分行くと、前山の登り口に着く。荷物を置いて往復することにした。 日本から玉山へのツアーは拝雲山荘に泊まって山頂往復のみというのが多いが、個人の遠征だといろいろアレンジできて楽しい。 さて、荷物を置いて前山に向かう。 急斜面を手も使ってよじ登ると、一旦傾斜が緩む。雨模様でガスって残念ながら景色は望めないが台湾ツツジが沢山咲いていて目を楽しませてくれた。 そこから岩雪崩のようになった所の急な岩の上の長い登りとなる。ルートを誤ると非常に危険なので、ガイドがいなければ大変だ。ようやく地面が出てきて笹のトンネルをくぐると山頂到着だ。残念ながら眺望がない。 下山は細心の注意を払って分岐まで下った。 分岐に戻り、また重い荷物を担いで出発だ。雨脚が次第に強くなり本降りになった。 1時間ほど歩くとちょっと広い休憩舎に着く。地元の若い子が大勢いたがみんな軽装だ。我々の大きな荷物を怪訝そうに見ていた。 雨に濡れたザックがさらにどっしりと重くなり、拝雲山荘までの2時間半は本当に辛かった。 あまり大きなアップダウンはないが、それでも徐々に高度は上がっているので、特に山荘手前の登りはもう足が上がらないほど疲れた。 山荘は多くの人でごったがえしていた。 炊事場はあるが食堂はなく、入り口のテーブルで立って食事をしているようだ。 ここは最近ベッドの数しか予約を取らずオーバーの場合は抽選とのこと。人気のある山だが、だんだん登りにくくなっているようだ。 ようやく部屋に落ち着く。疲れて食欲があまりない。とにかく早く横になって休む。 |
登山口にて | よく整備された道 |
台湾ツツジ | ユリ |
前山山頂 | 台湾ツツジが満開 |
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