鮫ケ尾城跡 所在地 新潟県妙高市大字宮内・籠町・雪森 戻る
「御館」見学の後,次に向かったのは鮫ケ尾城跡だ。 ここは城山(187m)のほぼ全域にわたって大小200か所以上の削平地,16条の堀切,11条の堅堀,20か所の土塁,井戸などを配した堅固な山城で,戦国時代に春日山城の支城群の1つとして信濃方面警備の重要な拠点だった。天正7年(1579年)頃は堀江宗親が城主だった。上杉謙信亡き後,その養子だった景勝と景虎が跡目争いを起こした。それが「御館の乱」で,景虎が関東へ逃げる途中,ここで自害した場所である。景虎はこの時26歳であった。 大河ドラマ「天地人」の影響で最近標識が整備されたようで迷わず麓にたどり着いた。 神社の駐車場に車を止めさせてもらい,標識に従って車道を進む。途中に広い駐車場がありその奥に城跡への矢印があったのでそこを進む。ひと登りすると公園のような所に出る。管理棟があったので寄った。 この城跡一帯はカタクリの群生地らしく,花の終わったカタクリが沢山あった。 管理棟の奥へ進み車道の下をくぐり抜けると幅広の道の登りとなる。途中「景虎清水」という冷たい清水があった。 その先高度を上げながら登ると山頂に着く。ちょうど八重桜が満開で低い山ではあるが見晴らしは良い。 下りは登り着いた場所の反対側へ進み,少し下ると道が交差しているところに出て,一旦右へ行ってみる。屋敷跡の広場と春日城跡にあったのと同じような井戸があった。 先ほどの十字路まで戻り,今度は右に折れて進む。斜面にはおびただしいオオワカガミが満開になっていた。一旦下り少し登り返すと広場があり,その広場の先へ進む。新緑の気持ちのいい林の中を通り,左に管理棟への道を見送り,更に進むと車を止めた場所にひょっこり出た。 |
景虎清水(冷たく美味しい) | 山頂 |
当時の井戸 | オオイワカガミが満開 |
登ったルート |