大平山  560.8m  戻る

登山月日  2011.5.27
所在地   新潟県村上市
登山道   有
三角点   二等三角点

 この山は,15年ほど前まだルートがよく整備される前に登ったことがあるが,今回は周回ルートをとるため午後から出かけた。
 この辺一帯はヒルの生息地なので気にはなったが,何とかなるだろうと安易な気持ちで登り始めた。
 登山口のある南大平ダム湖公園には、天体観測の建物があり、駐車場に車を止め歩き始めると,登山口に大きなシマヘビが通せんぼしていた。
 ヒルも嫌だがヘビはもっと嫌なので、木の枝で脇へ逃がしてようやく先へ進んだ。
 雑木林をひと登りすると尾根に出て、そこには東屋があった。登山道はよく整備されて明瞭になっていて、以前に登った時とは大違いだ。
 そこから尾根伝いに緩やかに登る。小さなピークをいくつか越え,山頂に近づくとブナの林になる。登山道沿いにはブナの巨木も点在している。
 山頂は広く刈られ,二等三角点があり,正面に鷲ガ巣山を望むことができた。
 今日は一周目的で来たので,山頂から先へ進む。ここまで良い道だったが,この先はあまり人が行かないようで,途端に藪っぽくなった。
 痩せ尾根になり急な斜面には古いロープが何箇所か下がっていた。
 所々木の枝や笹が登山道を覆い隠しているような所もあり,このままいくと藪になってしまいそうだ。
 急斜面を登りきると3町村境界(村上・神林・関川)に着く。主三角点と小さな杭があり、すぐ近くに光兎山が望めた。
 その先,小さなアップダウンがいくつもあって,ほんのちょっとのつもりが意外と長く感じた。ただ,登山道脇にはオオイワカガミが群生していて素晴らしかった。
 かなり歩いた所で,あと4Kmの杭があり,その後あと3Km,あと2Km,あと1Km,という杭に励まされながらようやくダム公園まで戻った。
 幸い熊やヒルに脅かされず、誰もいない山を楽しんだ。山頂から先はルートが不鮮明なところもあるので,心配なら同じ所を戻ったほうがよい。
登山口 途中の東屋
大平山山頂 山頂の二等三角点
登山道は笹に覆われている オオイワカガミ
ブナ林 縦走路からの大平山