松平山 953.9m 戻る
登山月日 | 2011.5.7(土) |
所在地 | 新潟県阿賀野市(旧北蒲原郡笹神村) |
三角点 | 一等三角点 |
登山道 | 有(今回登ったルートは無) |
コースタイム | P−0:30−堰堤ー4:15ー松平山山頂ー3:45ー堰堤ー0:30−P |
今回登ったコース |
松平山は五頭山塊の北に位置し,一等三角点の山である。 今回,山仲間のAさんに誘われて三人で,一般ルートとは違う 裏五頭側から登った。 以前の2万5千図には載っていないが, 綱木から茂松川沿いに林道が奥まで伸びていて,そこを入って行く。 しかし,道路は間もなく残雪があって進めなく,途中からは歩くことにする。 30分ほど歩くと堰堤があり,そこから尾根に取り付く。最初,杉林の中を進んで行くと 448メートル先の尾根に出る。 Aさんが邪魔な枝を落として進んでくれるので助かる。2万5千図を見ると分かるように,五頭山塊は等高線がかなり混み合っており,特にこの松平山周辺は顕著だ。 ヤブツバキが咲いている。 尾根に出ると若干のけもの道がありいくらか楽になるが,右側は数百メートルの断崖が続き,一歩も気を許すことはできない。こんな尾根を登ろうなんて思ったAさんには驚きだ。 そこは痩せ尾根で,おまけにアップダウンもあり,また支尾根が何本も派生していて,下山を誤ったら大変なことになりそうだ。 標高520メートル辺りの痩せ尾根上に3メートル位の垂直の岩場があり,枝につかまってよじ登った。その先,611メートルは左側にブナのなだらかな尾根が分かれていて,下山は要注意だ。 標高700メートル辺りから藪は更に濃くなり,両手もフル稼働でひたすら上を目指して登った。沢筋には残雪があったが,急峻で,おまけに雪崩の音がしたので利用できず,930メートルまできてようやく残雪の上に上がった。 あとは雪の上を歩けるようになり、回り込んでようやく松平山山頂に到着した。誰もいない山頂から二王子岳や飯豊連峰など、まだ残雪たっぷりの山々の素晴らしい景色が広がっていた。 5時間あまりかかった大変なルートだったけれど,天気に恵まれ、この山塊を熟知しているAさんのお陰で充実した一日だった。 下山は、登りとあまり変わらない時間をかけて、慎重に下った。 |
イワウチワが満開 | 途中にあった図根点 |
藪漕ぎ | やっと残雪に乗る |
山頂を見る | 山頂からの飯豊連峰 |
松平山山頂一等三角点 | 山頂にて |