火打山
(ひうちやま)
標  高 2462m
三角点 三等三角点
登山道
所在地 新潟県妙高市
2万5千図 「湯川内」
登山月日 2006.05.13〜14
コースタイム 笹ケ峰ー4:00−高谷池ー2:15−山頂ー1:15−高谷池ー2:30−笹ケ峰
【記 録】

火打山は日本百名山の一つで、花の時期や紅葉の時期は大変な賑わいとなる。また、この時期は、そのなだらかな広大な地形のため、山スキーヤーにも人気の場所でもある。
 今年は例年に比べ雪が多く、笹ケ峰まで除雪されてはいたが、まだ辺りは2mほど残っており、駐車場からすぐ雪の上を歩く。
 悪天候を覚悟で来たが、それでも最初は、時々薄日の差すまずまずの日和。夏道はすっかり残雪に覆われ、見当をつけながら白樺林を黒沢橋まで進む。橋が埋まっているか心配したが、わずかに顔を覗かせていた。
 黒沢を渡り、トラバースしながらしばらく進み、十二曲りの急登となる。雪のある時はここが難所となる。アイゼンを付けキックステップで一歩一歩慎重に登る。最後の岩場は右を巻くか左を巻くかしなければならないが、わずかに夏道が出ていたのでそれをたどった。
 登りきったところにスキーヤーが3人休んでいた。この難所は、やはりスキーを外して登ったらしい。(スキーで登った猛者もいたようだが)
 なだらかな薄暗い林の中をマーキングしながら進むと、次第に霧が出始め視界が全く利かなくなった。先行のスキーのトレースをたどりながら黒沢岳の西側斜面をトラバースして進む。ガスって底の見えない斜面のトラバースは緊張した。
 トラバースが終ると尾根が広くなり、あちこちに付いたスキーのトレースをたどれなくなり、GPSで位置を確認しながら何とか小屋に着いた。
 小屋の周りはまだ積雪4.5mあり、雪の階段を下って入り口から入る。
 小屋は貸切状態で夕食には美味しいカレーとハヤシをいただく。ヒュッテには自炊の場所があり、水とガスは自由に使える。トイレも新しくなっていてきれいだが、ペーパーは持ち帰らなければならないとのこと。
 
 翌朝、起きてみると、みぞれ混じりの冷たい雨が降っており、視界は全く無い。ゆっくり朝食を取り火打山へ向けて出発する。
 雪に埋まった広大な湿原を横切り、方向を定めながら、マーカーをつけながら進む。尾根伝いに行こうと思ったが、夏道は残雪に隠され、藪が出ていて行けず、尾根の南側の残雪伝いに進むと、偶然雪の解けた夏道が姿を現し、しばらく岩のごつごつした道を登る。この辺りは風が強いのであまり雪が付かないようだ。
 夏道が途切れ雪の急斜面を登りきると 2300mピークに到着する。視界は全く無く、山頂かどうかも分からない。あちこちに雷鳥の姿を見かけた。
 とりあえず先のなだらかな雪面を進み、最後はキックステップで長い急斜面を登りきると、石積と杭と三角点のある山頂に到着した。山頂には昨夜からの新雪が6cmほど積もっており、まだまだ真冬の様子だった。
 勢いで山頂まできたものの、下りは更に大変だった。何回もマーカーを見失い、その度にGPSで確認する。
 うっかりするとかなりルートから外れて軌道修正を余儀なくされたが、それでも何とか小屋にたどり着き大休止。
 下山する頃になってようやく周りの山々が姿を現してきたが、広大な雪原は方向を定めるのも難しい。スキーのトレースは、黒沢ヒュッテ方面やあちこちに付いていて、うっかりたどれない。
 途中、滑落した人にヒヤッとさせられたが、無事に笹ケ峰までもどった。

登山口 高谷池ヒュッテ
山頂 火打山(右)・焼山(左奥)
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