八海山
(はっかいさん)
標  高 1778m
三角点
登山道 有  2008.7月の集中豪雨で現在通行止め
所在地 新潟県南魚沼郡六日町と大和町の境
2万5千図 「八海山」
登山月日 2003.07.06(日)(単独)
コースタイム 二合目登山口ー1:00ー稲荷社(四合目)ー0:55−七合目−1:20−九合目ー0:20ー稜線ー0:10−大日岳分岐ー0:30−入道岳ー0:25−五竜岳ー0:50−神生池ー0:35−阿寺山(三角点往復0:20)ー1:00−蛇食清水ー0:40−登山口(運良く車まで送ってもらう)
【記  録】  八海山は越後駒ガ岳、中ノ岳と共に越後三山と呼ばれている。千本桧小屋から大日岳まで、鎖場の連続する荒々しい岩稜帯の厳しい修験道の山である。JAC01会の秋の山行きが今年は八海山に決まった。その下調べということで出かけた。
 今回は新開道を登って、阿寺山経由で下ることにした。岩山のイメージが強い八海山だが、以外と花が多い山だ。
 二合目の登山口に到着すると、地元の人がいて登山届を書かされ、ルートの詳しい説明を受ける。7.8月は毎週待機とのこと、ご苦労様です。
 二合目から車道を10分ほど歩くと登山口になり、杉林からブナ林に変わり、すごく急な登りで四合目の稲荷社に着く。祠と狐の像があった。
 更に急な登りが続き五合目に出てようやくなだらかになるが、木々で展望は全く利かない。七合目で展望が僅かに開け、前方に八ツ峰の荒々しい稜線を望むことができる。
 九合目から急斜面のトラバースで鎖、梯子の連続となる。岩が濡れて滑りやすく注意が必要だ。ヒメシャガが多く咲いていた。
 稜線に出て右に曲がり梯子を登ると、大日岳分岐となる。以前はここから直に岩通しに大日岳に登ったのだが、あまりに事故が多いので左斜面にトラバースの道ができたのだ。 
 そこからは稜線歩きで最高峰入道岳に到着。展望は良いのだが、ガスったり、晴れたりで大気が不安定だ。山頂で久し振りにBPB局と無線つながる。
 稜線はツマトリソウ、トキソウ、タテヤマリンドウ、アカモノ、ニガナなどが咲いていた。
 入道岳からはガレ場の急下降だ。駒から縦走してきた4人連れに会う。知り合いだった。
 神生池はまだ全部残雪に埋っていた。登山道脇には数は少ないが、様々な花が咲いていて目を楽しませてくれた。
 阿寺山三角点は登山道から外れていたが、踏み跡があったので寄っていく。往復20分だった。様々な花もここまでで、阿寺山から下にはほとんど無かった。おまけに展望も利かない。
 落ち葉の厚く積もった登山道を足場を探りながら慎重にくだり、蛇食清水で大休止。ちょうどそこで休んでいたタケノコ採りの人に、運良く、朝、車を置いたところまで送ってもらった。
稲荷社(四合目) 八合目からの八ツ峰
九合目からこの斜面の中間をトラバースする 長い梯子あり
八ツ峰 入道岳
五竜岳 阿寺山山頂三角点
登山道に咲いていた花
ニッコウキスゲ ヒメシャガ
シラネアオイ ゴゼンタチバナ
タテヤマリンドウ モミジカラマツ
ミツバオウレン ツマトリソウ
オオイワカガミ ユキザサ
トキソウ ツバメオモト
アカモノ ウラジロヨウラク
ミヤマトウキ ショウジョウバカマ
ナナカマド ムラサキヤシオ
山ツツジ タムシバ