富士山 3775.6m

所在地  静岡県・山梨県
三角点  二等三角点
登山月日 2008.8.30〜31

 会山行リーダーとして富士山に出かけた。
 このところ全国的に天候不順で、所によっては大雨洪水警報が発令され、大きな被害をもたらしていた。
 一行16名、朝6時マイクロで新潟を出発し、関越道経由一路山梨を目指す。
 時折ぽつぽつと雨が当るものの、それ程大降りすることもなく順調に車を進めた。五合目に通じるスバルラインに入るとやはり山は雲の中、ガスって周りの景色は全く見えない。
 シーズン最後の週末とあって五合目駐車場手前から車は大渋滞だ。それでもマイクロバスは運良く先に進めてもらった。
 大型バスも30台近く止まっており多くの人でごった返していた。
 ガスっているもののそれでも雨は降っていず、急いでバスを降りてから広場で昼食を取る。12時25分発。
 しばらく幅の広い緩やかな下りを行く。七合目まで馬が通るので糞に要注意だ。
 途中から漸く上りになり最初の休憩地六合目に到着する。ここで吉田口と合流する。管理センターがあり注意書を渡される。
 ここから幅広いジグザグの道が延々と続く。上を見ると人、人、人の波。中には欧米人や韓国、中国の人も混じって大変賑やかだ。列の後に付いていたのではいつ到着するかわからないので、脇からゆっくり追い越しながら行く。あまり急ぐと高山病になるので、注意が必要だ。。
 途中でメンバーの一人が遅れはじめたので、他の人は先に小屋を目指してもらい、後からゆっくり歩いて行く。
 隊は分かれたがみんな登山経験豊富なので心配はいらない。
 七合目を過ぎると、幅広の道から次第に岩のごつごつした道になり、雨もちらつき気温も下ってきた。
 予約した小屋までたどり着くのは無理なので、下の山小屋に泊めてもらうよう頼んだが満員だと2軒断られ、3つ目の小屋にようやく落ち着いた。
 翌朝、ここから下るメンバーと別れ4時10分、他のメンバーの泊まっている上の小屋へ向かう。
 夜中でも富士山にしては珍しく寒くない。2時頃起きた時は満天の星空で流れ星も見えたが、また雲が広がってしまった。
 20分ほどでみんなの泊まっている山小屋に着き合流した。
 御来光を山頂で仰ぐため登山道は夜中から大渋滞だ。今回はそれを避けるため、小屋で御来光を仰いでからゆっくり出発することにした。ここの登山道はどこからでも御来光が見えるからだ。
 それでも登山道は渋滞して、山頂まで小屋から1時間のところ、1時間半かかった。山頂も多くの人でごった返していてトイレも行列だった。
 時折ガスがかかるものの、天気が良かったのでお鉢巡りをすることにした。
 時計回りに進むと、富士山本宮浅間大社奥の院がある。何とYさんはここに奉納のため寒梅1升担ぎ上げてきた。
 お参りをして最高点剣ガ峰に向かう。天気が良いので山頂三角点へ向かう階段も大渋滞だ。
 雄大な展望を楽しみながらガレ場を周回してもとに戻り、大休止した。悪天候の予報の中、もうけものの天気だった。
 下山は、足並みそろって軽快に何と2時間半で五合目まで下った。

山頂にて