浅草岳 | |||||||
(あさくさだけ) | |||||||
標 高 | 1585.5m | ||||||
三角点 | 一等三角点 | ||||||
登山道 | 有 | ||||||
所在地 | 新潟県北魚沼郡入広瀬と福島県南会津郡只見町の境 | ||||||
2万5千図 | 「守門岳」「只見」 | ||||||
登山月日 | 2003.06.27(金)(単独) | ||||||
コースタイム | 入叶津登山口ー0:50−沼の平分岐ー2:00(沼の平散策含む)−1077m−1:10−避難小屋ー0:45−山頂ー2:00(平石山経由)−入叶津登山口 | ||||||
【記 録】 | 先週は守門岳のヒメサユリを見に行ったので、今週は浅草岳に見に行くことにした。 コースは入叶津から沼の平経由とする。栃尾から六十里越えを通って行ったら、所々工事中で登山口まで3時間もかかってしまった。(帰りは会津坂下から高速で2時間15分) 入叶津には広い駐車場があり、冷たい水場もあった。 身支度をして出発。沼の平分岐まではジグザグに付けられた歩き易い道である。50分で分岐着。どっちに行こうか迷ったが、天候があまりよくないので先に沼の平へ寄っていくことにする。 分岐から下り、ブナ林の中を進むと、小三本沢に突き当たる。雨で増水していたが、長靴だったので何とか渡渉できた。 少し登ると左にエメラルドグリーンの神秘的な沼が見えた。地図に名前は載っていないが「笹沼」とのこと。更に少し先の右側に踏み跡があったので辿ってみたら3分位で「曲沼」に出た。 夏木立で「濁り沼」まで行くのは時間がかかるので、今回は止めにした。その先も大小の沼が点在していた。 また、途中には「風穴」といわれる冷風が吹き出している岩穴もある。それに大きなブナの木があちこちにあって見事だ。(個人的には先週の守門の雨晴ブナ林のほうが好きだが) 2番目の沢は難なく渡れた。稜線への道は上のほうが急斜面になり、荒れて古いロープが下げられていた。まもなく1077mの分岐着。 ここからはほぼ水平な道が続く。足元にはツバメオモト、マイヅルソウ、ミツバオウレンが咲いていた。「すだれ岩上」を過ぎて1時間ほど登ると「水場」と標識のある所に着いた。前方は広い雪渓になっていて、おまけにガスって進む方向が分からない。しかたがないので下山のために途中にマーキングの枝を立てながら30m位進むと、避難小屋の前に出た。(下山は晴れて見通しが良くなったらなんてことはない、すぐ先に小屋が見えるのだ) 小屋からは広大な雪渓に並行して夏道が出ていた。足元にはシラネアオイ、マイヅルソウ、オオイワカガミ、ゴゼンタチバナが咲いていた。(晴れていればそのまま雪渓を登っても良い) 上に行くに従い木道の草原になったが目立った花はなく、天狗の遊び場を過ぎてようやくヒメサユリに出会えた。特に山頂近くは見事だった。 眺望の良い山だが、悪天候で展望なし。でもこの山にしては珍しく最初から最後まで誰一人会わなかった。平日、悪天候、長丁場が幸いしたのかしら・・・ |
登山口 | 沼の平と平石山分岐 |
最初の渡渉点(登山靴では無理) | ブナの大木が多い |
笹沼(五色沼のよう) | 曲沼 |
風穴(冷風が吹いている) | 9合目の避難小屋 |
山頂付近は残雪多い | 浅草岳山頂 |
登山道で出会った花 | |
ヒメサユリ | サンカヨウ |
ハクサンシャクナゲ | シラネアオイ |
ゴゼンタチバナ | ツバメオモト |
マイヅルソウ | オオイワカガミ |