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2013-8-16 サンローランの広告に新タイプ登場!

サンローランの美容液、FOREVER は100年越しの科学で働きが解明されたという成分「グリカン」をアピールしています。
次々とアンチエイジングに効果的な成分や作用について紹介されていて、消費者としても落ち着く暇がないほどです。(一つのものをじっくり使い続けていられない、より効果的な成分を試したいと思う気持ち)

YSLが百貨店ブランドであることは知られていても、高額デザイナーブランドであり、限られた顧客や特定のコスメフリークに特定のアイテムが支持されている、印象があります。
しかしこの記事広告によって、ブランドがスキンケア化粧品開発に取り組む意気込みや自信を持って発売していることが、広く伝わり、新規顧客の開拓に結び付く予感があります。

イメージと、実売に結び付けることを模索した試みとして、注目できる広告です。

2012-12-27 アンチエイジング スキンケア傾向

当社がモニター通信機会に収集したスキンケア利用チャネルを見てみると、50〜60代でネット以外の一般通販が伸長傾向にあります。アスタリフトなど異業種の通販参入の際、アンチエイジング訴求のものが多いからかと思います。
サントリーがエファージュ(F.A.G.E)という60歳からでも間に合うというアプローチをしていますが、ほとんど今更と思っていることとそうではない人はもっと積極的な商品選びをしているのでは?
最近では年齢を下げ、50代半ばを過ぎると〜と消費者の気持ちに訴える取り組みをしています。60代は刺さらなかったものと思います。
       

同様の60代を設定した失敗例は、カネボウのキッカ。シルバーヘアのモデル(マダム訴求から)ちょっと普通、だけどプレステージコスメの位置づけに…起動修正しています。いずれもフラッグシップアイテムをたてて展開しています。(スタンプ塗のソリッドファンデ)
       

資生堂のアクティアハートは、早くから50代のスキンケアとして投入していてシンプルで選びやすく、スキンケアに肌のメイクアップ効果を付加させています。BBのはしりであり、さすが資生堂。先見性を感じます。
   

我社でアンチエイジングスキンケアで注目しているのは、UVA訴求のロレアルです。
HP上で肌年齢診断をしていて、UVカット意識と実行度によって診断される仕組みでズバッと年齢が表示されます。
UVAが肌年齢を老けさせる、というものです。http://www.lorealparisjapan.jp/uvalab/

このことを知ると将来のアンチエイジング対策は20代からといえるのではないでしょうか?
消費者の成分意識はマダマダです。例えばアンチエイジング成分でレチノールが話題になりましたが、今は少し忘れられています。コラーゲンは、ドリンクは高額ですがスキンケアの成分としては、配合されているものが多く、濃度訴求しかない、と見えます。
この点からもロレアルの紫外線A波に対する啓蒙活動の一環として、研究開発力を訴求していることが新しいと感じられます。
2012-11-01 鍋商品SPリーフに関するプランナートーク

(1)広告にミツカンの鍋メニューが入っていました。 鍋以外のメニュー提案をしています。
スーパーでも鍋の種類がたくさんありすぎて、消費者も選ぶのに困ると思います。
「鍋」だけで勝負するのか、鍋以外の使い道も考えるのか・・・ 難しいところですね。
今はメーカーで選ぶのではなく、その時の気分や食べたい味、目新しさで選びますよね。
メーカーとしてはつらいところでしょうが・・・

(2)確かに、そこまでして鍋調味料買うか・・・ですね。 料理を作るときは、素材を買って、切って下ごしらえも時間かかるのに簡単な調味をなんで、鍋のを使うの?って感じです。レシピはどれも、下ごしらえをするものばかりです。
調味に自信がなかったら、だしとして使おうと思うか・・・と考えるとレトルトパウチではなく、ペット入りの常温の濃縮を買いますね。味の素のキューブタイプは、この点からも応用がきく、という印象をもちました。

(3)メニューによっては「有効」だと思います。「鶏だしうどん」「とんこつつけ麺」など、スープが主体となる温麺には可能性を感じます。しかも家族分作れるし、失敗しないと自信を与えてくれます。初めてのつゆなら失敗のない「鶏だし」がよいかもですが、自宅ではできないとんこつスープもなんちゃって外食ぽくてよいです。
2012-10-10 10月10日はトマトの日、10を十(とお)とごろ合わせしたもの。多くはごろ合わせから、〇〇の日と決められることが多いですが、トマトは夏野菜として定着しているので、初夏のイメージです。

10月だと生のトマトは、季節的に終わったという印象になってしまうため健康に良いトマトを秋冬にも美味しく食べましょうの日、としてトマト加工食品をど〜んと店頭でアピールするのがよいと思います。

10月に入ったらトマトの日に向けて、日ごろ見ないトマト加工食品と出会えるきっかけになれば・・・。
2012-05-17 カゴメのカラダNEXT(ソイブレンド)

3/20(火)の新聞広告を撮影
3月20日の朝日新聞の一面広告で「ひとくちから、未来を考える」というコピーと商品が目立っていました。
たべることが地球の未来とつながっている。という説明があり地球にやさしい食事の大切さを考えて生まれた商品として紹介されています。
これまで環境にやさしい商品は食品では包装に関してが主でした。
自然食(無添加など)もからだに良いものを・・という切り口でアピールされているものが多い中、ついに食べ物も地球規模で考えなくてはならにのか、という印象でです。
消費者が「だからなんなの?」という気持ちにならないか・・・が気になります。。

商品からはあまりにも、大上段、重すぎるメッセージかもしれません。
消費者としてこの商品がおいしいか、おいしくないか、 また、今飲んでいる豆乳や大豆飲料と比べてどうちがうのだろう・・というのが知りたいところなのにそれを想像できる情報は、「なめらかで優しい味わい」でした。
なめらか、とは大塚製薬の「スゴイダイズ」を意識しているのかもしれません。
カゴメといえば、自然でからだにやさしい商品を提供している会社というイメージが定着していますので、大上段に構えなくても消費者に受け皿はあると思うのです。もっと親しみやすく野菜と果物のイラストがありカゴメらしいおいしい大豆飲料なのだろう・・・と消費者が思えるようなアプローチはどうなのでしょうか?