2007年7月16日海の日。美保関で灯台の一般公開があるとのこと、さいわい休みだったので、行ってみることにしました。
美保関へは幾度か行ったことがありますが、灯台までは初めて。 1898年に建てられた山陰最古の石造り灯台で、世界灯台100選、日本の灯台50選にも選ばれているそうです。 [美保関燈台(ウィキペディア)] |
職員の方に案内されて、普段は登れない灯台の内部へ。 現在三代目という灯器は大人の背丈ほどもないコンパクトなもので、150Wのメタルハライドランプという明かりを使っているとのこと。ほんとにこれで40km以上遠くまで届くのかなというくらい小さなランプ。点灯していましたが、思ったほどまぶしくもない感じです。 |
この日から公開が始まった初代のレンズ。53年ぶりに大阪から里帰りしたそうで、灯台の隣にあるビュッフェの中にあります。 肋骨みたいなガラスを組み合わせたようなイメージのフレネルレンズ。高さが2.6m、内径が1.8mといいますからずいぶん大きい。 立派な作りで、大がかりなガラス細工を思わせるきれいな姿をしていました。 これが灯台の中におさめられ、ゆっくりと回る光を海に投げかけている様子を眺めてみたかった。 |
ビュッフェ内には以前から展示されていた二代目の灯器(1954〜93年)もあります。 時代とともに小型化・高性能化するのは当然としても、初代レンズの迫力は100年たっても変わるものではないようです。 |
訪れた日はあいにくの雨。晴れていれば隠岐まで見えるとのこと。またいつか天気の良い日に。 |