ずいぶんと寒くなった12月の朝。 車で走りながら時折空を見ていると、幻日が出ていることに気付きました。 うっすらと虹色がかった明るい光芒が左右に出ています。 |
このカメラの画角では両方をいっぺんには撮れません。左右に分けました。 右側の方が縦に少し伸びて、色づきもよくきれいだった気がします。 まぶしい太陽を隠すため、電柱を陰にしました。ちょうど電柱のあるところに太陽があります。 (幻日を際だたせるため、色調を補正しています。) |
その後幻日は薄くなりましたが、ふと真上を見上げると空が七色になっているところがあります。 最初はうっすら短い虹のようなものが見えていましたが、だんだん濃くはっきりしてきました。 どうやら環天頂アーク(逆さ虹)のようです。太陽の真上で、確かに天頂を取り巻くような感じの円弧でした。 |
これも僕のカメラでは太陽と一緒におさめることができませんでした。 左上の逆さ虹に対し、右下の明るい方に太陽があります。 幻日も環天頂アークも、風の弱い日に大気中の六角板状の氷晶によって現れるそうです。 以前に大山で見たのも環天頂アークだったのかもしれません。 でも、大山の時はあっという間に消えていきましたが、このときは1時間程度は見えていました。 大山の彩雲 多伎の彩雲 (島根県三瓶/2007.12.06・09:00頃) |