いろんな景色の中のモペットです。
【ギャラリー3】
漁港
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ススキ
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天使の羽
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駐輪場
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堤防の道
漁港
宵闇を照らし、水平線に連なる眩い光。
山陰の夜の海はイカ釣りの漁り火によって彩られています。
やがて再び訪れる船出の時を待ちながら、その体を波にまかせて揺らせる漁港の船。
海原をなでる風が、一層涼やかになってきます。
2005.09
ススキ
ゆったりとそよぐススキの穂。
遙か空まで届けとばかりに、精一杯その身を伸ばす。
揃って見つめるのは、風達の行く手。
冬を目指して軽やかに舞う、涼やかな風達の向かう先。
2005.10
天使の羽
晴れたり雨が降ったりと、この季節忙しい山陰の空。流れていく雲の端からは、背景の青空に線を引く光の帯が伸びてゆきます。下に向かって伸びる光の筋を「天使の階段」と呼びますが、四方にのびのびと広げているのは天使の羽なのでしょうか。
2005.11
駐輪場
駅の駐輪場にモペットを止めてふと屋根を見上げると、その梁に昼寝の猫がいました。まわりでは幾羽もスズメが猫の様子をうかがっています。“おこさないでね”の看板は猫の気持ちかスズメの気持ちか。こんな遊び心に気付くために、いつも心に余裕を持っていたいものです。
しかし、やっぱりこのモペットは自転車の中に紛れると違和感がありません。
2005.12
堤防の道
梅雨の時期なのによく晴れて暖かくなったので、川縁の道を走って海へ。狭い道のこと、前から来る軽トラックとゆっくりすれ違います。きらきらと少し傾きかけた日を反射する川面。速く走る必要のない贅沢が、惜しげもなく辺りに満ちています。
2006.6
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