からだまめまめ知識
〜頭痛の巻〜
頭痛は何故起こるの? 広い年齢層を通じて3人に1人は自覚があると言われる頭痛。頭部の筋肉や血管が何かの原因によって刺激を受けるために起こります。 その原因は、ストレスから発症するものもあれば、生命に関わる重大な病気のサインだったりと多岐にわたり、痛くなる部位や頻度、程度も実に多彩です。内科系から来るものが最も多く、次に目、耳、鼻、歯や脳などの神経に関するものと続きます。睡眠不足、女性の月経や貧血、高血圧・低血圧などが引き起こす場合もあります。 大きく2つ、急性のものと慢性のものに分けられます。風邪やインフルエンザで頭が痛くなるのは急性の頭痛にあたります。また急性で激痛を伴うものは、クモ膜下出血や脳溢血・脳血栓などの病気の恐れもあります。一方肩こりや疲れなどから来る頭痛は慢性頭痛の典型です。片頭痛も慢性頭痛の仲間です。 |
慢性頭痛の一般的な対処法 慢性の頭痛は大きく分けて頭の血管が拡張して起こる「血管性頭痛」と、ストレスなどで首や肩の筋肉が緊張して起こる「緊張性頭痛」の2種類があります。片頭痛は脳内やその周辺の血管が収縮→拡張するために起こる典型的な血管性頭痛です。一方肩こりや目を使いすぎて起こる頭痛は緊張型頭痛です。対処法としては以下の通りです。 1 頭は冷す(氷枕などを使うよりキャベツや白菜、ほうれんそうなどの葉野菜やビワの葉を使う方が必要以上に冷し過ぎず、痛みを取り除く働きがあります。この場合、葉を頭の前後に当てて冷し、適宜取り替えて下さい。使いすぎた目も冷すのが原則です) 2 肩や首は冷さない(温めたタオルやこんにゃく湿布などで凝り固まった筋肉をほぐすのが有効です) 緊張性の頭痛は心身の緊張を解くことにより解決します。ゆっくりお風呂に入ったり、好きな音楽を聴いたりして心身ともにリラックスするのが1番です。一方、偏頭痛は何故起こるのか未だ解明されていない厄介な頭痛で、病院ではたいてい鎮痛剤や精神安定剤を処方されます。しかし一方で薬物にたよらず、食事療法での体質改善によって軽減・完治する例も数多くあります。頭痛の起こる時の自分のパターンをみて、原因となりそうなものを排除するだけでも片頭痛は軽減します。 |
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