からだまめまめ知識
2風邪

何故、風邪を引くの?

原因はウイルス性のものがほとんどで、その数は200種類以上とも言われる風邪。
このウイルスの侵入を体が阻止できないと、いわゆる「風邪をひいた」状態になります。
発熱、くしゃみ、鼻水、咳、吐き気や嘔吐、下痢などウイルスが体のどこについたかによって出る症状も様々です。
また自律神経が活発に動いている時は、体の防衛反応も活発になっているので風邪をひきにくいのですが、大食や甘いものの食べ過ぎで胃腸が疲れたり、ストレスなどで気持ちが弱っていると自律神経も疲れて風邪をひきやすくなります。

ひきはじめには・・・


♯ゾクゾクする、悪寒を感じる、鼻水が出る場合♯
 冷えから来る場合が多いので体を温めて汗を出してあげるのが1番。
 体を温める食べ物(しょうが、ねぎ、にら、かぶなど)を積極的に摂って代謝のアップを。
 湯冷めしないようにお風呂に入るはOK。水分補給は温かい飲み物(番茶に梅肉エキスをといたものが◎)で。

♯喉が痛くていがいがする・水分を取っても喉が乾く場合♯
 喉や鼻の粘膜が乾燥してそこにウイルスが入りこんでいるので炎症や発熱を引き起こします。
 熱を追い出す食べ物(ほうれんそう、大根、豆腐など)を積極的に摂って潤いを補給して。
 汗をかいて熱を冷ます方法は逆効果になります。同様の意味で唐辛子を使った料理もNG。

♯おなかが痛くなる・吐き気がする・下痢、排泄物が黄色っぽい場合♯
 胃腸の働きが弱っている所にウイルスが入り込んで起こる、いわゆる「お腹にくる風邪」です。
 こんにゃく湿布
でお腹全体を温めたり、おかゆにしょうが入れて食べるなど体内から温めるのも良。
 サラダやお刺身などの生物は控えて。消化の良いもの(長いも、さつまいも、おかゆなど)を摂り、塩分を控えた薄味に。
 食べ過ぎない(欲しくなかったら食べない)ことも大事です。
 


本格的に風邪を引いてしまったら・・・。


何より安静にして睡眠を充分とること。
食事で避けたいものは、甘いもの、肉、魚、卵、乳製品です。
栄養をつけようと思って、肉や卵を食べるのは逆効果! 
お腹を軽くした方が早く毒素が流れて行くので食事を簡素にしましょう。
食べたくなかったら食べなくてもOK。ただし水分補給だけは忘れずにして下さいね。
イオン飲料は含まれる糖分の方が気になるので出来れば避けて、
番茶に梅干を入れたものや梅肉エキスを湯に溶かしたものを飲んだりするのが良いです。
子供は甘味がないと飲みたがらない場合もありますので、
その時は黒砂糖や粗製糖、はちみつを少々入れましょう。