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事務所への抗議電話

(1)うちは悪徳会社じゃない。謝罪しろ!

それは、午後一番の電話でした。

○○と申します。クーリングオフ通知書を受け取って中を読んだんですが・・・・

そう言って始まった電話は、猛烈な抗議電話でした。

相談者は、無料体験の広告を見て申し込んだところ、商品の購入を勧誘され、断れないような雰囲気の中、高額な契約を結んでしまったというものです。 ただ、店舗での契約と思われましたので、通常であればクーリングオフできません。店舗販売がクーリングオフできるためには、いくつかの条件があります。 そこで、クーリングオフ通知書代行の依頼を受けた私は、それら法的根拠を書いた通知書を作成し、発送したのですが、その中身が気に入らなかったようです。

「うちの会社は悪徳会社じゃない。社員はみんな、真面目に一生懸命仕事してるのに、こんな通知書を送って来て何だ!謝罪しろ!うちには顧問弁護士だっているんだ。 うちのビジネスモデルが法律に違反していないことは、弁護士にも聞いて確認してある。」という感じで、まくし立てられました。

そして、「こんな通知書を送って来なくても、クーリングオフには応じている。書き方が悪い。」と言って、私の文章の添削まで始めました。

私は、これが自分の個人的なことであれば、反論も出来たのですが、相談者とこの業者との間でトラブルになることは本意でないため、じっと我慢して30分以上も相手の話を聞きました。

ただ、こんなことを言うと素人じみていますが、正直言いまして、この業者による文章の添削は勉強になりました。書き方一つで腹が立ったり立たなかったり、相手の受け取り方が違うものです。

余談ですが、後にこの会社の商法は問題視され、経済産業省の通達も改正されました。

(2)書いてあることが全然違う!

「あの〜クーリングオフ通知書が届いたって本社から電話があって、その中身にとんでもないことが書いてあるって連絡が来たんですが、私はそこに書いてあるようなことはしていません。全くでたらめです。嘘ばっかり書いてあります。本人からきちんと話を聞いたんですか?」

その電話をもらって、最初はとんちんかんでした。

確かにその会社に、最近クーリングオフ通知書を送りました。しかし、どうも話がかみ合わないのです。しかし、電話の相手は冷静さを欠いて、文句を言いたくて仕方がないようです。そのため、話が進みません。

結局、どういうことだったのかと言えば、全く同じ時期に私と別の行政書士から2通のクーリング通知書が届いたようです。私の依頼者の名前はMさん。同じ時期に別のクーリングオフ通知書を送付した行政書士はM氏。偶然なのですが、MさんとM氏は苗字が全く同じでした。 その辺の勘違いから私の事務所へ間違いの抗議電話をしてしまったようです。どうも、「Mという行政書士からクーリングオフ通知書が来た。」という連絡を受け、本社に対してMという行政書士の電話番号を聞いたところ、本社がMさんの(通知書を書いた)行政書士(=私)の電話番号を答えてしまったようです。

なお、途中で間違いに気づいたようですが、謝罪の言葉はありませんでした。

 

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