「4人な日々-買い物編」
「荷物よろしく〜」軽快な足取りで跳ねるように歩くのはフィーア
「二人ともゆっくりしててね〜」笑顔でだいすけとコウキに手を振るのはアスリーン
だいすけとコウキを喫茶店にほったらかしてお買い物にでかけたアスリーンとフィーアの二人
さてさてどんなトラブルが待っていることやら・・・
「さっきの店から行こうか?」
「他にもまだまだみたいところあるしそうしよ〜」
「うん♪」まだまだ買い足りないとばかりに足早に歩く二人
街はすっかりクリスマスムードでイルミネーションやらライトアップされてる様子
次のお店を探してきょろきょろとあたりを見回しながら
「それにしても、どこのお店も飾りつけスゴいね〜」
「だって12月と言えばクリスマスだよ〜」
あたりはさすがに12月らしくコートを着込んで腕を組んだカップルが目立つ
「あ〜、そうらしいねぇ」
「フィーアちゃんはクリスマス好きじゃないの?」
「あたしだ〜い好き♪」満面の笑顔でアスリーンは答えた
「私の場合、クリスマスをこうやって過ごすの初めてなんだ」
「へ〜そうなんだ〜じゃぁ今まではどうしてたの?」
「あっちにいた頃はそもそも習慣がなくて」
「多少知ってるひとがパーティーをやってたぐらいかな」
「ほら、私とコウキって天覇に来てからは日が浅いでしょ」
「そういえばそうだったね〜昔から仲良しだと勘違いしてたよ〜」
「そうだねw」
「アスリーンとだいちゃんのおかげで、私もしょっちゅう忘れてるw」
アスリーンを見ながらフィーアは微笑んだ
「それじゃ初めてのクリスマス前を満喫しよ〜」「うん♪」
にこにこしながら「う〜ん」と考え込むアスリーン
「今年のだいちゃんにあげるプレゼント何にしよっかな〜」
「フィーアちゃんもコウキさんになんかあげるんでしょ〜?」
フィーアの表情が曇る
「・・・・それなんだよねぇ」
「何か問題でもあるの〜?」
「じゃあ、アスリーンはだいちゃんに何あげるつもり?」
「去年は手編みの帽子あげたからそれにあわせるような手袋でもあげようかな〜」
軽くため息をついて「アスリーンは器用でいいね」
「編み物結構楽しいよ〜フィーアちゃんも教えたげるから一緒に編んでみる?」
「無理」きっぱりと即答
「だいちゃん去年あげた帽子すごく喜んでくれたよ〜」
喜んだ顔を思い出してにこにこするアスリーン
「コウキさんも喜ぶと思うけどな〜」
「それが問題なのよ」困った顔したフィーアがつぶやいた
「問題?なにが?」フィーアの顔を覗き込む
「コウキって何あげたら喜ぶのか、まったく検討がつかない」
「あ〜それはあるかも〜」
プレゼントはあげる相手が喜ばないものあげてもしょうがないものだ
「コウキさんの喜びそうなものってさっぱりわかんないよね〜」
「そうなんだよね〜あれでメルクもある程度できるし・・・仕事関連は×」
「なるほど〜それじゃコウキさんの趣味とかは?」
「読書?」たしかにコウキはよく本を読んでる
「フィーアちゃんが本を書くわけにもいかないしね〜」無茶言うなよアスリーン
「そりゃあね」いつものことなのでさらっと流してくれたw
「手作り関係は私が無理だし」
「ブックカバーとかどうかな〜?」
「もってる」
「あう〜」
少々間が開いてから少し照れくさそうにフィーアが口を開いた
「でね、色々考えたんだけど・・・り、料理を頑張ろうかなぁ〜と」
「を〜手作り料理にコウキさんもめろめろだよ〜♪」ノリノリのアスリーン
「ないない」さらっと返すフィーアw
「料理ならあたしも教えてあげられるし♪」
「それなの!!」妙に力強い返事が返ってきた
「ほへ?」あまりの勢いにマヌケな声をだすアスリーン
「お願い、アスリーン!メニューは考えてくるからコツとか、わかんない部分のアドバイスして欲しいの!!」
頼られたのが嬉しいのか「ふふふ、お安い御用だよ〜」
「あたしにど〜〜んとまかせといて♪」胸をはって答えた
ほっとした顔で「よかったぁ、今日はそれも相談したかったんだ〜」
「じゃぁコウキさんの好きな食べ物作らなきゃね♪」
「その辺はそれなりに付き合い長いから大丈夫v」
「それならバッチリだよ〜」
フィーアの初めてのクリスマスプレゼントも決まりご機嫌な二人
「じゃぁさ〜二人ともプレゼントも決まったし〜」
「うん?」にこにこするアスリーンの顔を眺める
「イブはお互い二人っきりで過ごしたいし〜」エヘ
「そゆもの?」クリスマス自体ちゃんと祝うのが初めてなフィーアにとって当然の疑問だ
「そうだよ〜イブってのは恋人達の夜なんだよ〜」世間の一人身の人に謝れアスリーンorz
「ウチには関係ないようなぁ・・・で?何するの?」
「クリスマスの日に4人でパーティしようよ〜」
「こないだの鍋みたいに!?」ピンときたフィーアの顔も明るくなる
「そうそう、こないだは和食だったけどクリスマスだから洋食と〜ケーキと〜クッキーとかいっぱい作ってみんなでワイワイするんだ〜」
「楽しそう〜!」鍋の楽しさを思い出したフィーアがぱちぱちと手を叩く
「あ、それってさ。アスリーンの家でやる?」
「うちでもいいしフィーアちゃんちでもいいよ〜」
「ウチじゃ、準備が無理かも。コウキ仕事のはずだし」
「あたしが洋食得意だから準備はうちでやったほうがいいかな〜」
「うん、そうだね〜って!待って!!」ちょっと悩んで慌てるフィーア
「え?どしたの?」突然のリアクションに心配になるアスリーン
「それなら、やるのは絶対クリスマスがいい!!」
「うん♪それじゃクリスマスの日であたしは全然OKだよ〜」
「ありがと、前日にだいちゃんとアスリーンの料理食べてたら・・・考えただけで、プレゼント考え直しちゃうよ」
「そんなことないってば〜」
「さてっと・・・クリスマスにパーティするのも決まったし買い物の続きしよ」
「そだね〜パーティするんだからツリーとか欲しいよね〜」
「あぁ、そうだね〜こっちに来てから、初めて見たけどキレイだよね〜」
「二人で飾りつけしようね〜」毎年ツリーの飾りつけはアスリーンの担当だ
「やったことないから、楽しみ〜」初めての飾り付けにワクワクするフィーア
「いっぱい飾りつけするんだからパーティ用のおっきなツリーがいいよね〜」
「あれの飾り付けは楽しそうだよね〜」
「てっぺんにお星様つけて〜白いもふもふで飾って〜」
「私はぴかぴか光るのも好きだな〜」
「それ重要だよね〜ろうそく消す前にぴかぴかしてるの綺麗だモンね〜」
「そうだよね〜♪でも、置く場所ないよね」
「おまけにさすがにアノ二人でもおっきなツリーはもうもてないかも・・・」
「む〜」
二人して少し悩んで買うのを諦めるのかと思えば・・・
「こっちのちいさなツリーならまだ大丈夫だよね♪」諦めてなんかない様子
「そうだね、これなら可愛くて、部屋に飾るのもちょうどいいかも」
「それじゃコレにけって〜い♪」
「飾り付けするの楽しみ〜♪」
「でもふたりで持ってくのは大変そうだね、どうしよっか?」
「あたし達には強い味方がいま〜す♪」満面の笑顔のアスリーン
「?」いきなりだったので驚くフィーア
「今のんびり休んでる親切な人達が運んでくれるはずだよ〜♪」
山ほどの紙袋ぶら下げた二人にまだツリーを運ばせようとする鬼がイマス
「あぁ!ゆっくり休んだろうし。ちょうどいいかもねw」
ピンと来たフィーアも「荷物もちは当然男の仕事」と・・・ここにも鬼がイマス
「うん。あたし達も歩き疲れちゃったし一度だいちゃん達のところ戻ろっか〜」
「そうしよ」
クリスマスパーティも決まり二人とも上機嫌
「お茶がおいしいって話だし、楽しみだね〜」
「そうだね〜あそこの角だったよね」
「あ、あのふたりテラスに座ってる」
「ちょっとおどかしちゃおうか?」ハイきました悪巧み
「うんうん。後ろからこそ〜っと近づこ♪」もちろんノリノリ♪
「うん♪あの位置ならだいちゃんがターゲットだねw」
「びっくりするだろな〜♪」笑いをこらえながら抜き足差し足忍び足っと(古
「そうだね〜。そーっと、そーっと」
こっそり近づいたがだいすけもコウキもまだ気づかない様子
「ん〜なんか話してるね〜もうちょっと近づかないとよく聞こえないなぁ」
「そだね、じゃあ引き続き。そーっと、そーっと」
「ここまでいけば聞こえるでしょ・・・って」