演 題 | おもな別題 | おもな演者 | 収録演題 (−は単品) |
ひ と こ と |
赤貝丁稚 | − | 5小さん | − | ビクター『傑作小ばなし特選集』に 収録された5小さんの小咄 40編のうちのひとつ |
赤 貝 猫 | − | 露の五郎 | − | 柳朝が小咄として演じる音もある |
朝 顔 | − | 仁鶴 | 壺算 | NHK『上方落語の会』200回 公演の高座で、仁鶴が 『壺算』のマクラに使っていた |
穴子でからぬけ | からぬけ | (多数) | (与太郎噺) | 4柳好のが味があったなぁ |
天河屋儀平 | − | 露の五郎/米朝 | − | 忠臣蔵パロディの艶笑もの |
医者間男 | − | 米朝 | − | 『艶笑上方落語いろはにほへと』 に収録されている |
一 眼 | − | (多数) | (ケチ噺ほか) | ほんのひとクチ程度のクスグリ |
いびき駕籠 | − | (多数) | 蔵前駕籠 | 駕籠ネタの定番マクラ |
宇治大納言 | − | 4小せん | お血脈 | 『お血脈』本編同様、 地噺小咄ともいえるギャグ集 |
売 り 声 | − | 3金馬 | 孝行糖 | 「ふるいふるい〜」「ふるかねぇ!」 |
追いかけ盗人 | − | 8文楽/志ん生 | (泥棒噺) | ナンセンス小咄の定番 |
お 歴 々 | − | 円生 | 紀州 | 「聞き違い」がテーマの噺 『紀州』にはうってつけのマクラ |
粥やろう | − | 円生 | 豊竹屋 | 短い中に風格のある音曲パロディ |
蛙の女郎買い | − | 志ん生 | (廓噺) | 志ん生の小咄といえばコレ! |
数 取 り | − | 米朝 | − | 尼さんのバレ噺。 米朝『続いろはにほへと』所収 |
風の神送り(1) | − | 8柳枝 | 搗屋無間 | 上方に同題の一席モノがある |
きらいきらい坊主 | − | 米朝 | 法華坊主 | 「坊主+聴き違い」という共通点で 米朝は『法華坊主』のマクラに使用 |
杭 盗 人 | − | 8円蔵 | 反対車 | 円蔵は『反対車』のギャグの 仕込みに使っている |
九 年 母 | − | 3三木助 | 道具屋 | 九年母って実物見たことないや |
鯉 ど ろ | − | 8文楽 | やかん泥 | 黒門町の泥棒噺のマクラ |
御 印 文 | − | 円生 | 開帳の雪隠 | 信仰が庶民の楽しみだった 古い時代が舞台。今では難しい? |
公 冶 長 | − | 志ん朝 | 駒長 | 円生もやったが音源未所持 |
肥 舟 | − | 円生 | 四宿の屁 | 東京では『四宿の屁』の一部 |
さくら鯛 | − | (多数) | (殿様噺) | 円生が千葉・習志野の高座で この小咄を演じた後、舞台を降りて 直後に倒れたのは有名 |
三味線鳥 | − | 円生 | 鶉衣 | CD『円生百席』の『鶉衣』のマクラ |
七 兵 衛 | 八 兵 衛 | 雲助 | − | 05年11発売『ミュージックサプリ小咄編』 に収録された小咄 |
甚五郎の作 | 甚五郎作 | 志ん生ほか | 鈴振り | 志ん生がよくやった艶笑小咄 |
大 黒 (1) | − | 米朝 | ぬの字鼠 | 大黒とは寺言葉で 「和尚の梵妻」のことをいう |
大黒の頭巾 | − | 米朝 | ぬの字鼠 | 米朝は上の『大黒』とつなげて 『ぬの字鼠』のマクラにしている |
大 根 舟 | − | 米朝ほか | − | 大根を舟で売りに来た時代の マンガチックなバレ噺 |
太 陽 | − | 5小さん | 浮世根問 | 与太郎小咄のひとつ |
他行医者 | 他 行 | 円生 | 金明竹 | 円生は小咄としてではなく 『金明竹』の一部としてやる |
試し斬り | − | (多数) | 首提灯ほか | 『増補〜』には一席モノとして 紹介されているが、現在は たいていマクラの小咄扱い |
俵藤太(2) | − | 小ゑん(談志) | − | 通販テープ『艶ばなし名人選』所収。 後発の類似CD集 『よそではめったに聴けないはなし』 では、表題作他小ゑん(談志)の 小咄は全部カットされている |
釣 指 南 | − | 10馬生 | あくび指南 | 10馬生が味があったっけ |
天神ばち | − | 米朝 | 天狗さし | 上方の童謡がモチーフ |
奈良名所 | − | (多数) | 大仏餅 | 『大仏餅』のサゲの仕込みに |
握 り 屁 | − | 談志 | − | 東京と上方では内容が違うとのこと。 談志がやるのは上方版 |
庭 蟹 | − | 志ん生 | 化物使い | コロムビアから出ている 『志ん生落語集ベストセレクション』 2巻の『化物使い』マクラだけに 収録されている珍小咄 |
野 辺 | − | 米朝ほか | 東の旅 | 上方落語『東の旅』の一部 |
人 ま ね | − | 志ん生 | 金明竹 | 最近は同じ「人まね」でも、 ペットの猿を使った小咄を やる人の方が多いですな |
貧乏神(2) | − | 円生 | 開帳の雪隠 | 貧乏神が家に来たらやだな(泣) |
豊年医者 | − | 円生 | 豊竹屋 | 明治の流行歌の替え歌 |
まわり猫 | − | (多数) | 蒟蒻問答ほか | 「猫より強いものはトラ」 「トラより強いものは竜」…… 一般的にもわりとおなじみ |
無言の行 | − | 米朝 | くやみ | 『桂米朝上方落語大全集』 (東芝EMI)13巻収録『くやみ』 のマクラでしか聴いたことがない |
無筆の医者 | − | 5小さん | − | 『薮医者』前半のクスグリ部分。 後半とは色彩が少々違う |
めくらの提灯 | − | 5小さん | 按摩の炬燵 | 5小さんが『按摩の炬燵』の クスグリに使っている |
もぎどり | − | (多数) | 軽業 | 『軽業』のマクラというより一部 |
ものいう赤子 | 老 子 | 5柳朝ほか | − | やり手が多いバレ小咄。 たいてい老子の逸話としてやる |
薬 研 | − | 3金馬 | − | 『大根舟』と似た趣向 |
幽霊の鑑札 | − | (多数) | (幽霊噺) | 幽霊ネタのマクラで、ブサイクな女性が 「幽霊ではなく化物で…」というアレ |
由 辰 | − | 米朝 | 三年酒 | 『三年酒』自体珍しい落語だが (『桂米朝上方落語大全集』14巻 のみの市販)、そのマクラで使用 されている、日和見心学者の噺。 面白いストーリーなので、誰か 復活させてくれないかなぁ |
りん廻し | − | 談志 | 雪てん | CD集『立川談志ひとり会』 第2集収録の『雑俳』に クスグリで使われていてる |