虹のお話

  ◆虹はどうして出るの?

プリズムを通した光が七色に別れるのと同じく、雨上がり、水滴を含んだ大気に太陽光線が当たると七色に別れ、虹となって見えるのです。この原理を発見したのは、かの有名なアイザック・ニュートンです。

  ◆虹は西に出る?

西にも東にも北にも出ます。でも真南には出ません。虹は太陽光線を受けて見えるので、太陽と反対側に出るからです。

  ◆二重の虹

内側が主虹、外側が副虹です。時々、虹の外側にうすい色の虹がもう一つ見えることがあります。これは水滴内で光がもう一度反射して出たもので、副虹と呼ばれています。この副虹は色の順番が普通の虹と逆になっています。

写真提供 DCAP デジカメで天体写真 

  ◆虹の花 < Iris アイリス>

あやめ、ハナショウブ、カキツバタ、イチハツなどのアヤメ科イリス属の花達は別名 『虹の花』 と呼ばれています。花の色が紫・えんじ・白・黄色・青など多彩で、虹の色ほどあるという事からです。
【イリス】とはギリシャ神話の虹の女神イリスに由来しています。虹の女神イリスは、ゼウスとヘラの使いとして虹の橋を渡り、天と地をつなぐメッセンジャーの役目をしていました。その為、イリスの花言葉に「使命」というのがあります。イリスの花の歴史は古く、古代エジプトではその花が信仰・知恵・勇気の象徴とされていて、王様の持つ“しゃく”や神殿、またスフィンクスの額もこの花で飾られていたそうです。

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