花の名前の由来‥‥冬の花

  ポインセチア

ポインセチアという名前はこの花の最初の発見者ポインセットの名前を取ったものです。園芸名はポインセチア・プルケリーマといいますが、プルケリーマとは「最上級の美しさを持つ」という意味です。ポインセチアの赤い部分は花ではなくて葉です。お間違えなく。また黄色や白を呈する品種もあります。北欧では古くから赤い色は魔よけの力があると信じられ、このポインセチアは魔よけの花とされています。

  

   アンスリウム

アンスリウムは学名です。アントスとオーラが合わさった言葉で、アントスは「花」、オーラは「尾」で、「花の尾」という意味です。アンスリウムの花はちょっと変わっていますよね。真っ赤なハート形をした葉のようなもの(仏炎苞・ぶつえんほうといいます)から一本の棒状の花軸を突きだし、それに小さな花が密集しています。この花軸がしっぽの様に突きでているからこの名が付いたようです。

 

  シャコバサボテン

シャコバサボテンはクリスマス・カクタスと呼ばれています。カクタスは英語でサボテンという意味で、クリスマスの頃花を咲かせるのでこの名が付きました。正しくは葉でなく茎なんですが、その形が蝦蛄に似ているからシャコバとなったんですね。
 また、これによく似たものにカニバサボテンというのがありますが、こちらは3月末のイースターの頃開花するのでイースター・カクタスと呼ばれています。もちろん茎が蟹の足に似ているから、という事ですね。二つの見分け方は、シャコバの方が茎の節がとがっている、カニバは茎の節が丸い、あと開花時期が違う、という点でしょうか。
 ちなみにサボテンとは「シャボン」からで、汚れを落とす石鹸のような作用があるから。英名の「カクタス」とはギリシャ語の「カクトス」=「トゲだらけの植物」から来ているという事です。

 

  シクラメン

シクラメンとはラテン語の「旋回する」という意味で、英語の「サイクルcycle」と同じです。これはこの花がつぼみを持ち、花茎が伸びてくるとらせん状にねじれてくる事からつけられた名だろうという事です。
 

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