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雉無名の音楽作品集


余暇に作曲した音楽作品をMIDI化したものを掲載しています。

使用エディタ:Singer Song Writer Lite 4.0
(Windows Media Player等でお聴きになれます)

これらの作品は著作権フリーではありません。



■悼歌(とうか) Op.1 [mid] 6:08

 2001.09.19 着手。
 2002.02.11 完成。
 2002.09.09 改訂。

 トランペット、ヴィオラとピアノのための作品です。
 同時多発テロ事件が作曲の契機となりました。犠牲者の生前の姿を想像したり、残された人々の悲しみについて考えたりしたことなどが、反映しています。


■弦楽四重奏曲ハ調 Op.2

 第1楽章 [mid] 10:28
 第2楽章 [mid] 10:26
 第3楽章 [mid] 6:16

 2000.10.01 着手。
 2002.04.16 第3楽章完成。
 2002.09.24 第2楽章完成。
 2004.03.09 第2楽章を改訂。
 2005.01.11 第1楽章完成。

 私が漠然と抱く”アジア的なるもの”のイメージを音にした作品です。
 第1楽章:民謡音階を中心にした歌謡的な性格の急速楽章。
 第2楽章:日本の最も古い音階である明朗な呂音階を中心にした田園風の緩徐楽章。
 第3楽章:民謡音階を中心にした躍動的なフィナーレ。中間の展開部は祭囃子風。


■バリ・レクイエム Op.3 

 ピアノ版  Op.3 [mid] 6:19
 弦楽合奏版 Op.3a [mid] 6:19

 2002.10.11 着手。
 2002.10.21 完成。

 テロ事件に対する追悼音楽を二度書こうとは思っていませんでした。 しかし、私がその音楽文化を心から愛するバリ島で、テロ事件が起こってしまった・・・。本作はバリの音楽のスタイルを意識しつつ、アジア人の心から発するレクイエムを意図して書きました。


■管弦楽のための音詩『バーミヤン』 Op.4 [mid] 11:27

 2001.06.10 着手。
 2002.12.16 完成。
 2005.10.27 オーケストレーションを修正。
 2006.02.04 オーケストレーションを更に修正。70小節目の後に1小節追加
 2008.12.21 オーケストレーションとテンポを修正。

 2001年にタリバンの宗教政策により破壊されたバーミヤン渓谷の石仏は、東アジアの文化に多大な影響を与えた古代ガンダーラの仏教文化の尊い遺産です。私はいにしえの時代の文化や、玄奘三蔵がガンダーラに辿り着くまでの道のりなどに思いを馳せつつ、アフガンが再び緑と文化の豊かな土地となることを願って、この音詩を書きました。
 物語的な標題はありませんが、前半は古代ガンダーラにおける石仏の威容や、玄奘がガンダーラへ寄せた思いを、後半は平和だった時代のアフガンの緑濃き農村で憩う人々の姿をイメージしています。


■チェンバロのための無言歌『雨のイベリア』 Op.5 [mid] 3:26

 2005.01.14 着手。
 2005.02.07 完成。

 高校時代に着想した旋律をもとに書いた小品です。
 元々はギターのための曲として着想したのですが、ギターでは弾けそうにない曲になってしまったので、チェンバロ曲として仕上げました。なんとなく地中海風の曲想であり、またほの暗い感じもあるので、上記のタイトルを付けました。
 

■ピアノのためのファンタジー集 Op.6

 第1曲『河童』 [mid] 3:00
 第2曲『木霊』 [mid] 6:01
 第3曲『つくも神』 [mid] 4:24

 2005.02.14 着手。
 2005.03.14『木霊』完成。
 2006.07.23『河童』完成。
 2008.12.21『木霊』改訂。『つくも神』完成。全3曲の曲集として確定

 曲集のタイトルの「ファンタジー」という言葉には、二つの意味が込められています。
 ひとつは曲種としてのファンタジー、すなわち自由な形式で書かれた曲という意味。
 もうひとつは文学のジャンルとしてのファンタジー、すなわち超現実的な内容の物語という意味。
 この曲集は、神話や伝説、昔話などに登場する神々や妖怪などのイメージに基づいた、”音楽によるファンタジー”です。


■交響組曲『若冲』 Op.7

 第1楽章『石灯籠』
 第2楽章『鶏』 [mid] 5:22 update!
 第3楽章『布袋様の伏見人形』 [mid] 9:19
 第4楽章『石峯寺』

 2006.10.16 着手。
 2007.01.20『布袋様の伏見人形』完成。
 2009.07.18『鶏』完成。
 2010.01.31『鶏』小改訂。 update!

 江戸時代中期の京都の絵師、伊藤若冲の作品を題材にした標題音楽です。
 若冲のことは最近(2006年の春頃)、テレビ番組で取り上げられているのを見て知り、画集などを購入してその素晴らしい作品の数々に触れました。また、名古屋で開催された『若冲と江戸絵画』展も観に行きました。
 若冲の作品の中では、華麗な(しかしどこか謎めいた)三十幅の『動植さい絵』が圧巻だと思いますが、遊び心の感じられる水墨画、版画などもあり、私はそれら全てに魅力を感じています。そんな若冲の絵に触発されて着想したのが交響組曲『若冲』です。レスピーギのローマ三部作交響詩や『ボッティチェリの三枚の絵』のような音画的な作品を思い描きつつ、作曲しています。



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