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ココではikamiがデジカメ撮影したシャカ関連PHOTOから、
イベント/作品をクローズアップしてご紹介。
まだまだ数は少ないものの、じっくりお見せしていきます。

祝!大熊さん初主演映画公開!!
オシャカサマpresents『巡査と夏服』函館上映レポート#2
開会式や授賞式では次々とゲストが登場。
いよいよ待ちに待った『巡査と夏服』を含む短編3作品の上映です。
【開会式/シナリオ大賞授賞式】多くのゲストがいらっしゃいました。



まず開会式では、映画祭ディレクターの
あがた森魚さんやゲストから挨拶。
明治時代の青年に扮した銀座吟八さんの
熱のこもった演技で、開会が宣言されました。

続いて第7回シナリオ大賞の授賞式へ。
各受賞者に賞状が贈呈されました。
『ノーパンツ・ガールズ』の総評で、
タイトルを言うたび審査員のオジサマ方が
照れていたのが微笑ましかったです。

シナリオ大賞授賞式。
写真中央:
川本三郎さん(シナリオ大賞審査員)
後列(受賞者の皆さん)左から:
小野寺史宜さん(『叢の世界』で長編準グランプリ)
青木万央さん(『JACK!』で長編準グランプリ)
宮戸聡さん(『お天気ガール』で長編準グランプリ)
森田剛行さん(『ノーパンツ・ガールズ』で短編グランプリ)
杉田愉さん(『空の私と私の空』で短編準グランプリ)
【函館ムービィBoX-ing】前回のシナリオ大賞受賞作から短編3作品を映画化したモノです。
栗原裕光さん。斉藤玲子さん。
そして遂に、大熊さん主演作を含む短編映画3本の上映です!

1本目はグランプリ受賞作品『RUN-ing』。
異なる苦悩を抱えた人々がひたすら走る走る走る!お話。
無声映画と銘打ちながら一つ台詞あったのは勿体なかった
ような。物語の核心なら声に出すのもアリかと思いますけど、
あまり重要さを感じないシーンだったので余計に疑問…??
脚本は島崎友樹さん、監督は大滝純(GISHO)さんです。
いわゆる“ビジュアル系”な女性客を多く見かけたのも納得。

2本目は川本三郎賞受賞作品『巡査と夏服』。
大熊さん演じる田舎の巡査・信吾。就職活動中で帰省できない
信吾の恋人・千鶴。大学受験の忙しさから夏物の洋服を
買えなかった高校生・麻里子。夏を夏らしく過ごせなかった3人の
せつなくて、じーんとココロに沁みるストーリーです。
主人公の信吾はパッとしない毎日を送る情けない男なんですが、
明るく振る舞っては空回りする姿が人間くさくて好感もてます。
彼女と過ごせない寂しさはひしひしとコチラに伝わってくるのに、
悲愴感は少なく、観終えてからさわやかな気持ちになりました。
また思わずクスッと笑ってしまうシーンも幾つかあり、この主役に
芸人である大熊さんが抜擢されたのも自ずと納得いきました。
丁寧に撮られた風景も観モノです。美しく仕上げられています。
脚本は栗原裕光さん、監督は斉藤玲子さんです。(左の写真)

3本目は準グランプリ受賞作品『自転少年』。
くるくる回るのが大好きな小学生ヨシオ。目を回しながら回転する
その姿に母はため息。クラスの女子ユキコはイライラ&興味深々。
皆の思いを知ってか知らずか、それでもヨシオは回り続ける……。
どーしようもなくおバカな話です。会場中どっかんどっかん大爆笑。
最初はボーっと回るヨシオくんに「はあぁ??」と困惑させられますが、
だんだん「こんなコ実際いるかも?」と話に引き込まれていきます。
何より登場人物の大半を占める子供たちが芸達者ぞろいで、
一つ一つの会話が実にリアル。悪ガキ達の掛け合いは絶妙です。
大人が入り込めない、子供社会のルールや子供なりの理論を
こっそり覗き見ているよーな、妙なワクワク感がありました。
あと特筆すべきはヨシオくんのお父さんを演じた山寺宏一さん。
身体を張った(!?)ダメ親父ぶりに感動&ぶったまげました。
脚本は一法師誠さん、監督は深川栄洋さんです。

予定ではこの後ゲストによる[トーク30分]となっていましたが、
映画祭の進行が大幅に遅れていたため、簡単な挨拶のみでした。

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写真上から:
栗原裕光さん(『巡査と夏服』脚本)
斉藤玲子さん(『巡査と夏服』監督)

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