静音性の追求




側面板の制振
お手軽度   ★★★★★
効果   ★★★★
コストパフォーマンス   ★★★★★

★ ケースの側面板の制振対策と音漏れ対策

1.制振対策
 ケースの側面板って言うのは面積があって、これ
が唸り出すとうるさくなります。
 そこで、この側面板の制振を行う訳ですが、材質
はなんと「ダンボール」です。
 ダンボールを両面テープで貼り付け、側面板の振
動を吸収させてやります。
 またダンボールには遮音効果があることも見逃せ
ません。 ダンボールは振動の吸収と遮音を同時に
こなす素晴らしい素材なのです。

 この方法は両面テープの材質とダンボールのいわ
ゆる「目の方向」で効果が変わります。 長手方
にダンボールが折れにくい方向にしてやると効果
が高くなります。

 両面テープは素材がフィルム系のものよりも「不
織布」や「紙」の方がいいでしょう。 何故なら両
面テープも制振材の一部であり、振動を熱に変える
役割を担っているんですが、これがフィルムだと可
聴領域の振動を熱に変換するのには適していないの
です。 不織布、紙ベースの両面テープはダンボー
ルと相まって可聴領域の振動をよく吸収するようで
す。
 ブチルゴムベースや各種スポンジベースのものも
ありますが、これらはダンボールと合わせるのには
適していないかも知れません。 これらはテープも
高いしね。

 この対策はケース側面板を手で触ってみて振動が
わかるような場合は大きな効果が望めます。 遮音
効果での音の低減も期待できますのでダメ元でやっ
てみる価値はありそうでしょ?

 参考:フィルムベースと不織布ベースの両面テー
プを見分ける簡単な方法は手でちぎって見ましょ
う。 簡単に切れるのは大抵不織布や紙ベースの可
能性が高いです。
 フィルムベースの両面テープは手でちぎろうとし
ても伸びたりして簡単に切れません。


2.音漏れ対策
 また、写真下のものはのり付きのスポンジをセン
ターに貼り付けました。
 以前は写真上のように空気流入穴をそのままにし
ていたんですが、ここからの音漏れが大きく、写真
下のようにこの穴をスポンジで閉じてしまいまし
た。



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