●●●タイヤ・ホイールの選び方●●●




●Bistroの純正ホイール・タイヤ規格●

12"4.00B(12"3.50B) 13"4.00B

適合タイヤは 12"4.00B(12"3.50B)の場合、
135SR12(12"3.50B) 145/70R12 155/70R12
標準採用は155/70R12 のYOKOHAMA SCIENCE (Bistro M300)
145/70R12(135SR12) BRIDGESTONE SF270 (Bistro-L el-s ef-s)

13"4.00Bの場合、適合タイヤは
(145/65R13) 155/65R13 155/60R13 (145に関しては標準設定無し)
標準採用は155/65R13 MICHELIN MXT (BistroSports GX-R Bistro-SS)
155/60R13 BRIDGESTONE POTENZA RE87 (RX-R RX-SS)

上記がVIVIO&Bistroに標準装備されているホイールとタイヤサイズです。ちなみにホイールのオフセットは45、
PCD100 4穴、13インチホイール標準装着車の場合、ブレーキディスクのサイズから12インチホイールとの互換性は
ありませんが、12インチ装着車の場合は12インチホイールへの換装が可能です。ここで気が付くのは、純正装着ホイ
ールのリム幅が4インチと細いこと。タイヤは純正としてはなかなか上等なモノが選ばれていますが、このホイールの
細さが災いし、スポーツ走行時や高速走行時のグリップ、或いはブレーキングの制動距離等では結構なハンディと成
り得ます。メーカーからすると、車重に見合ったホイール重量・幅で燃費を優先した場合、必然的にこの位の太さが標
準となるのでしょうが・・・、細さが気になる場合は、社外ホイールを視野に入れてみるのも手です。


●VIVIOの社外汎用ホイール・タイヤ適合サイズ●

12"4.5J 12"5J 13"4.5J 13"5J 14"4.5J 14"5J
PCD100 (マルチ) OFFSET45前後
5インチ幅以上のホイールサイズは装着不可。
13インチ標準装着車の場合12インチ不可

【適合タイヤ】

145/70R12 155/70R12 155/65R12
145/65R13 155/65R13 155/60R13 165/60R13
155/55R14 

標準適合リム幅が4.5〜5インチ、幅160mm未満
直径510〜530mm前後(メーカーにより若干のズレ有り)


●社外ホイール●

そこで社外品のアルミホイールに目が行きますが、一般に12〜14インチの社外ホイールの場合は、3.5や4インチ等
の激細ホイールは存在しません。普通は5J(5インチ)若しくは4.5J(4と1/2インチ)から選ぶことになります。ホイールが
太くなることに伴うメリットは、何と言ってもグリップが増すこと。全く同じ規格のタイヤを使っていても、ホイールのリム
幅如何で、実効接地面積・幅が大きく異なりますから、高速安定性、制動距離、コーナリングの限界など走行上のあ
らゆる面でグリップ向上によるメリットがあります。実際に、同じタイヤで幅の違うホイールを履かせている車を比較し
た場合、見た目でも随分タイヤの太さ、接地幅が違うのが判ると思います。逆にデメリットとしては、その分加速時に
パワーをタイヤに取られますし(減速時は良く止まる)、全体に燃費は幾分悪化する方向に繋がります。それとグリップ
が向上する分、ハンドリングが重くなる事もあります。また、接地面積が太くなる訳ですから、走行時のノイズ、路面
からの振動、轍での跳ね易さなどの不快な情報及び、居住性悪化や車体のへたりに繋がるファクターが太さに比例
して増幅される方向に繋がります。また、同じサイズで太さが増す分、ホイール・タイヤ重量は重くなりますので、こ
れも燃費やハンドリング、サスの挙動に影響を与えます。結局これらのデメリットと、グリップ向上に伴うスポーツ性及
び安全性の向上を秤に掛け、自分の走り方に見合った、納得出るサイズを見つけだすのが大切です。

●汎用社外ホイールの問題点●

上で書いたメリット、特にVIVIOの場合はブレーキの弱さを、幅の太い社外ホイールへ履き替えることで、大きく改善
することが出来ます。しかし、汎用の社外ホイールとVIVIOの間には、避けて通れない相性問題が有るようです。良く
報告されていることの一つに、社外アルミを履いたら、ブレーキ時に震動が発生するようになると言うもの。私もNA時
代にはTMWの13インチメッキホイールを履かせていて、この震動が発生しました。当時は不良品かと思い、購入店
でホイールバランスを取り直したり、ディーラーで相談したりしましたが結局解決できずに泣き寝入り。震動は運転者
に判る程度で、実走行上は安全上問題無かったのでそのまま放置することになりましたが・・・。その後ネットで調べ
ていくうちに原因を教えて貰うことが出来ました。この問題の発生原因にはいくつか理由があるようですので、ここで
はそれを紹介します。

@ホイールバランスがイマイチ

何もVIVIOに限ったことではない、どの車でもあるごく基本的な事ですが、タイヤ交換時のバランスの取り方がいい加
減だったり、新タイヤ装着後、ホイールと馴染む間に少しズレが発生してしまい、最初のバランスから崩れてしまった
り、或いは何らかの原因でバランスウェイトが脱落してしまったりなど、タイヤの重量バランスの微妙なズレが原因
で、走行中、80km〜程度の速度を出したところでハンドルからガタガタ震動が来る、ブレーキングでガタガタばたつく
等のトラブルが起きる場合があります。これはごく人為的なモノですので、タイヤ交換時には保証の付く信頼の於け
る店舗で作業を依頼し、数百〜1000km走行後に無料で再度バランス調整サービスをしてくれる、信頼できるお店を
選ぶのが、一番の良い予防法・解決法です。

Aゴムキッャプの接触

これはVIVIO独特のトラブルです。ブレーキング時の震動の発生がリアタイヤからの場合(直線走行時にサイドブレー
キを引いて確認します)、リアドラム外側にある、ドラムブレーキ内部点検孔を塞ぐゴムキャップが、(注:ハブのセンタ
ーキャップではありません)社外ホイールの裏側と少し接触していて、、ブレーキング時の加重で接触し、カタカタと震
動がリアタイヤから伝わってくるらしいです。純正ホイールの場合は、このゴムキャップを避けるよう設計されているの
ですが、社外ホイールの場合、ホイールの種類によってはここが接触してしまうケースが結構あるようです。対策とし
ては、リアドラム点検孔のゴムキャップを外し、その代わりに防水耐候性のあるテープで塞いでしまうことです。もし
自分で出来なくても、ディーラーかホイールを買ったお店で上記症状を相談・説明すれば作業して貰えると思います。

Bハブベアリングのガタつき

VIVIOのリア足回りの構造が弱いのか、ハブベアリングがガタついて上記と同様の症状が出る場合があるそうです。
それも走行距離数万km程度の結構早いうちに問題が出る場合もあるらしく、ここが原因の場合は、該当部一式の部
品交換が必要になります。保証が適応されるかは不明ですが、そうでないと結構高そうですね〜(汗)。トラブル回避
の為には、余り重いホイールとか硬いタイヤを履いて、バンピーな路面を乱暴にブィブィ走る♪なんて事は慎んだ方が
良いのかもです。


●タイヤの種類●

軽用タイヤの種類は、主にスタンダード・ラグジュアリー・スポーツの基本3種とエコノミー・RV用・バン用の6種類くら
いに分けられると思います。但し12〜14インチの軽タイヤの場合、元のサイズが小さく安い事もあり、バン・エコノミー
を除いた他の4種に関しては価格的に見ると殆ど横一線、どれが高級でどれが安物という事と言うよりは、要求され
ている性格の違いで種類分けされていると思って良いと思います。本当は大きなタイヤでもそうなのですが、日本の
場合は、値段を変える事でスポーツタイヤや、ラグジュアリータイヤのプレミア性を強調して差別化しないとお客さん
の方が商品を買ってくれないそうです(汗)。ちなみに特に低価格でタイヤを購入したい場合などは、ネット上の激安シ
ョップ等では、どのグレードでもほぼ同じ様な価格で購入できます。但し自前で取り付け作業が出来ないと安い意味
があまりありませんけれど(爆)

ここでは各タイヤジャンル毎のモデルと、その性質と選び方について説明します。

@スタンダードタイヤ
ブリジストン(BS) B65・B70  ダンロップSP65e・70e YOKOHAMA DNA ECOS等

スタンダードと言ってもラインナップの中核に位置し、後付タイヤとして最も沢山売れる各社一番開発に気合いが入っ
ているクラス。特徴はバランスの良さと乗り心地の良さ。速度レンジ設定がSなので、ウォールの性質がが柔らかく
乗り心地が優しいのがポイント。トレッド面では静粛性・排水性・寿命・燃費・を高次元でバランスし、尚かつ運動性能
やブレーキンググリップにも十分に配慮がなされている。

Aスポーツタイヤ
ブリジストン ポテンザ ダンロップ FORMURA FM901 YOKOHAMA NEOVA, DNA GP等

これは、ハイグリップなコンパウンドと、大きめのブロック形状を採用し、静粛性・寿命・燃費をある程度まで犠牲にし
ても、高度なグリップ力、運動性能を追求したタイヤ。速度レンジがHなので、かなりウォール剛性が高く乗り心地は
悪い。一般に排水性に関しては弱いと言われるが、トータルでのウェット性能は、他のクラスと比べても優秀なことが
多い。他の性能は二の次でもとにかく運動性、グリップを重視する人向け。

Bラグジュアリータイヤ
ブリジストン GRIDU ダンロップ LEMANS LM701 FALKEN ZIEX ZE-326等

コンフォートタイヤとも呼ばれているが、その多くは速度レンジがHRクラスの為、意外にウォールが硬く、乗り心地は
スタンダードタイヤと比べるとあまり良くない。どちらかというと、スポーツタイヤを基本に、乗り心地を少しマシにして、
静粛性やバランスを改善したタイヤ。スタンダードとスポーツの中間、但し乗り心地はスポーツ寄りのイメージ。静かさ
に関してはこのクラスが抜群かも知れない。一歩引いたオトナのスポーツタイヤ。快適性と剛性感を両立するため、ウ
ォールの内周部を硬く、外周部を柔らかくするといった二重人格的な性格の製品もあり、この場合路面の細かな凹凸
ではスタンダードタイヤ並みに滑らかだが、やや大きなバンプ等になると、スポーツタイヤ並みの突き上げ感を感じ
る。その他にレグノやDNAdBはこのクラスで特に静粛性と乗り心地を追求し、スポーツ性を皆無に振った部類になる
が、軽の設定無いのでここでは含めず。

CRV用タイヤ
ダンロップ LEMANS RV  TOYO TRANPATH MP-S YOKOHAMA map-i等

はやりの車高の高いRVワゴン向けに開発されたHレンジでウォールが固めのスタンダードタイヤ。トレッドパターンが
奇抜でファッション・見た目重視なものが多い。

Dエコノミータイヤ
ブリジストン B-road SF270 YOKOHAMA SCIENCE等

売れ線のスタンダードの下にある経済性重視のベーシックなタイヤ特に取り柄もなく、軽セダンの標準採用タイヤにも
多いタイプ。

Eバンタイヤ
オールシーズンタイヤとも呼ばれる、商用車に多いとにかく廉価なタイヤ。ただ、これを履き潰すのは、雨の日とか流
石に危ないような気がします。


●選び方:タイヤを触ってみよう●

タイヤを選ぶ際に、一般にはスポーツタイヤやラグジュアリータイヤ=高級の図式から、なんとなくこういった一見上
級なタイヤに入れ替えてしまいがちです。しかし、期待をして交換してはみたものの、以前より乗り心地が悪くなった
り、騒音が酷くなったりして、けっこう戸惑われる方も多いのではないでしょうか?私の数少ない経験からの回答で恐
縮ですが、タイヤを選ぶ際に個人的に特に留意している点はウォールの硬さです。タイヤには許容速度・重量レンジ
が設定されていて、S<T<H(軽タイヤの場合)とより高速高加重に適応する為に、ウォールの剛性を物理的に上げ
る事で対応しています。お店でタイヤを見つけたら、同じサイズで違うブランド同士のタイヤの側面を手でグイッと押し
てみましょう。速度レンジの違いが、如何に大きくウォールの硬さに繋がっているか良くわかると思います。勿論、同
じレンジ間でもメーカーや商品である程度硬さが違ってきます。その時の手で押した感触から、実走行時の剛性感や
足から伝わる衝撃の強さがある程度測れます。また、実際に手で触ることで重さ、弾力、トレッドの剛性・グリップな
ども結構想像できるものです。ちょっと融通の利くお店がありましたら、購入予定のタイヤを2、3選び出し、持ち上げ
て重量差を感じたり、軽く落として跳ね具合を見て、バンプで跳ねるタイヤかそれとも跳ねにくいタイヤかを見極めた
り、指でトレッド面をなぞり、そのゴムの質感からトレッド剛性やトレッドグリップ力を比較したりも出来ます。また、いっ
けんすると同一の銘柄であっても、規格の微妙な違いで如何に異なる硬さや設計がされているかがわかると思いま
す。或いは、体重計を持ち込んで、重量を測定してしまう!ってのももしかしてアリかも(爆) 無論これら全てが実走
行時のイメージと綺麗に重なるとは言い切れませんが、タイヤを買うときには敢えてこの辺を具体的に確かめてみる
のも、一つの良い経験にはなると思います。


●パターンの善し悪し?●

基本はブロックが大きければグリップ重視、ノイズの音域はゴーと低くなり、細かければ静粛性重視で、パターンノイ
ズも分散して高めになります。縦溝は排水性に寄与しますし、スリック状態のセンターグルーブがあるタイヤは直進
安定性・制動性等、その部分でグリップを大きく稼げます。最近はコンピューターでシミュレートして解析設計されて
いるので、有名メーカーのタイヤでおかしな物はそうそう無いとは思いますが、どうみても購入時の見た目のインパク
ト狙いだな〜としか思えない様なデザインのタイヤもありますよね。見た目重視!のファッションとして割り切れば良
いのでしょうが、靴と同じでその後の車の健康や乗員の快適さ、安全性を考えると、ホントにこれで良いの?って思っ
てしまうことも。抽象的な解釈ですが、人間から見て理に敵った、不自然じゃないデザインのタイヤを選ぶ方が無難な
結果をもたらすとは思います。あと、パターンにはメーカーの視覚的メッセージが込められていると思うので、どのくら
いスポーティに振っているかとか、同クラスのライバルと比較することで有る程度の感覚的目安は付けられると思い
ます。そうそう、左右は対称な方が良いですよね。でもスタンダード系には無いんです(涙)


●純正タイヤ●

ここでBistroの純正タイヤについて触れておきます。↑で書いたように、純正にしては結構上等なタイヤが使われて
いて、流石SUBARUは違いますね。どこぞの他社さんは、コストダウンの厳しさからか、新車にどんなタイヤが付いて
くるかさえも買い手には知らされていない状態だったり(汗)。それはともかく、S/C系のECVT車に採用されているミシ
ュランのMXTですが、なんだかこれってトンデモタイヤの気がしてます(爆)私のそれまでのタイヤの概念を見事に覆し
てくれた代物で、流石、おフランスは考えることが違うねぇみたいな(汗)。とにかく回転がスーッと滑らかで上品な線
の細い(オーバーステア気味)のタイヤ。ミシュランの主張する丸さの意味が解ります。そしてウォールはかなり硬いで
す。SとHの間のTレンジという中途半端な速度レンジなのですが、ウォールの剛性感自体はHレンジ並みです。よっ
てかなり跳ねます。衝撃強すぎ。そして極めつけにグリップしないし良く滑るし、走行時に接地面積が偉く少なく(線が
細く)感じるのは気のせいでしょうか?お陰様で燃費は良いのでしょうが・・・。とにかく怖いくらいに止まらないので
す。思いっきりガンガン踏めば意外な程止まるので、フランス人は足の筋力が違うのか?と勘ぐってしまいす(^^;。雨
の日などは、ECVTでも発進時にぼけっと踏み込むとホイルスピンしますし。そんなに低グリップなのにも関わらず、
硬いので高速走行では意外にも挙動安定してすーっと直進するのです。風が吹くと危ないですけど(死)。このタイヤ、
不思議です。不思議すぎて危ないので、とりあえず違和感を感じる様でしたら、交換を視野に入れても良いかもで
す。特に女性の場合等はなかなか慣れでのトー力アップは期待できませんし。しかし、このタイヤ使うと運転は上手く
なるかも・・・(汗)。低速でも緊張感のあるシビアなドライビング感覚を楽しめます♪だから文句は言っても妙に好きな
んですよね、これ(笑)とにかく、通好みと云える、好き嫌いが分かれるタイヤではないかと思います。


●ホイルサイズとタイヤの相性・サイズ●

タイヤの選び方は、現状の不満点と照らし合わせた時に、どの部分を改善したい&どの部分は犠牲にしても構わな
いなど、それぞれの価値基準によって変わってきます。

私の場合ですが、13"4.00Bホイールの枠内でちゃんと合うタイヤサイズとなると155/65R13か155/60R13に絞られ
ます。また、自分の好みとしてそれなりに硬い足回り(サス)は好きなのですが、タイヤ自体が硬くて跳ねるのは嫌い
なので、選択肢はウォールの硬くないSレンジ、そうなるとスタンダードタイヤに絞られ、その中でもスポーツ寄りで、
少しは気持ちよく走れそうな物を選ぶことになります。スタンダードタイヤの場合155/60R13は殆ど設定が無いので、
サイズも155/65R13に限られてしまいます。155/60R13と155/65R13の違いですが、同一銘柄タイヤの場合、60の
方が若干直径が小さくなり、また、65比でより幅の細いウォールで同じ荷重に耐えるため、その分ウォールの設計が
やや硬くされています。また直径が小さい分、車高が1cm前後下がりますので、トータルでスポーティーな方向に振
ることが可能です。1cmはバカに出来ません。これだけで重心や目線が結構変わります。注意点としては、輪留め
の高い駐車場では、マフラーやマッドフラップをぶつける危険性が上がります。タイヤ自体の重量も若干軽量?にな
り、初期回転時に必要な慣性モーメントも減らせる為、スタートレスポンスが向上します。逆に言えば高速走行時に
なる程、慣性・惰性がより働きにくくなりますから、比較すると結果的にエンジンが高回転になりがちです。また、速
度計やトリップメーターは標準サイズのタイヤの回転を基準にしていますから、直径がそれより小さければその比率
分、表示速度が実際よりも高くなりますし、計器上の走行距離も実際より多くなります。また、タイヤの縦方向の実効
接地距離も少し短くなるわけですから、同一タイヤで比べた場合にその%分は摩耗寿命も理論的には劣るわけで
す。とサイズが少し違うだけで結構メリットとデメリットが生まれるのですね。この辺は個人それぞれの価値観で、自
分の走りに見合ったバランスを見つけることが必要になります。

12インチ純正ホイールの場合、過去の経験からすると、145・155/70R12のような標準のSレンジのスタンダード・エ
コノミータイヤの場合、ウォール剛性が低く、乗り心地はともかくとして、運転時にヨレヨレした腰砕け感が結構強かっ
たりして、特に高速走行時の安定性、直進性などはかなり犠牲になっていると感じます。特に不満が無い場合は良
いのですが、もしその辺に不満がある場合は、敢えて硬さを覚悟し、155/70R12でHレンジのコンフォートタイヤを選
ぶか、或いはスタンダードSレンジであっても、155/65R12であれば、ほぼ145/70R12と同じサイズでありながら、よ
り高いウォールの剛性感を得ることが可能です。

14インチの場合は・・・うぬぬ、そもそも55って硬いので、乗り心地は犠牲にしても、見た目の格好良さや、走行時の
クリティカルなライントレース感を求める人向き。横浜って路面がボコボですので、この規格にすると実用上かなりイタ
いんです。でも、某新規格のミラジーノは私と同じMiniliteの14インチアルミですので、とっても嫉妬(笑)路面が比較的
綺麗な地方の場合、55R14で決められたら楽しそうですね〜♪でも、ホイール大きいので足下が重くなるのは覚悟し
ましょう。


●タイヤ取り付けの注意点●

既に組み上がっているホイールのローテーション、付け替えに関しては、ジャッキとクロスレンチが有れば個人でも可
能ですが、最初のタイヤ組み込み、バランス取りに関しては、専用の機械があるタイヤショップ・量販店等でお願いす
ることになります。その際、タイヤ購入で工賃無料〜♪なんてキャンペーンも結構あちこちで見掛けますので、やはり
組み替えは工賃無料のお店でお願いしたいですよね(笑)。軽自動車の場合は工賃あるなしだけで、4本交換時の総
費用が平均して21000円→25000円になりますから、これは無視出来ません。しかし、この際に価格と同時に留意し
たいのが交換技術と保証です。バランスの取り方が大雑把で震動が・・・ウェイト再取り付けなんて事はありがちです
が、私が経験した最悪なのは、タイヤ交換の後ホイールを見てみたら、2本分のリム部が丸一周傷だらけでメッキが
剥げてしまっていた事。高価なホイールだけに、直ぐにお店に戻ってどうなってるのかと問い正したのですが、何を言
ってもうちではありませんと言われて埒があかず、結局泣き寝入り。結局タイヤショップ(作業は若い子がしてました)
から、傷を発見したスーパーの駐車場迄の3km位の間に傷が付いた?と押し切られてしまいました。そんなバカな
(涙)それはともかく、タイヤの組み付け作業を見るとわかりますが、けっこう凶暴な作業ですので、一歩間違うとホイ
ールリムに円周傷が付くこともあり得るのではないでしょうか?こんな問題が起きないように、それ以後は保証のしっ
かりしたお店でのみ作業をお願いするようになりました。ちょっとばかりのタイヤ代をケチって(そこは安かったんで
す!)10万もするアルミホイールに傷を付けられたら悔やんでも悔やみ切れません。やり過ぎかも知れませんが、タイ
ヤ交換や板金など、リスクのある作業の前にはデジカメで該当個所を事前撮影しておく等の自衛手段が必要かも知
れません。それと、大型用品店等の保証のバックグラウンドが整ったお店で、いざという時にスムーズにクレーム解
決できる場所を選ぶことも考慮して良いと思います。保証に関しても、タイヤ交換後は以後数年のローテーション無
料、パンク修理無料、バランス調整サービスなどの実用的な保証を売りにしているショップもあります。特にローテー
ションやバランス調整は有り難いですよ。新品タイヤ時に合わせたバランスは、暫くするとリムの勘合からずれてきま
すから、1000km走行後などに無料で再調整してくれるサービスは理想的です。私自身、再調整を依頼したら微震動
が収まった経験もありますから。ローテーションも結構自分でやるのはしんどいし、有料となると、大抵ショップで
2000円、ディーラーで4000円もしてしまいます。(ディーラーは定期点検時に基本費用込みでローテをサービスしてく
れたりしますが。)


●タイヤの空気圧●

皆さん、タイヤの空気圧点検は定期的にされていらっしゃいますか?けっこう無頓着のまま触ったことがないって人も
多くいらっしゃるのではと思います。

VIVIOの標準サイズタイヤの空気圧は2.0kg〜2.1kgです。規格別の適正値に関しては運転席センターピラーに書
いてあるのでそちらを参照してください。ところで、一般に高速走行時にはタイヤの空気圧を規定値より1〜2割上げ
る事が推奨されています。これは、タイヤの剛性感を上げて高速時により安定した走行をする為です。そこで、私の
場合なのですが、高速走行如何に関わらず、普段から空気圧は高めに入れています。これにはいくつか理由が有る
のですが、そもそもはディーラーで点検時に空気圧調整をお願いした際、何故かいつもF230kPa、R210kPa(私の空
気圧計で)になっている事に気が付いたからです。これはディーラー整備独自のノウハウなのか、或いは担当メカニッ
クさんの趣味なのかは不明ですが、VIVIOの場合はFFでフロントの加重がかなり大きいですから、当然フロントタイ
ヤの方が摩耗も早く、タイヤにかかる荷重が大きいために常時潰れやすく、空気圧低下も後ろに比べて早くなりま
す。それを踏まえた上で高めにしていると考えると、とても理に適っています。また、この位の空気圧にすると、規定
値と比べてもの凄くハンドリングが良くなるんです(^^)。基本的に空気圧が低いとハンドリングはルーズになり、高いと
クイックで挙動が俊敏になります。高すぎると逆に運転がシビアになる、タイヤが跳ねやすくなる等のデメリットが際
立ちますので、あくまで適度に高めという範囲での話ですが、この程度の範囲で高めに入れておく分には、通常言わ
れるような偏摩耗は全く無いと思います。それより、空気圧が低い方がショルダー部の偏摩耗に直結します。また、
規定値では大抵ハンドリングがややルーズな印象になりますし、燃費についても、高めの空気圧の方が転がり抵抗
を減らせる分明らかに良好です。ちなみに私はF240kPa.R230kPaにしています。これはヴィヴィオの場合タイヤ小さ
いためか、意外に空気圧低下が早いのと、自分の場合、頻繁な調整がめんどくさいのもあり、多めに入れる事で調
節スパンを少し長目にしているのです(^^;。

■空気圧が高いと■

ハンドリングがクイックになる

乗り心地が硬くなる

タイヤが跳ねる

グリップが低下して滑りやすくなる

ブレーキングやライントレースのイメージがハッキリする。

燃費が良くなる

タイヤの寿命が延びる
■空気圧が低いと■

ハンドリングがルーズになる

乗り心地が柔らかくなる

突き上げ感がきつくなる。

グリップが高くなる

ブレーキングやライントレースのイメージがぼやける。

燃費が悪くなる

タイヤのライフが短くなる

注:乗り心地(突き上げ感)に関しては空気が多すぎても少なすぎても悪くなります。
タイヤの銘柄によってベストなポイントは様々ですが、空気圧が低いと
微細な路面の凹凸には強くなる反面、ゴトゴトした突き上げに対して弱くなり、
高過ぎると逆にポコポコ跳ねて不安定になったり、タイヤ自体が硬くなり過ぎて、
逆に突き上げに対応できなくなったりします。


適正な空気圧は安全運転の基本です。必ず空気圧計を買い、軍手と一緒に常に車に積んでおく事をお薦めします。
そして少なくとも一月に1度は点検を!無調節のまま半年も放置したら驚くほど抜けてしまいますよ。また、調節をお
店やスタンドに依頼するのは良いのですが、作業がいい加減なことも良くあります。空気を入れた後に直進性が狂っ
ていると感じたら、空気圧が左右でずれている証拠です。0.5kgもずれると、ステアリングから手を離した状態で真っ
直ぐ進まなくなるのですが、空気圧測定注入器の精度の問題もあり、適当に作業をすると結構ずれてしまうのです。
私の場合、バックスやディーラーなどで整備時にお願い(無料です)すると同時に、かならず事後点検をし、作業が不
正確な時は空気圧調整がセルフサービスで可能なスタンドを利用しています。自分でちゃんと調節すればズレを気
にする事はありませんから。オイル交換時に用品店等でお願いする場合は、前もってレジで前後の空気圧をF2.3kg
R2.2等と指定しておくと良いです。何も言わないと普通は前後2kgにされてしまいますから。その他に、アライメントが
少し狂っていて、直進性に難のある車の場合、敢えて自分で左右の空気圧を少しずらすことで相殺して直進性をとる
ことが可能です。あくまでその場しのぎの手当ですので、本当の解決にはなりませんが。それと、自分で作業する場
合も、スタンドの空気注入器を信用してはいけません。結構半分壊れていたり、表示が滅茶苦茶な物が多いんで
す。あくまで測定調整時の基準となりうる空気圧計を自前で購入し(1000円前後)、それを元にして調節しましょう。


●窒素ガス●

未経験工事中
F1とかでは以前からこれらしい。
空気と違ってなかなか減らないらしい(ホントか!?)。
乗り心地が良くなるらしい。
発熱・膨張しないらしい。
高いので、チッソ圧高めに入れとくと
減りが遅いらしい分お得かもね(笑)

しかし空気の80%はそもそも窒素なので、2〜3気圧程度では非論理的な気がして躊躇(爆)
つーか、能書きが殆ど怪しすぎ(笑)でも効くのなら許すっ!


●スタッドレス●

非積雪地域在住のため書けませんm(__)m

●テンパタイヤ●

どの車もそうですが、当然ながらVIVIOにもリアトランクの下には緊急時用のスペアタイヤがあります。これが結構なく
せ者で、重量が8.5s(MSC用)もあるんです。スポーツ走行時にはこれが丸ごと重量ハンディとなりますから、普通車
ならともかく、車重がもろに車速に影響してしまう軽自動車の場合、これは無視できません。そんな感じで軽量化の
ために私はスペアタイヤを外してしまいました(爆)。代わりにリアラゲッジにはスプレー缶タイプのパンク修理剤を積ん
でいます。カー用品店で1500円程度で売られている物で、パンクしたタイヤに空気と応急補修用のシリコンを高圧注
入してくれる優れものです。これ自体は軽量でコンパクト、場所も取りませんから、スペアタイヤを外す場合にはもしも
の時のために、こちらを必ず積んでおきましょう。ちゃんとスペアタイヤを積んでいる場合にも勿論お薦めします。難点
は、テンパタイヤと異なり本格的なバーストには対応できないところです。あくまでトレッドが異物を踏んだときに発生
する類の、スローパンクチャーに対する応急補修用です。ウォールを本格的に切ってしまった場合には、流石に補修
できませんので、普段からその点には気を付けましょう。特に路駐をする人は尚更!ウォールを切るようなときはホイ
ールも傷つけますしね。それと、もしタイヤ補修剤を使用した場合、そのタイヤはご臨終です。パンク修理による再利
用は出来ません。軽タイヤは一本5千円程度ですので、敢えて修理するよりは、安全な新品タイヤへ換装した方が
安心だとはおもいます。それと、スペアタイヤは重要保安部品です。無いとたぶん車検は通りませんので、車検整備
の時などはちゃんと積んでいきましょう。外した場合の保管も大切に。ちなみに軽量化に拘る余りにジャッキまで外さ
ないように!タイヤが完全にバーストする事は希ですが、雪道や土砂など、脱輪や轍等ではまってしまい、脱出でき
なくなるケースはありがちです。タイヤ交換時に限らず、こんな場合にもジャッキは必要になりますので、大した重さ
でもないですし、これはちゃんと積んだままにしておきましょう。でもチューンドカー向けの軽量化ジャッキなんて何処
かにあるといいなぁ。ちなみにスペアタイヤを積まない代わりに(だけでは無いのですが)ロードサービスへは二重に
加盟しています。真似をしてパンクしても私は責任を持ちませんので、もしもの時の加盟は忘れないようにしましょう。

【VIVIO用スペアタイヤの規格】

タイヤ     ホイール
2WD-NA車  T105/92D12   12×3.00B 空気圧4.2s
MSC車,4WD車 T105/70D14    14×4T 空気圧4.2s


●まとめ・理想のタイヤ●

VIVIOはサスストロークが短く跳ねやすいので、硬いタイヤを履く事でダイレクトに乗り心地が悪くなります。この車で
スポーツタイヤを履かれるとお気づきになると思いますが、軽自動車と云うこともあり、その衝撃の強さは、このまま
では車体がどんどんへたれるな〜と実感出来るレベルです。しかし、だからといってヤワな足回りでは楽しくないし、
安全性を考えると適度なグリップは大切。特に制動距離短縮に繋がるブレーキンググリップは重要です。でも、うるさ
いタイヤは勘弁、VIVIOの場合車が元々うるさい上にタイヤまでうるさいとなるともはや耳栓が必要です(爆)。という事
で個人的な理想のタイヤを挙げると、Sレンジクラスの乗り心地で、静かで、しかもそこそこハイグリップで運動性の
良いタイヤ。単純にハイグリップ指向なのではなく、コーナーを曲がるとき等に運動神経の良さや素直さ、自然さを感
じさせるタイヤです。私が住んでいる地域の場合、交通量の多さから路面がバンピーで劣悪で、硬いタイヤにしてし
まうと年中ゴトゴト跳ねて落ち着かないのです。平滑面でのグリップが如何に高くても、跳ねてしまったらその性能は
活かせません。荒れた市街地路面での適応力も大切です。跳ねない、そして雨に強い(制動距離が落ちない)のも重
要です。しかし、ゴムグリップが高いくせにトレッド周辺がフニャケ過ぎて、グリップ時とブレイク時の境目が良く掴めな
い怖いタイヤはNG。最後に、出来れば軽くてデザインが綺麗なタイヤが良いですねー(汗)。

●ホイール選び●

ホイールには純正の鉄製タイプと、純正及び社外のアルミホイールがあります。純正に多い鉄製ホイールは、廉価で
丈夫な点が取り柄ですが、アルミホイールと比べると同サイズでもかなり重量があり、ハンドリングや立ち上がり加
速等で不利になります。重い分燃費もどうなのでしょう・・・。また、側面の穴が小さいために熱を持ちやすく、早くブレ
ーキがフェードしやすいという欠点があります。特に、ホイールキャップを被せた場合は更に放熱性が悪化しますの
で、山坂道では負担をかけない注意が必要です。

アルミホイールの場合、デザインが自分の好みなのは当然として、とにかく軽くて真円性・精度が高いこと。そして放
熱性がよいこと。でも強度が低すぎるのは危険。軽ホイールは小さい分、割と大丈夫でしょうが、放熱性向上と軽量
化のためにスポークを細くした高性能ホイールなどは、路面の大きな凹凸が原因で思わぬ変型を招いたりするケー
スもあります。また、私が以前履かせていたメッキアルミホイールは、見た目とメッキで選んだ代わりに、
重いし、震動するし、回転重量バランスも不安定な感じでした。やはりスポーツ性能重視のホイールとは狙うところの
異なる物だったのでしょう。タイヤもホイールも、重量スペックくらいは公開して欲しいです・・・。競技の世界や走り屋
さんに評判の良い一部のホイールは、重量スペック等が公開されていて、精度も高く、またアルミニウムより更に軽
量なマグネシウムが採用されていたりします。一説によるとバネ下重量はバネ上の15倍の影響力があるそうですか
ら、これはこれでかなりハンドリング等に影響するはずです。

そんなこんなで私の場合、今はホイールは純正アルミが一番と勝手に悟っています(笑)
4.00Bは細いですけどね〜(涙)。プレオの5.00BのはデザインがBistroに合いませんし・・・。
贅沢ですが、前期型ビストロスポーツの金BBSホイール、あれが欲しいっす♪
現状のバナナスポークのミニライトも大好きですが、BBSの方が軽そうですから(笑)。

●ホイールとタイヤのメンテナンス●

工事中

多分そのうち洗車コーナーで書くつもり