■■■吸気システム■■■


やっぱり新鮮?な空気は車の命。外気温が下がるとエンジンも絶好調。
特に非力なNAでは、外気温から来る吸気温度差が
ダイレクトにパワーの違いとして伝わってきます。
S/Cではインタークーラーがある為か正直良く判りませんけど(汗)。


●エアクリーナー●

PF2

うちでは純正品からモンスターのパワーフィルター2に交換しています。
(VIVIO用は画像の左下のタイプです)

現在VIVIO唯一の正式な社外湿式エアクリーナーで、DOHC・SOHCスーパーチャージャー両モデル対応です。
ちなみに他社のでもスズキ・カプチーノ用として設定がある場合は場合によって流用可だそうです。

構造的にはオイルを含浸させた赤い粗めのスポンジの湿式二層構造で、太陽に透かしてみると反対側が透けて見
えます(爆)、かなりスカスカです。集塵性能は純正並みとのことですが過信しない方が良いかもです。交換した印象
は、純正と比べ高回転域での加速のノリと体感トルクが結構アップします。低速トルクに関しては、吸気抵抗が殆ど
ない為にやや抜け気味で、もう一歩あると更にいいな〜って感じです。それと吸気音がヒューンって感じで少し大きく
なります。加速が伸びるので、ついついアクセルを開けてしまい、燃費が悪くなるかもです・・・(^^;。湿式フィルター
は、レガシィやインプレッサなどでは吸い込まれたスポンジオイルがエアフロセンサーを汚してしまい、結果的に加速
不良に繋がると言った問題がありますが、VIVIOの場合は吸気側に汚れて困るものは何もないそうで湿式でも全く問
題なっしんだそうです。

左が新品のフォルザ・右が1万km使用したパワーフィルター2

パワーフィルター2を1万km程度使用しましたが、表面は結構黒く汚れてしまいました。ただ、中身と裏側は未だ奇
麗です。余り奇麗にならないことで有名な(笑)洗浄剤を買うか、はたまた新品に取り替えるか悩みどころです。モンス
ターで訊いた話では、2万kmくらいが交換の目安だそうです。何となく純正など乾式のフィルターとは違う種類の汚
れが良く取れるようです。逆に、ブロワで吹いたり叩けば落ちてくる類の目の粗い屑ゴミなどは、何処に行ったのやら
見当たらないところがナゾです。埃の多い日には気を使った方が良いかもです。問題はこれを使っているとエアクリボ
ックの内部に黒いタールがべっとりと付くことです。けっこう盲点ですので、パワーフィルターをお使いの御仁は、時々
エアクリを外して内側を奇麗に洗浄する事をお薦めします。

モンスターの他にも、有名どころでフォルツァからも社外エアクリ(スズキのセルボ・カ
プチーノ用です)が発売されています。こちらは乾式3層スポンジ(赤色+黄色)で、ス
ポンジのきめも細かく集塵性能は期待できそうです。実売価格はモンスターより千円
程度安いです。洗浄剤もセットになっていて、5千km毎の洗浄で3万km迄使えます。
考えか方によっては純正よりお買い得かも(笑) 但し、フィルターのサイズ自体はカプ
チーノと同じなのですが、VIVIOへの取り付けには多少フィルター側の加工が必要で
す。いったんスポンジを外した後、フィルターのゴム枠と上部エアクリボックス内部の
突起部分が干渉するため、ゴム枠側をカッターナイフ等で適宜切り取ってから取り付
けます。肝心の性能ですが、純正+αといった感じで、パワーフィルター2と比べる
と、町乗り程度の低速レスポンスでの厚みがあって良い感じです。ただ高速・高回転
域では純正フィルター同様に頭打ち感があり、エンジン音も苦しくなりますので、飛ば
す人にはパワーフィルター2が向いているかも知れません。


ちなみにこれら社外フィルターはスーチャモデルのみに使用可能で、エアクリーナーボックス形状の異なるNA系の
VIVIOとBistroには使用できません。また、現状ではNA用の社外スポーツフィルターの設定は残念ながら無いみた
いです。(自作は割と容易に出来ると思います。)

■NAのエアフィルター■

基本的に折り畳んだペーパー(綿?)繊維フィルターを使った、純正品or同構造の純正同等品しか選択肢が無いので
すが、NA時代に、エアフィルターに吹き付けることで吸気効率を改善し、パワーや燃費をアップするという謳い文句の
ドライ○ップとかいう缶スプレー商品を使ったことがあります。フッ素か何かが入っているのか、フィルター繊維面にス
プレーすると、繊維の表面がつるつる?になり、空気流入抵抗が軽減される感じです。使ってみると確かに効果があ
って、社外品のスポンジエアフィルターへ交換した程の変化ではありませんが、それなりに吸気効率が良くなって加
速が改善されるのが体感出来ます。しかも、これを使っているとフィルターがなかなか汚れません。また、定期的に
吹き付ける事で、既に付いた汚れも何処かへ消え、フィルターの寿命が長持ちします。それにしても、捕まえたはず
の汚れは一体何処に行ってしまったのでしょうか?とても気になりますねぇ〜(爆死)

■ブローバイガス■

NAモデルや前期型のスーチャモデルでは、エンジンオイルが吸気系に吹き返し、エアクリーナーボックスがオイルで
汚れる問題があります。オイルキャッチタンクを自作して対応されている方もいらっしゃる様です。NA−D型では若干
この問題がありましたが、現用のE型MSCのエアクリボックスの場合は、いつも綺麗で全く問題ありません。


■インタークーラー■

VIVIOの過給器付きモデルにはインタークーラーがあります。これはエンジンに入る前段階の圧縮されて加熱した空
気を事前にインタークーラーを通し、ボンネット上の鼻から取り入れた外気を使って再冷却する事で、より密度の高い
効率的な空気をエンジンに供給する事が目的のシステムです。VIVIOのインタークーラーは、生産型によりモデルチェ
ンジを繰り返していて、銀色の初期型・黒の中期型・黒の樹脂製最後期型といくつかの種類があります。また、より
高度な冷却性能を追求した社外品もあるようです。特に、最終型に於いて形状が大きく変更され、それまでは立派な
金属製の重そうな縦型インタークーラーでしたが、E型からは樹脂製のスマートなタイプに変更されました。見た目が
樹脂になったためコストダウンで性能が悪くなった等とも言われていますが、96.10〜の整備解説書によれば、SC−
EMPi全車のインタークーラーを新設計の横置きドロンカップ型に変更し、冷却効率の向上、騒音の低減及び、出力
向上を図ったとあります。ちなみにドロンカップ型とは、軽量樹脂ボディの横フィンタイプです。私個人はこちらのタイプ
の方が見た目がスマートで軽量そうなので好みだったりします。また、ハイオク仕様DOHC車(E型RX-Rですね)の
み、フィン枚数が10枚で、他のモデルは全て8枚です。よって他のグレードでもDOHCハイオク用に乗せ換えをする事
で出力向上させることが可能かも知れません。。ちなみにツインカムでも、あくまでRX-RのMTのみ10段仕様でして、
E型のRX-SSやBistroSSの場合は、レギュラー仕様ですので、おなじDOHCでも8段ドロンカップです。

■トルマリンorマグネットチューン■

論理的にはめちゃくちゃアヤシイのですが、効果は確実にあるみたいです。ちなみに未体験です。何処へどの程度
の量使用するのがより効率的なのかが判らず、後込みしてしまいました(笑) 工事中