世界のキリスト教徒の半数強は、カトリック教会に属しています。
カトリック教会は、教えも指導も世界中で一つとなっています。最高指導者は「バチカン」に住むローマ法王です。教会で「教皇(教皇)と呼びます。教会は「教区」に分かれていて、教区の責任者は「司教」です。日本には十六教区あります。なお、各教区の中に多数の小教区があります。そのひとつが、当教会です。
教会は、私たちがともに神に祈り、教えを聞く場所です。そのために、皆が一緒に集まれる広い場所となっています。
入ってみると、正面に、教会の中心となる「祭壇」があります。式を司る司祭は、この祭壇で皆の祈りを神にささげます。ここでささげる「ミサ」は、いちばん大切な祈りです。
祭壇のわきに「朗読台」があります。それは、聖書朗読や説教をするところです。また、祭壇に「十字架」が飾られていて、信者はそれに向かって敬意を表します。イエスがすべての人のために命をささげられたことを思い出すためです。
両側の壁には「十字架の道行(みちゆき)の十四場面が飾られています。キリストのご受難活の黙想をするためです。キリスト信者は、ご受難とご復活のことをしばしば思い起こします。また、教会には、聖母マリアや他の「聖人のご像」が飾られています。キリストにならい、模範的に神の教えを実行した人たちを思い出すためです。もちろん、この方々は神ではありません。
また、教会の中に洗礼を授ける場所もあります。「洗礼」とは、キリストに従って生きようとする人のための入信式です。よく準備した上で、自分から望む方々は洗礼を受けることができます。
入り口には水の入っている器があり、司祭の祈りで聖別された「聖水」が入っています。教会に入るとき、手の先を聖水に浸して「十字架のしるし」をする習慣があります。これは、神から心を清めていただきたいという気持ちを表すためです。
私たちは、「教会」のことを「聖堂」と呼ぶこともあります。正しく言えば、本当の「教会」は建物ではなく、キリストの教えを信じている人々の集まり(エクレシア)なのです。「エクレシア」を日本語に直すと、「教会」になります。
教会建築の内部・外部の形は、教会から規定されていませんので、場所と時代によって、さまざまな様式の教会建築が見られます。 |