571:あしひきの山路を急ぐ旅人を
滝のしぶきと歓びて待つ
クロッサンドラ咲く道の雲
ゲッツさんのバースデーを詠める

572:凍てつかずやさしからずの風よ吹け
今は震えて手もあげぬれば
わが頬つたう流れ星飛べ

573:酒にたつさざなみ夢のつづらおり
いつの日に見る夢のきらめき
寄せて返すは風のささやき

574:恋風を求めて行けど追いつかず
君がその髪僅かに逃げて
 我があしあとをうらみにぞおもふ

575:清らなる風の温もり学びけり
  園より運ぶ百合の朝露
その香にゆれる君が面影

576:吹きもどせ 夜空を急ぐ 流れ星
我が思いまだ 胸とどまりぬ
声に出せぬを何故に3度と

577:薄墨の ファンデーションを 塗る月の
ひとえふたえのはにかみを知り
姿かくすか 春の夜風や

578:しゃぼんだま 木の葉に乗せて かたつむり
雲海めざすを見守りたまえ
速さそろそろ 割らずそろそろ


579:見えねども すがた現す 風紋に
まけじ頑張れ わが恋心
まこと想いをいざ語らんや

580:黒髪を肩でもむよなその仕草
   好きと揺するや君が振袖
風のキッスに頬赤らめて

581:かなわねど 季節外れの 春落ち葉
再び枝へ 返さんと吹く

願い届けとまた舞い上がる


582:初恋は 昔に風と なりぬれば
   止むことわけは 君の微笑
声出さずとも二人行こうと

583:春の日に 若葉と遊ぶ 姿にも
   気付かぬ君の 耳にしらすや
鳥のさえずり花の喜び

584:かの日より そよそよふくや わが旅の
少し未来に まためぐりあう
きっとふたりで まためぐりあう

585:風のキス 雲涙して 受けれども
     答え頬染む 西の空かな
明日はきっと いやいわずとも

586:冬ならば 指のかじかみ 北風も
   春舞い上がる 君が黒髪
僕だけにみゆ 茜雲かな


587:衣をぬらす 風雨もそっと 包みこむ
旅のさなかに仰いで行くは
    女神に似たる 春のマロニエ
チップさんのちょっと遅めバースデーを詠める

588:木蓮の 小径に跳ねし スプライト
   着地で転びただにっこりと
    君と風見る 春の夕暮れ
讃良さんのちょっと遅めバースデーを詠め

589:朝露を払いし君を仰ぎ見る
精一杯のピンクのドレス
裾開くよなシャクナゲの花
さとるくんのちょっと遅めバースデーを詠め

590:忍ぶれど薄く映りし我が頬の
   紅くに気づき 息と顔ふく
ポーカーフェースのそのぎこちなさ

591:くる人を行けども追えぬ空しさに
夢よ僅かのわがひとともに
散らせまいとて生きる朝夕

592:真実の願いをこめて咲く花の
思いを映す夜空にもまた
涼しき顔の流れ星飛ぶ
不二子さんのちょっと遅めバースデーを詠める

593:五月晴れ 東雲いそぎ 澄みわたる
セルリアンブルーの 空まぶしくて
一番星もまだスタンバイ

594:明日晴れと 通天閣の 白ネオン
ジャンボサイズの 星をあつめて
浪花の夜を今宵も見守る

595:星かくす 雨は下地の 化粧水
雲おしろいで 朝笑う空
さあでかけよう涙忘れて

596:良き事の 名残の綱を 絶ち切らん
裾引くなかれ 我のいにしえ
輝くなかれ今でなければ

597:わかれみち 選び消したる 今宵こそ
ここぞ旅立ち こころ幸あり
分水嶺によしとほほえむ

598:大輪の気高く咲ける姫百合の
シャッターチャンスの君のみに見せ
瞬き永久に残しゆくかな
はらでぃーさんのバースデーを詠める

599:いたづらに 君を濡らすや にわか雨
露を払いて またかきあげし
その黒髪に 我が頬も染む

600:まじりけの なきほわほわの 雲心
精一杯に けふを生きれば
その涙ゆえ 透き通るかな