451:夏空の体の熱さ超えゆるを
息苦しなく少し冷ませと
ハーフタイムと降るは夕立

452:2つ鉢片や白鷺片や朱鷺
「孤独が好き」の唇ふさぎて
君に見せよう空飛び交うを
びわさんのバースデーを詠める

453:シャボンソウ映る2つのワイングラス
君と僕との笑顔模様で
今より回れ幸のみぞ見て
SQ☆ふみさんのバースデーを詠める

454:夏の夜の雁とならんと飛ぶ君の
まなじり映す淡き月影
返すきびすのゆれることなし

455:何千里遠き道行く旅の度
往きにわくわく友と語らい
帰り2人で雲をながむる

456:風薫り土輝ける故郷を
モントブレチアまぶたに刻み
岩切り開き道造る君
FISHさんのバースデーを詠める

457:冷奴おひさま醤油で小麦色
ゴマのビキニで誘惑すれば
崩れぬように抱きしめる箸

458:賑わいのネオンに負けじ花火飛ぶ
かくれんぼした星に会う為
風を貫け力尽きるな

459:サヨナラと夕暮れ時に振る手には
長く伸びたる影のその先
またあしたねと交わす指切

460:明け烏時告鳥にならぬとも
宵待ち草のそばではだめか?
月下美人の隣でもダメか?

461:遠き日の指組む乙女たそがれに
染まりし頬を君留めるは
カンナ色した今朝の口紅
さやさんのバースデーを詠める

462:台風が去りて真夏日帰りきぬ
汗拭く指のあつさにもまた
爪にうつりし四季の幸い

463:海よりも深き感謝を伝えんと
穢れを知らぬ花を包みて
野に咲く貝の姿ありけり
まみーさんのバースデーを詠める

464:逃げ惑ういやにげぬとも茶飯事と
雷様の口笛とすも
フォルティシモならひそかにおらんや

465:許される秘密の恋のお相手は
パパに似た君あああのねのね
ブルーリボンに粧いなき紅
なりゆきわかこ先生のバースデーを詠める

466:我は知る古都に今住むローレライ
センニチコウの想いひとりに
黒き絹髪とかす庭先
ちょこさんのバースデーを詠める

467:田に戯れ追いし童の手を離れ
力の限りとんぼ行けども
ビルの迷路に帰路はいずこと

468:真夏日に秋待つ風はたよりなく
待てばいづれは冬となりぬる
なぜに短き思春期の月夜

469:駅に出れば名も知らぬ人行き交うを
顔のみしるや名もしらぬなり
彼も彼女も明日目にしても

470:毬をつく少女の指を今もなお
丸く包める陽の光こそ
現世にみゆ天の羽衣
こすもさんのバースデーを詠める

471:白無垢に君という名の蝶休み
頬を染めたるフヨウの私
夕空隠しきれぬ想いよ
ご住職さんのバースデーを詠める

472:大雨も大海を背に抱くといい
たえて花咲くボタン咲く道
ああ静かなり錦なる人生(たび)
3パパさんのバースデーを詠める

473:咲けば舟おぼろげな過去舵に変え
通い路一路進み行くまで
月影まといまた咲き誇る
椎名めろんさんのバースデーを詠める

474:たよりなくいや月鏡映せるは
すすきに宿る女神の姿
風になびくややわらかな髪

475:同じ歌歌い過ごした昔より
ゼラニウム咲く小道をいつも
弱き吾に与う君に幸あれ
勇者アキリンさんのバースデーを詠める

476:大風をdon't worryと呼ぶ音を
君に鳴らせど我にはならず
同じ土風の道を行けども

477:にび色の試練の崖に月影の
無くも行けるはこの花にありと
孔雀草持ち胸叩く君
白日焼さんのバースデーを詠める

478:雪解けを 待つ土の下 赤子の芽
見えぬ頭を 伸ばして緑
深く色づく 君の想いで
477への返歌を詠める
(白日焼歌仙)(’01・9・20)


479:山路行き吹く旅人の草笛の
音色に鳥と山を従え
ブレスに君を野に仰ぎ見ゆ
ぴなさんのバースデーを詠める

480:雨上がりまだ出ぬ星に目潤ませ
ひとつ思いに指を組む君
星流るるに声立てずとも
日野隆太朗さんのバースデーを詠める