271:持ちきれぬダイアンサスの花束の
小さき花壇君は抱きしめ
目閉じおすまし天女にぞ似る

272:白き手でりんごをかじりしぶきとぶ
元気少女の汗にも似たる
を切る歯もいとみずみずし

273:コンビニの前で缶コーヒー飲めば
水銀灯も満月となり
有明の月を思い出すかな

274:月と星ともに紐引く夜の帳
少し見えたる今は橙
紅茶・コーヒー・朝に「フレッシュ」

275:一筋に思えど君の御心(みこころ)は
八方美人のただの一方(ひとかた)
七方閉づを待つは悲しく

276:雲一つ無き空であれ雨であれ
ヘレニウム咲くその小道には
神の落としたプリズムの虹
まめやっこさんのちょっとおそめのバースデーを詠める

277:ただひとつ重き荷に泣く旅路のみ
フォックスフェースの実をば思わん
Don't worry !! Your way is nice !!
黒月さんのちょっとおそめのバースデーを詠める

278:みつめても きょとんとしてる きみをみて 
この恋心告げられもせず

「数秒前に戻れ!」と頬染む
(まもるぅ歌仙&キャンディ!)(’00・11・1)

279:ブバルディア君組む指に色ぞ似る
祈る乙女の瞳を辿り
生まれる河の夢に「おはよう!」
ひぃさんのバースデーを詠める

280:ローレライ気後れするよな美しさ
月に映るは君が面影
舟より届けわが愛の歌

281:いたづらに月下美人を手折る君
乙女心の気まぐれなれど
日延べ想いに憾みもぞする

282:泣く時は親の死に際のみとして
姿勢を凛と保つ今宵も
心にはまだレインコートが・・

283:神々を湛えそびえて清らなり
天真爛漫震えも知らず
山の端に見る尖り葉の樹々

284:二つ山天女その端を握り持ち
軽く縄跳び戯れみるや
湖水に映る虹をまわして

285:可愛くて小さき花に幸見ゆる
次々に咲く楽しみもまた
胸に高まるわがリズムかな

286:寂しくも内に秘めたる想いまた
胸の白雪解かすがごとく
燃える炎の色のさざんか

287:千歳飴手に下げ慣れぬ着物着て
袖を気にした写真の君は
りりしかわいや時を過ぎても

288:胡蝶蘭花の白妙清々し
衣を気高きしるしとすれば
連なる峰も真似る白銀
橘高かつのりさんのバースデーを詠める

289:微かなる光と清き水あらば
セントポーリア微笑の脇
天使の冠者を引き連れるなり
きょうこさんのバースデーを詠める

290:憂いあるこの世を断つとこもるには
引きとめる花、月と、鳥達
君の言葉を伝えるなかれ

291:東(ひんがし)の空に繋がる峰仰ぎ
投げる言葉の3クッション
雪に洗われ届け(き)のまま

292:雲行きてあとずさりするならばまだ
我は東に離るる後にも
乙女に届け雷鳴の歌

293:金色の舞う夕べには銀杏をも
知る由も無き車中ですらも
引いて引かれる後ろ髪かな

294:柵(しがらみ)を蹴り走り行く蹄には
命の燃ゆる躍動の音
見えぬ翼は今ありと跳ぶ。

295:不老不死何ゆえそこに幸見るや
悲しむ姿見れば夕暮れ
何も変わらぬ値打ち無き朝

296:装いは雪山に見ゆ羽衣に
大海原の波の色あり
ゼラニウム抱く花嫁の旅

297:病にて昼間の闇のまぶたには
夢許さざる痛みの雨雲
独り涙ぞ行き場もあらぬ

298:なにわ行 清き空気の 駿河の地
末広がりの 富士の山
翼逃して 下から眺む
(はらでぃー歌仙)(’00・12・10)


299:12月 上野の山の紅葉散り
人とあゆみし記憶を思う
もっとやさしくすればよかった
(ケーファー歌仙)(’00・12・11)

300:冬が来て星のきれいな我が帰路は
疲れていても空を見上げる
あなたに告げたい この美しさ

(ケーファー歌仙)(’00・12・11)