夏休みファミリー・コンサート ドラゴンクエスト・スペシャル |
夏休みファミリー・コンサート ドラゴンクエストスペシャル |
演目 |
---第1部--- 1.序曲(1) 2.王宮のトランペット(5) 3.遥かなる旅路〜広野を行く〜果てしなき世界(2) 4.ペガサス〜精霊の冠(6) 5.勇者の故郷〜馬車のマーチ(4) 6.スフィンクス〜大神殿(7) 7.栄光への戦い(戦闘〜邪悪なるもの〜悪の化身)(4) ---第2部---
8.冒険の旅(3) 9.哀しみの日々(7) 10.大聖堂のある街(8) 11.洞窟に魔物の影が〜死の塔〜暗黒の世界〜洞窟に魔物の影が(5) 12.エレジー〜不思議のほこら(4) 13.海図を広げて(4) 14.空飛ぶベッド(6) 15.戦火を交えて〜不死身の敵に挑む(5) 16.そして伝説へ(3) ---アンコール--- 1.プロローグ〜馬車を曳いて(8) 2.結婚ワルツ(5) |
コンサートメモ |
・私にとっての「ドラクエ音楽」 DQは8以外はプレイしており、3〜5はサントラを持っているので、馴染みもあるのですが、 6は空飛ぶベッド以外わからず、7に至っては1曲も覚えてないというザマです。 ハマってしまったのはFFですが、原点はドラクエです。 「LoveSong探して」とか「王宮のロンド」とか、楽譜買って必死にピアノで練習してました。 コンサートは、小学生の頃(89年か90年)にBunkamuraオーチャードホールで行われたものに、1回行ったきり。(当時はまだN響) 「おおぞらをとぶ」の美しさに大感動し、「ジプシーダンス」のカスタネットに大ハッスル(爆)したのを覚えています。 ・会場と席の印象 芸術劇場は3回目なのだけど、コンサートホールは初めてです。 席はS席2階左寄り。休暇前にオークションで1000円で落札(^^; 2階だし、結構後ろの方かな?と覚悟してたのだけど、良席だった(1階真ん中より舞台に近く、しかも上なので見渡せた) 大ホールはすっごく広くて、確か5階くらいまであったと思うんだけど、 コンサートホールはこじんまりとしていて、舞台と客席の距離がとても近かった。 2階真ん中付近(多分S席)は、少し空席があったかな。 FFも、大きめの会場(5000人収容)でアンプ使ってやる時と、小さめの会場(2000人弱収容)でやった時とあったけど、やっぱり小さめの会場でツアーしてくれる方がいいなぁ、と改めて思った。生音聴きに来てるんだし。と、話がソレタ。 ・客層 FFコンサートとは明らかに違いました。 オタっぽい人が6〜7割を占めているのは変わらないのだけど(´▽`;、 ファミリーコンサートというだけあって、自分の親くらいの年齢の人も、小学生のお子さんも結構いましたね。若い女の子も多かった。 ・プログラムの構成 以前のコンサートで、アンケートで曲投票(オーケストラで聴きたい曲)をして、 上位の曲を今回演奏した(する)そうです。 1回のコンサートでは収まらないため、東京で半分、名古屋で半分。 私は3〜5の曲ばかり聴いているので、名古屋プログラムの方が、馴染みがあっていいかなー。「そして伝説へ」は投票1位だったので、両会場で演奏したようです。 ・コンポーザー・すぎやまこういち 75歳で指揮とMCをこなす、スーパー作曲者。20年間、コンサートで指揮を振り続けている。 椅子に座っての指揮なのだけれども、盛り上がってくると立って振る。 曲が終わるたびに深々と頭を下げて、マイクを取ってお話を始める。 話し方は落ち着いている。でも面白い。天然ボケなところもある。 FFは10で植松さんonlyではなくなったけれど、 DQの場合、すぎやまこういちさんでなくなることは、考えられない。。。 と思ってしまうくらいの存在感。 ---第1部--- 15:00頃 開演 1.序曲(1) DQシリーズOPタイトル曲。DQで最も有名な曲、通称「ロトのテーマ」。 5のアレンジを聴き慣れているので、途中転調して、曲調が変わる箇所が新鮮でした。 2.王宮のトランペット(5) 5の城曲。城曲というと3の「王宮のロンド」とコレだなぁ〜。トランペットがカッコよし。オーケストラでやると、重厚で上品、聴いててリッチでセレブな気分になる〜。 3.遥かなる旅路〜広野を行く〜果てしなき世界(2) 2の初期のフィールドとアレフガルド、その後の世界。で合ってる? 前2曲に比べると、「果てしなき世界」は軽くて楽しいノリで好き。これが流れると、真っ白いフィールドを鮮明に思い出す。 4.ペガサス〜精霊の冠(6) ペガサス…ペガサス乗ったっけ?記憶になかったのだけど、聴いて何となく、何となく…思い出した。オケで聴くとすごく良かった。どこかでDLできんかなー。 5.勇者の故郷〜馬車のマーチ(4) 4の5章フィールド曲〜馬車曲。「勇者の故郷」は大好きな曲。 対して「馬車のマーチ」のオケアレンジは…実はあまり好きではありません。勇ましすぎるアレンジが好みではなくて…でもこうして生で聴いてみると、迫力あって格好良かった。前の席のお子さんがすごく落ち着きなく動いてたんだけど、「馬車のマーチ」の時だけクギ付けになってた。 6.スフィンクス〜大神殿(7) 大神殿は最初に入る所?かすかに聴き覚え。スフィンクス…スフィンクス…? 7.栄光への戦い(戦闘〜邪悪なるもの〜悪の化身)(4) 4の通常バトル〜ラスボス第一形態〜ラスボス最終形態の曲。 4の通常バトルオケアレンジは、イントロ無理してるよなぁとは思うのですが(^^;、 9/8になる所がお気に入りです。今回の演奏では、まさにこの部分、少々モタついてたのが残念でした。まぁ、拍子が拍子だからなぁ。。。 すぎやまこういちさんのおはなし プログラムでは、冒険の旅までが第一部になってたのですが、変更になったようです。 すぎやまさんがわざわざ、プログラムの変更点を説明していたのが、ファミリーコンサートって感じでいいな(距離感が近い)と思ってしまいました。 ---第2部---
16:10頃 開演 すぎやまこういちさんのおはなし 名古屋ど真ん中祭り(笑)と、のだめカンタービレ(のコンサート)の話。 のだめはセントラル愛知交響楽団が2月に公演をやって、 この先にも公演があるから、宣伝も兼ねてたんでしょうな。 (上手く売るなぁ。これで「行きたい」と思う人、確実にいると思うよ) 嘘か本当かわからないけど、「オケの中でのだめ読んでる人!」とすぎやまさんが聞いたら、ほとんどの人が手挙げてた… 第二部は、「戦火を交えて」までぶっ通しで行くから、拍手はしないでテンション上げておいて、とのこと。ぶっ通しで行く、という言葉に会場ざわめき。 第一部で、客席で全曲指揮を振っていた(もちろん自分の席で)人がいるらしく「オーケストラが見てしまうかもしれないので、この先は振らないでね」と冗談を交えながら、注意。…そんな人が横にいたら、鬱陶しすぎる……… 8.冒険の旅(3) 3のフィールド曲。トランペットが旋律の勇ましいフィールド曲なのだけど、オケアレンジだと弦のイントロがくっ付く(私はこのイントロが好き)。この曲も「そして伝説へ」並に、人気あるんだろうな。ドラクエのフィールドって言ったら、アレフガルドとこれだよなぁ。 9.哀しみの日々(7) 覚えがない、ウッハー(T▽T)ハープのソロがあったね。 10.大聖堂のある街(8) 8なのでもちろん聴くのは初めて。トランペット→ホルン→木管のファンファーレが挟まる、荘厳だけど不思議な雰囲気を持った曲。PS2だし、こんな感じで、ゲーム中では流れていたのかしら…気に入ったのでもう1回聴きたい… 11.洞窟に魔物の影が〜死の塔〜暗黒の世界〜洞窟に魔物の影が(5) 5のダンジョン曲。自分が好きな曲が入ってると、嬉しいね。ダンジョンだから地味なんだけどさ、洞窟曲の木管が繋ぐメロディーが綺麗で好きなんだ。 12.エレジー〜不思議のほこら(4) ほこらキター。この曲群も人気あんだ…エレジーはともかく(眠い)、ほこらはオケでやると、雰囲気変わる(荘厳)もんなぁ。最後は力強いしねぇ。 13.海図を広げて(4) 4の船曲。CDだと、気球〜海図を広げてだったんですが…!私の大好きなまったり気球がカットされた!(T▽T)この曲は…オケ向きだよねぇ。スカっとします。 プログラムの曲解説『雄大な大洋、波間にきらめく陽光…そんなイメージです」。…そんなイメージです(笑) 14.空飛ぶベッド(6) 6の空飛ぶベッド曲。唯一覚えてる曲運良くキター。1度聴いたら忘れまい。独特のメロディー(シロフォン)。 次の曲まで拍手しないはずだったが… すぎやまさんがシロフォンのソロを称えたために、拍手。 いや別にいいんですけどね。でもお客さん側は、アレ?と思ったはず。 15.戦火を交えて〜不死身の敵に挑む(5) 5の通常バトル〜中ボスバトル曲。今回一番楽しみにしてた曲! 期待を裏切らず、疾走感保ち続けてとっても良かった!カッコ良かった!(´▽`) 残念だったのは、中ボス戦の入りでバイオリンの方がフライングしたこと。テンション一気に↓。小さめのホールだから、聴こえてしまうのが…細かくてごめんなさいね。 すぎやまこういちさんのおはなし 投票堂々の第一位が「そして伝説へ」。 これが最後の曲です!さようなら!…という挨拶はなかったな。アンコールが当然と思ってらっしゃるからでしょう。慣れてますね。 16.そして伝説へ(3) 3のエンディング曲。第一位なのは納得。2分と短いED曲だけれども、始めと終わりは勇ましく、中間部は切なく静かに流れていく。コンサートの終わりが「そして伝説へ」って、響きもカッコいいよなぁ〜。 ---アンコール--- 拍手に応えて、すぎやまさん再登場。 「アンコール、まず1曲目…あっ…『まず』って言っちゃった!」 大ウケ。 1.プロローグ〜馬車を曳いて(8) 馬車というからには馬車曲でしょう。短かった。 すぎやまこういちさんのおはなし 「終わった!」という顔をして出て行くはずが、 「まず1曲目」と言ってしまって、引っ込むことができなくなりました。 お客さんの中で、この先1ヶ月以内に結婚される方はいらっしゃいますか? オーケストラの中でも結婚される方はいらっしゃいますか? すぐわかってしまった方もいらっしゃるかと思いますが、 その方たちに贈ります。結婚ワルツ。 2.結婚ワルツ(5) 5の結婚式で流れる曲。FF6のオペラのワルツと重なる…と思いながら聴いていました。曲が終わった後、結婚される人たちを再度すぎやまさんが祝福してたのが、印象的でした。 アンコール3曲目も期待して…ものすごい拍手だったんですが、2曲で終わりでした。 もっと聴きたかったなー。 17:??頃 終了 |
総評 |
5はPSから入ってしまったので、オケ版の印象が強すぎ(※PS版の音楽は全てオケ)、他の曲もCDで聴きすぎているせいか「ここはこんな速さ」「ここは〜が目立つ」etc、自分の中で決め付けている部分があったので、少しのミスや演奏の違いで違和感を感じてしまう…んですよね。 逆に、全然覚えていない、聴いた事のない7〜8の曲は、新鮮に耳の中に飛び込んできて、サントラ全部聴いてみたい!と強く思いました。不思議だよ人間の耳は… FFの場合、コンサートは「特別なイベント」的位置付けだけど、DQはすぎやまさん・オーケストラ・お客さんの距離が近いなぁと感じた(今回のようなファミリーコンサートに限られるのかもしれないけど)毎年恒例のイベントになっているようだし、簡単なものだけどプログラムは配っちゃうし、公演前からHPに曲目は掲載されてるし。 家族連れも多かったし、すぎやまこういちさん自身が「オーケストラを身近に感じられるように」コンサートを毎年開いている、信念が伝わってきました。私も子供連れて「あの楽器はねー」とか説明したいなぁと思ったもの。 すぎやまこういちさんはお話上手、頭良いですね…カンペもなしに、指揮終えてすぐ喋りだすのは凄いよ。75歳だよ!?東京公演では、休憩の前に木管が宿屋に泊まる時のジングルやったり、すぎやまさんが着メロ披露したんだそうですねー。そういうお遊びを名古屋でも見たかったな! 来年も行きたいな、と思える楽しいコンサートでした。 で、今回聴きたかったけど演奏されなかった曲↓ ・この道わが旅(2)(東京ではアンコールでやったそうですね!) ・王宮のロンド(3)(城といえば) ・世界をまわる(3)(エキゾチックジパング) ・おおぞらをとぶ(3)(名曲、東京公演で演奏済) ・1章〜4章メドレー(4)(ジプシーダンス) ・のどかな気球のたび(4)(まったり) ・導かれし者たち(4)(落ち着く) ・地平の彼方へ(5)(一番好きなフィールド曲) ・哀愁物語(5)(東京ではやったんだよね) |