FINAL FANTASY 4 Celtic Moon
1991年10月28日 NTT出版
初期版:紺色の紙ジャケット
アレンジャーはマイク・ブラナクさん(女性)。
ダブリンにて収録。4の音楽をケルト風にアレンジ。
アイルランドの伝統的な楽器であるフィドル
(俗に言うバイオリン。演奏方法などから特にそう呼ばれる)、
アコーディオン、ティン・ホイッスル(ブリキの縦笛)、
イーリアン・パイプ(腕の力で肘につけた袋に空気を溜め、
演奏する、バグパイプの一種)などを使用。

このアルバムは好みの分かれそうなところです。
曲の途中で拍子が変わったりして、全く別の曲になる。
そこがすごくアイリッシュらしいんだけれど、
FF音楽として聴いてたら違和感があるかも。
私は好きです。フィドルとかの音って、懐かしいというか、
日本的な音色だと思うんです。


1、THE PRELUDE

プレリュード

アルペジオはハープにて。とても美しいです。裏は…timber flute?定かではないので、調べておきます。リコーダーに似てますが。柔らかい音色です。
1つだけ、終わり方がちょっと嫌です…
2、PROLOGUE... オープニング
すごく懐かしい感じです。原曲の流れを受け継ぎながら、全く別の方向に向かって
曲は進むんですが、ケルト楽器の魔力というのはすごいです。
聴いているうちに何だかうっとりと。この曲はお気に入りです。
3、CHOCOBO−CHOCOBO

チョコボ

いやはや、一音違うだけで激しくおとぼけ120%(笑)最初聴いた時
笑ってしまった。好き勝手いじられてます、この曲も。戻り方が強引でまた…

4、INTO THE DARKNESS

ダンジョン
このアレンジはいやだなぁ〜、と思ってしまうのはなぜだろう?
フィドルの旋律で、いかにもダンジョンらしくなってしまいましたね。
ハープはやはりきれいですが、原曲の方が私は好きです。
5、MAIN THEME OF 
          FINAL FANTASY4
ファイナルファンタジー4 メインテーマ
裏の木琴がちょっと不気味です。これも原曲優勢ですね。
旋律が少し弱めなので木琴が目立つのでしょう。
6、WELCOME TO OUR TOWN! 街のテーマ
遊び心がいっぱい。街のパブで歌い踊る人達!
という感じで、テーマからも外れてないんじゃないかな。
7、THE THEME OF LOVE 愛のテーマ
植松さんのお気に入りで、演奏した人達も感情移入していたようです。
それがひしひしと伝わってきます。
8、MELODY OF LUTE ギルバートのリュート
これはブズーキ(ギター系の楽器)による旋律だと思います。
そんなに細工もしてないし、シンプルでいい曲です。
9、PALOM&POLOM パロム・ポロムのテーマ
こういうおとぼけ系の曲はいじられやすいみたいですね。
「チョコボ」とアレンジのされ方が似てますから。
この旋律をフィドルでやると不思議な感じですね…
10、GIOTTO,THE GREAT KING キング・ジオットの城
面白いです。例のごとく途中でどこかへ行ってしまいますが。(笑)
11、DANCING CALCOBRENA 踊る人形カルコブリーナ
始まりは原曲どおり妖しげです。3拍子はずっと変わらないんですが、
妙に平和的な中間部です。
12、MYSTIC MYSIDIA ミシディア国
原曲の謎めいた雰囲気を壊さずにアレンジされてます。
このアルバムの中では一番原曲に忠実ですね。
13、ILLUSIONARY WORLD  幻獣の街
またまた。途中で幻獣の街どころではない騒ぎになってます(^^;
14、RYDIA リディア
生で録音されてる曲って、いいですね。ブレスの息づかいとか聴こえて、
何とも暖かいではありませんか。この曲で特にそれを感じました。
15、TROIAN BEAUTY トロイア国
優しいメロディー。はっきりとした終わりはなく、同じメロディーが繰り返されます。
ベスト版の方にも収録されています。


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