FINAL FANTASY 3 悠久の風伝説
1990年5月25日 ポリスター
オリジナルより先に出てます
英語文の朗読、英語の歌、原曲アレンジから成る。
(脚本・原作詞はFF3までのシナリオを担当した寺田憲史氏)
このアルバムのアレンジは秀逸!!の一言。

曲はテーマごとまとめられているので、
例えば「ドーガとウネの館だけ聴きたいな」
と思っても、怪しげな混声合唱から聴かねばなりません。
英語朗読いらん。


1、邪悪の胎動 プレリュード〜クリスタルのある洞窟
ゆったりとしたハープのプレリュードから。「クリスタルのある洞窟」は木琴トレモロで
始まり、あまりにも自分の中のイメージにピッタリ合ってて、とても嬉しかった。
2、風の啓示 故郷の街ウル〜悠久の風〜バトル1(〜クリスタルのある洞窟+バトル2)
「故郷の街ウル」の旋律はフルートで優しく。「悠久の風」はオーボエ。
これを聴いた時は、感動しました。力が抜けていて、まさに「風」のイメージ。
3、彷徨の旅路

Roaming Sheep(歌・dido) チョコボ〜4人組じいさんのテーマ〜潜水艇ノーチラス  
水の巫女エリア

この一群はかなり好きです。
「Roaming Sheep」は必聴。昔何かの番組のエンディングテーマとして使われて
いました。dido(おおたか静流さん×加藤みちあきさんのユニット。CM音楽を多く
手がける。ここで歌ってるのはおおたかさん)による英語詞の歌。最初は‘金髪の
少年が歌ってる’と思っていた…。すごく透明感があるボーイソプラノ声なんです。
「チョコボ」はクラリネット音がぴったり。楽しい。「ノーチラス」の最後のピアノがきれい。
「エリア」はベスト版にも入っています。フルートの音色と合ってて最高!
植松先生のお気に入りだそうです。涙を誘います。
4、その大いなる導き

The spiritual leader(混声合唱)
ドーガとウネの館 The Breeze(歌・dido)

「The spiritual leader」は古代エジプト語とヘブライ語の歌。(…縁ない言語だ…)
‘やーやや野菜’とか‘ソースを食う’って聞こえるんだけど(爆)
「ドーガとウネの館」は原曲より更に神秘的!最後のオルガン部がとても良いです。
5、陰と陽の攻防 巨大戦艦インビンシブル〜ハインの城
「巨大戦艦インビンシブル」、トランペットの旋律で爽快アレンジ!これ聴くともう
原曲が聴けません。曲と曲の合間に「マトーヤの洞窟」が微妙に聴こえてきます。
「ハインの城」逆に、こっちは原曲の方が好きです、私は。FC音源の方がおどろ
おどろしさがより表現できてると思います。
6、凶々しき渇望 闇のクリスタル〜最後の死闘
「闇の…」あまりに激しくアレンジされてるので、最初何の曲かわからなかった(笑)
アレンジでこんなに変わっちゃうんですねぇ。かっこいいですが。このノリを引き継いで
「最後の死闘」、この音楽を結局2度聴きました。(ラスボスで撃沈)
7、新たなる世界 エンディングテーマ(巨大戦艦インビンシブル〜プレリュード〜オープニング)
ちょっと長め。「インビンシブル」は、フルートの柔らかい旋律とお得意のアルペジオで。
短いプレリュードをはさみ、行進曲をへてオープニング(FFのテーマ)へ。
今回のアレンジは正統派ですが、すごく厚みがあって…感動。
このアレンジは非常に素晴らしいと思うので、是非聴いて下さい。私は大好きです。


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