SYMPHONIC SUITE FINAL FANTASY
1989年7月25日 ポリスター
[公演データ] 1989年5月20日 ゆうぽーと簡易保険ホール
作・編曲:服部克久、服部隆之  演奏:東京交響楽団
コンサートのライブレコーディング。 
しかもアレンジしてるのは、服部氏ときた。大物。
(当日の指揮者も服部克久氏) 
 隆之さんというのは、息子さんみたいですね。
聖剣伝説・アレンジの編曲もされている方だと思います。
管楽器のミスが目立つ気もしないでもないですが…(^^;
それもまぁ、ライブ録音ならではってことで。
不気味曲が揃った「SCENE6」は、個人的におすすめ。


1、SCENE 1  FF2「メインテーマ」
元々FF2のメインテーマって好きなんですが、合唱が付いてなかなか
ドラマチックな仕上がり、イイです。
2、SCENE 2

FF2「戦闘シーン2」

リズムマシーンの、規則正しいリズム打ちから始まります。
テンポは原曲よりかなりスロー。激しさはありません。このリズムが眠気を誘う…
3、SCENE 3 FF1「オープニング」〜「街」〜「マトーヤの洞窟」〜「オープニング」
「オープニング」は弦楽器とトランペットが抑え気味に奏でます。
「街」はオーボエ。(短め)「マトーヤの洞窟」はバイオリンがゆったりと。
4、SCENE 4 FF2「フィナーレ」
5、SCENE 5−PRELUDE−

序曲〜FF1・2「プレリュード」〜FF1「メインテーマ」〜「カオスの神殿」

「序曲」とは、服部隆之氏が書き下ろしたもの。この勇ましい序曲から、
物静かにハープが奏でる「プレリュード」へ。裏の旋律はフルート。植松さんの
アレンジとはだいぶ違ってて、最初は少し戸惑いますが。面白いですね。
「カオスの神殿」はえらい迫力です。「メインテーマ」が原曲より落ちついた
感じになっているからかな。金管楽器と弦楽器の戦いのよう。カッコイイです。
6、SCENE 6 FF1「グルグ火山」〜FF2「ダンジョン」〜「帝国軍のテーマ」
一見すると気味悪い曲の競演という気もしますが、こういう曲のオケアレンジは
とても面白いです。普通の人は好きじゃなさそうだけど…
「グルグ火山」はクラリネットによる旋律、裏はファゴット。
途中から主旋律がファゴットと弦のピチカートに変わる。楽しいね〜。
「ダンジョン」の旋律はサックスですかね。合の手に(?)クラリネット。ストリングス
が徐々に盛り上げていき、低音管楽器大活躍の「帝国軍のテーマ」へ。カッコイイ。
私がSCENE6好きなのは、管楽器が多用されてるからなのかもしれません。 
7、SCENE 7 FF2「反乱軍のテーマ」
ホールで聴いたらきっともっと感動的だろうな。これもSCENE1も。
弦→トランペット→合唱と引き継がれる旋律。壮大且つ叙情的。
原曲は原曲で素晴らしいですが、こちらもフィナーレを飾るにふさわしいアレンジに
なっています。


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