霊気を実践していくこと

霊気は、テキスト(本)をよく読んで、その通りにやればいいのです。
自分で何度も繰り返してやることによって、より上手く強くなっていくものです。
誰か先生にそばにいてもらって、あれこれ細かい注意を受けながらやる必要はありません。
それほど、シンプルなヒーリングです。
映像慣れしている現代人には、テキストの文字だけでは、何だかさっぱりわからない…ということもあるでしょう。
霊気についての細かい説明は、他所のサイトにお任せします。

2003年 アチューンメントを受けて

アチューンメントを受けてすぐに、「さあ、ヒーリングができますよ、シンボルが使えますよ」と言われても、なかなか頭の中が整理されません。順番もごちゃごちゃ、細切れになったりで私のヒーリングは大丈夫か!?というひどいものでした。
テキストを見ながらゆっくりやっていくうちに、だんだん頭に入ってきて、見なくてもできるようになります。
アチューンメントを受けて最初の難関は、21日間のセルフヒーリングでしょう。
自分に手を当ててじっとしているのは思ったより大変です。眠くて眠くていつも知らないうちに眠ってしまいます。 でもこれをしっかりやるのとやらないのとでは、その後の能力に差が出るらしいのです。
私は、自分に流すと手のひらのピリピリ感が鈍いのでセルフヒーリングはつまらないと思うようになりました。
その後、体調が次第に悪くなり、テキストにも載っていた「好転反応」か?と思っていました。
今思えば、更年期に突入する時期と、私生活のストレスフルな出来事が重なって体調を悪化させてきたのだと考えられます。その見極めはとても難しいことです。身体を霊視できる能力者に視てもらえたなら、きっと悩まなくて済んだのにと思います。
だいたい、スピリチュアルな世界の「霊気」に惹かれるということ自体、人生の転換期の現れなのだから、体調が変わるのも当然です。

霊気は基本的に一人でできるヒーリングです。
霊気マラソンや霊気サークルは霊気を楽しむバリエーションのひとつですが、普段は一人でやるだけなので、続けていくのが難しくなるという側面があります。仲間が身近にいれば霊気の話題で盛り上がるんでしょうね。
私は県外でアチューンメントを受けたので、その後のイベントには参加していません。もともとグループ行動が嫌いだし、霊気について特に疑問も不安もなかったので、同じ仲間がそばにいてくれたら……と思うこともありませんでした。

高い受講料を払っても、だんだん興味を失って使わなくなるのはとても惜しいことです。
霊気を身に付けようと思った最初の動機を大切にしてほしいと思います。
願望成就とか、現実逃避の手段や優越感の道具にしようというのでしたら、無駄な投資ですけどね。

自分は飲めない「泉の水」

友人が、「亡くなった友達が夢に出るので、真っ暗にして眠ることができなくなった」という話を聞いて霊気をやらせてもらったことがありました。効果があったのか、偶然なのか、その後は電気を消して眠れるようになったと言ってました。その彼女には、私の体調が年々悪化することを話していたのですが、ある日こう言われました。
「自分は飲めないんだよね、そういうのって。泉がある場所を人に教えることができるのに、自分はそこに行って飲むことができない泉」
なるほど…でも、セルフヒーリングって何のためにあるのかな。
セルフヒーリングをさぼっていたことを反省し、その時はまたやり始めたのですが三日坊主でした。

体調がすぐれないながらも、たくさんの方々に霊気をさせていただく機会がありました。幸い皆さんが良い感触を得られたようでした。でも霊気は1回受けただけで何かが劇的に変わるものではないと思うので、皆さんのお役に立てたとはまったく思っていません。
霊気を受けてくださる人が現れたという現実は、「有り難い奇跡なんだ」と知ることができました。

今 私の霊気は?

習いたての頃の、霊気の手順ははぶいても大丈夫です。
意識がそこに向かえばいいのですから。
飼い犬に、飼い猫に、観葉植物に、自分の傷に……。家族や友人に、軽くて明るい光を送る…。

以前テレビで、東日本大震災の時の避難生活で溜まったストレスを和らげる手法として紹介されていた「手当て」を見た時に思いました。
「あれも霊気だな」
チカラを入れてさすったり叩いたりしないで、ごく軽く触れているだけというものでした。あれは素晴らしいと思います。
筋肉は強く触れると、それに対応しようとして強く反応するのでストレスがかかり逆効果になります。揉み過ぎると固くなってしまうので注意が必要です。でも、そっと手を置いて、じっとしていてくれる人ってなかなかいないですよね。