紫色のテーマ…直感

好む人の性格

・天賦の直感力をもつ
・はにかみ屋で臆病、世を忍んでいることもある
・指導的立場にあって、威厳と高貴に満ちた人もいる
・仕事はいつも固い信念を持って最後までやり抜く
・文化的志向があり芸術家に多い
・世間の下劣・俗悪な局面を慎重に避けて通る
・高度な感性が災いして、他人を信用することができない
・不可思議でとらえどころがない
・気取りや、きざなタイプは自惚れをかくせない

使用の目的

・自分の直感的洞察力を刺激する
・自分の気持ちを信じる

藍色(紫)の光線……直観
この色のオーラがあらわすあなたの状態は…
  世間的、精神的な支配、高い知覚、直感、超常能力(ESP)、神性の知恵、予見的な幻を見る能力、自己修養、希望に満ちた期待、理想主義的な野望
  狂信的、宗教的熱狂、所有欲、高圧的、混乱、忘却、非効率、将来への異常な関心、内向的、節制心がない、無能

王家の紫(パープル)、王のローブの初期の色である藍色(インディゴ)がオーラに見られるときは、霊的に高い地点への到達、自己修養、統治を意味します。形式、儀式、厳粛な式典の色である紫は、宗教的な地位 や威厳とつながっています。この色は、初期のキリスト教会では、屈辱と悲しみに関係がありました。
藍色と紫はあらゆる求道者……大儀を求め、霊的な体験を求める人々……をあらわしています。紫は現実的な、世の中の出来事をうまく処理します。
青みがかった紫は神性の力を通じての達成を意味します。赤みがかった紫は人の意志と努力です。ラベンダー色は謙虚と崇拝を意味します。

藍色と紫色の波動の影響

影 響 効 用
助長する 本当の目的、理想の実現、直感、心からの望み、麻酔、厳粛、目標の理解、痛みへの無感覚、理想主義
悪化させる 現実感覚の喪失、地に足のつかない感覚
癒す 過剰な興奮、腎臓の過活動、抑圧、活動過多、強迫観念、ADHD(注意欠陥障害)、発熱、恐怖
刺激する 血管の活動、スピリチュアルな体験、自由な表現、敬愛、超常的なものの知覚、自己表現、畏敬の念、瞑想、個人主義、自力本願
適している用途 教会の内装、ホテルの内装、瞑想用の部屋、聖職者の服装、豪華なインテリア、瞑想用の服装、王家の服装、スピリチュアルなものを取り扱うセンター、霊能力者の服装、宮殿の内装、スピリチュアル関係の書店

藍色や紫色は、厳粛(げんしゅく)な気持ちになり、非常に崇高で貴重なものの存在を前にしてその威厳に打たれて感じる敬意を喚起(かんき)します。紫は伝統的に王家の色でした。藍色は、神秘的な色でスピリチュアルな体験を増大させ、直感を発達させ、自由、自信、理想主義、神性の方向を刺激します。自分の魂の本当の目的、目標、夢を思い出す一助として理想的な色です。藍色はあなたの目標をあなたの人生に対する神の意志と一致させてくれます。知性が勝ちすぎているときは、藍色が直感的な傾向を強めてくれます。藍色と紫は痛みを抑え、過活動を克服する強力な鎮静剤です。しかし藍色が多すぎると、現実感覚を失ってしまったり、血液の流れを制限して血圧が上がったりします。

菫(すみれ)色の光線……神性の悟り
この色のオーラがあらわすあなたの状態は…
  神性の悟り、神とのつながり、一体となった意識、謙虚、創造性に満ちた想像力、啓示的場面 、インスピレーション、精神の自由、高いところでの霊的同調、<気>への感受性、霊的啓蒙
  狂信、宗教的熱狂、所有欲、放心状態、自己嫌悪、不調和、不信心、精神性への無自覚、地に足がついていない、精神的不安定

菫色は可視光線の中で、最も高い周波数を持ち、非常に高尚な、霊的で宗教的な感情、思考、達成をあらわします。青と赤、熱望と不屈の精神の組み合わせが菫色には混ざり合っています。このオーラの色は進化した意識を意味します。
初期のキリスト教会は菫色を贖罪(しょくざい)の日々に使って、礼拝者の思いを世俗的な心配から天上の調和へ向上させようとしました。精神性が高く、心身共に不屈で予知夢やお告げとなる場面 を見ることができる人は菫色のオーラを持っています。紫外線はバクテリアや寄生虫を殺すので、菫色のオーラを持つヒーラーは、病気やウツの人を自分はその病気に感染することなく助けることができます。菫色のオーラを持つ人には心臓や胃の疾患がよく見られます。

菫色の波動の影響

影 響 効 用
助長する 平穏、神の愛、テレパシー、スピリチュアルコミュニケーション、人道主義、ESP、兄弟愛、超常現象、神の悟り、超常的なものの知覚、深遠な現実
悪化させる 現実感覚の喪失、地に足のつかない感覚
癒す 神経、飢え、神経症、血液、神経過敏、精神病、頭皮の病気、過剰な興奮、物質主義
刺激する 脾臓(ひぞう)の活動、想像力、スピリチュアルな目覚め、骨の成長、神との接触、白血球、高い次元の意識、無条件の愛情、血液状化、スピリチュアルな感情、神の創造性
適している用途 瞑想用の部屋、シンフォニー・ホール、聖職者の服装、創造的な部屋、教会、霊能力者の服装、芸術家の仕事場、宗教的な建物、霊能力者の部屋、音楽スタジオ、スピリチュアル関係の書店

菫色はスピリチュアルな目覚め、瞑想、人類に対する無条件の愛情、創造的なイマジネーション、高い次元の思想、ESP、高い次元への感受性を強めます。菫色の光はささいな不安や物質主義の鎖への執着を逆転させます。菫色は神経を落ち着かせ、極度に緊張している人々をなだめます。精神病院では、菫色の光や菫色に塗られた壁を使うと、暴力的な患者が落ち着いたり状態が改善したりします。この色は、心臓、筋肉、リンパ、神経系など、組織と器官の活動を抑えます。
レオナルド・ダ・ヴィンチはこう語っています。
"瞑想の力は、静かな教会のステンドグラスの窓を通して菫色の光が投げかけられているその下でおこなうと10倍強くなる"
有名なドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーは菫色のカーテンの陰で宗教音楽を作曲しました。

「色の秘密」野村順一/ネスコ 「オーラ・ヒーリング」スーザン・シュムスキー/徳間書店 より引用しました。