緑色のテーマ…調和とバランス

好む人の性格

・率直で社会意識があり、道徳心を持ち、人の道を重んずる
・優れた教育者で、日頃かなり社交的で群居性があるが、本当は田舎の生活の静寂と平和を好む
・出しゃばらず、しんぼう強い
・礼儀正しく、評判も良いが、しばしば他人に利用される
・緑色を嫌う人は、社会的かかわりあいに抵抗し、孤独になりがち

使用の目的

・健康意識を促進する
・不和に対する自分の感情的反応をなだめる
・独自の目標を立てる

黄緑色のテーマ…理想・革新

好む人の性格

・知覚力抜群
・人目をいつも気にするので会うことは苦手
・黄緑を極度に嫌う人は、民族的・社会的偏見の持ち主であることが多い
・宗教、色彩、国籍を理由に人々を軽蔑しがち

ミントグリーンのテーマ…理想・再生

好む人の性格

・思いのまま自分の精神力を駆使して最高の洞察力を発揮する
・謙虚であるためか、他人の激しい感情の表明にとまどう
・自分のゴールを目指してひとり静かに努力する
・知見を求めて、自分の人生を少しでも向上させたいと思っている
・美学的調和や自然主義の芸術などに興味を持つ
・世の中を少しでも良くしようと願い、有意義に役立つ自分を見つけようと努力する

使用の目的

・自分の身体を癒す
・外からの消耗を低減する

アップルグリーンのテーマ…革新

好む人の性格

・従順で融通がきくので友人の幅も広く心もおおらか
・新しいプロジェクト、企業を創設し、トップをつとめる
・あらゆるものに対して積極的な関心をもつ
・ひとつの役割にとどまるのをきらい、平凡な日常にうんざりする
・気まぐれで興奮しやすい

使用の目的

・新しい機会をもたらし、挑戦を刺激する

青緑色のテーマ…楽天

好む人の性格

・ふたつのタイプがあり、ひとつは波乱万丈の人生で、自己充足型エネルギーの持ち主
 いつも希望に満ち、楽天的で信仰心にあつく、人を信じやすい
 自分も他人もすぐに信用する
 信念以上のものを抱く
・もうひとつは、平静で魅力的なタイプ
 感性豊かで洗練されている
 私心のないやり方でいつも喜んで人を助ける
 我慢強く着実の反面、援助や指導をはねつける
 気難しく自惚れが強い
 虚栄心が強まるにつれ、人間関係や恋愛関係が破綻することも

使用の目的

・感情的ストレスを軽減する
・精神的訓練を継続させる
・実践力を刺激する

緑色の光線……調和
この色のオーラがあらわすあなたの状態は…
  癒し、愛、バランス、調和、平和、信仰、希望、慈悲、神の意思への同調、兄弟愛、協力、助け合いの精神、成長、変化、愛の奉仕、慈愛、学び、順応性、より高い意識、寛容、自然への愛、友好的、強さ、繁栄
  妬み、嫉妬、裏切り、悪意、危惧、硬直性、頑固、わがまま、不安感、自己疑念、けち、不誠実、策略好き、欺瞞、不信、所有欲

緑は癒しの色、ヒーラーの色です。初期のキリスト教では、この色は若さ、豊饒(ほうじょう)、春の野を意味しました。
可視光線の真ん中にある緑色は、ふたつの電磁的な端のバランスを保っています。このことから緑は均衡(きんこう)や順応の象徴なのです。
透明な草の緑のオーラは"緑の指"、自然への愛、野外生活、新しい始まり、穏やかな家庭生活を示します。薄く透明な緑の色合いは、利他主義、慈悲の心を象徴します。エネルギー・フィールドから緑のオーラがゆらめいている人は、非常に感情移入の上手なヒーラーです。
濁った緑には、如才なさ、外交術、協力などの意味が加わります。青緑のオーラは信頼に足る人柄で助けようとする気持ちの強い人を示します。
明るい青緑(トルコ石の色) のオーラの持ち主は、影響力があり、てきぱきと活動的に複数の仕事をこなす人です。
濁った黒板の色、オリーブ色は、堕落、下劣、詐欺、裏切りなどをあらわします。非常に濁った緑は恨みによる悪意です。英語では"嫉妬で緑色だ"とか"緑の目の怪物"と言いますよね。目のくらむようなレモン色がかった緑の筋が、人が言い逃れをしようとしたり嘘をついたりしているときに、頭のすぐ上にあります。

緑色の波動の影響

影 響 効 用
助長する 癒し、慰め、同情、バランス、鎮静作用、上品、調和、拡大、有用性、身体的リラックス、思いやり、他者への励まし、穏和、妥協、快適、静穏、率直、安全、静寂、所有欲のなさ、繁栄、兄弟愛
悪化させる 厳格、硬直性、固定的パターン
癒す 心臓の状態、不安、好色、睡眠障害、いらいら、わがまま、不眠症、疲労困ぱい、意気消沈、神経系、ホームシック、優柔不断、執着、偽善行為、後悔、緊張、自己本位 、ふさぎこみ、熱望
刺激する 下垂体、休養、平衡、筋肉形成、回復、安全、組織形成、若返り、解放、再生、インスピレーション、希望、休息、動機づけ、消化、安定
適している用途 殺菌の必要、ヒーリング・ルーム、政治、医療機関の制服、セラピー・ルーム、国際関係、医療機関、カウンセリング・ルーム、交渉、医師、キッチンのインテリア、裁定、看護士、寝室のインテリア、弁護士のオフィス、病院、パジャマ、法廷、ベッドのシーツ

自然は虹の中でも最も心のやわらぐ色"緑色"で自らを飾っています。澄んだ、春の明るい草の緑は癒しと兄弟愛を刺激します。20世紀半ば、緑色にはリラックス効果があると証明されたとき、病院は大量の薄緑色のペンキで塗り替えられました。緑色を身に着けると安定性が増し、精神的な生活と物質的な生活との調和がとれるようになります。しかし緑色が多すぎると頑(かたく)なな心理的パターンを固定化することになります。緑色の殺菌効果は菌を破壊し、腐敗を防ぎます。

「色の秘密」野村順一/ネスコ 「オーラ・ヒーリング」スーザン・シュムスキー/徳間書店 より引用しました。