光と色はエネルギーの振動

音や物質はすべて固有の振動を持つエネルギーの結果です。
光=色も振動です。音は低い振動で、それより高くなると電気や熱になります。
音の何オクターブかの上に光と色彩の振動があります。
周波数の低い順から 電波・赤外線・可視光線(目で見える色)・紫外線・X線・ガンマ線・宇宙線 となります。

宇宙線は純粋で混じっていない色なので、明るく透明なオーラの色は、ポジティブで健康な姿勢とエネルギーを反映しています。色を混ぜることによって、精神的・感情的な活動のスペクトルがあらわれます。
たとえば黄色と青で緑色となりますが、これは知性とスピリチュアルな面をあわせているわけです。
白を加えればオーラは明るくなります。
黒や補色を加えると暗く濁った色になり、有毒な感情や病気を意味します。
太陽の透明な光線が汚い窓を通るように、神性のエネルギーの流れが妨げられ、光の多くは止められてしまいます。

光の光線はふたつの方法で伝わる

放射する光の源から
太陽、映写機、テレビのスクリーンからの色の光線はどれも放射光です。
放射光の原色は赤、緑、紫です。この3色が混ざると純粋な白色光になります。赤と緑の光を混ぜると、黄色の光があらわれます。紫と赤の光は臙脂(べに)色をつくりだし、緑と紫では青になります。放射光を混ぜていくと、もとの色よりも明るく強くなっていきます。

表面を反射して
紙、衣服、壁、家具、絵の色は反射光です。
反射光の原色は赤、黄色、青です。この3色を混ぜると白になります。反射の色とはものの表面で反射した特定の波長を意味します。全ての光が表面で反射すると白があらわれます。全ての光が吸収されると黒になります。紫の布は白色光に含まれる紫以外のすべての色を吸収します。光源がなければ、どんな表面も黒に見えます。

赤、黄色、青の原色を混ぜると第二色がつくりだされます。色を混ぜ続ければあらゆる色をつくり出すことができます。
白を混ぜると色が軽く(明度が高く)なり、黒を混ぜれば色は暗く(暗度が高く)なります。
オーラの光は放射光でも反射光でもない、力強い宇宙のスピリチュアルな光ですが、オーラの意味を考えるうえでは、原色は赤、黄色、青となります。
色には、「良い」「悪い」はなく、どの色にも価値があります。特定の肉体的、精神的、感情的状態は異なる時に異なる色を示しているからです。

オーラの光


古代の象徴的表現では、赤は人の肉体の色、大地の色、地獄の色です。
活気づくのも消耗するのも、あらゆる肉体活動は赤の波動であらわされます。

古代の色の意味では、黄色は精神をあらわします。心が躍るものも落ち込むものも、全ての知性的な活動は黄色の波動を示します。

古代の象徴的表現では、青は天国と聖霊の色です。本当にスピリチュアルなものも狂信的なものも、あらゆる宗教的な感情は青い波動であらわされます。

白は純粋な聖霊をあらわし、その核にあるのは、宇宙でもっともポジティブな性質です。
●黒
黒は無の色、光の欠如です。負の極限にあり、白の波動の逆になります。

色の音

 赤
オレンジ色
黄色
緑色
藍色
菫色
音階
C、ド
D、レ
E、ミ
F、ファ
G、ソ
A、ラ
B、シ
文字
A
E
I
O
U
W
Y
太陽
火星
水星
木星
金星
土星
サンスクリット語の名前
スルヤ
チャンドラ
マンガラ
ブダ
グル
シュクラ
シャニ
元素
精神
エーテル
空気
シャクティ:
ハラナ:
惹きつける
シャラナ:
喜ぶ
ガラナ:
働く
ヴァカナ:
教える
スタラナ:
拡張する
カーマ:
愛する
スタンバーナ:
遅れる、止まる
マントラ
フリーム
(Hreem)
シュリーム
(Shreem)
クリーム
(Kreem)
アイム
(Aim)
ストリーム
(Streem)
クリーム
(Kleem)
フリーム
(Hleem)
スペクトルの7色には、各々対応する音階、文字、星、元素、シャクティ、マントラがある。

 音階と色の対応は、特定の音階が演奏されるときに特定の色が見える透視能力者の研究によって発見されました。三和音が演奏されると、3つの色が同時にあらわれます。高いオクターブの音階は明度が高くなります。低いオクターブの音階は暗くなります。

 それぞれの色の質は対応する音階と一致しています。たとえばCの音は強さと生命力をもたらし、Gは心を落ちつけるということになります。したがって特定の音階や和音を聴くと癒されるわけです。敏感な器具を使って科学者は「草の成長する音はFで、緑色に対応している」ということを発見しました。Fの音が演奏されると、草は元気よくまた早く成長します。

 赤はスペクトルの最初の色で、あなたが口を開いてつくりだすもっとも初元的な音と対応しています。その音 "アー" はアルファベットの最初の文字として、音階の最初の音でもあります。またインドのヴェーダの最初の音であるだけではありません。それはヴェーダが宇宙を生み出すもととなる波動といわれています。

 オレンジの音、 "エー" は、オレンジの性質つまりもっとも良く表現したいという欲望を表しています。この音は舌を口蓋に近づけるような気持ちで上げ、前へやや突き出したときに作られます。

 黄色の音、 "イー" は、アイデンティティと個人をあらわしています。自我の音"イー"は、黄色があらわす知性の完全な発達形なのです。

 緑の波動の "オー" という音は、畏敬の念や不思議な気持ちに驚くことと関係しています。調査や研究、新しい体験、新しい場への旅、美しいものを見た結果起こるわくわくした気持ちです。緑は、もっとも心が慰められる色で美と関連しています。

 "ウー" とか "ユー" という音は、青の音で、受け取るよりも与えるために手を伸ばす音です。そこで、慈善や道徳、倫理、精神的価値をあらわす音といえます。
 "ウー"はくちびるをきちっと引き締めて丸くしたときにでる音です。低く、厳粛な、この低音は、藍色の波動の厳粛で深遠な性質に対応しています。

 菫(すみれ)色の "ワイ" とか "ホワイ" という音は人間の進歩において高みに到達するためのスピリチュアルな質問の暗喩(あんゆ)です。

※自分の名前の母音から、自分の性格や生き方、考え方、個性が見えてくるかもしれません。

味覚の性質ををあらわす色彩
酸性は酢のように酸っぱく、酸性が強いと金属を溶かす性質をもっています。
アルカリ性はにがく、アルカリ性が強いと汚れを落とす働きがあります。
中性はその中間です。くすりなどを飲むときは、効果の出方に影響のない中性の水で飲むことが必要です。
興味深いことに、魂の状態をあらわすオーラも、肉体と精神のバランスが統合されると美しい青や紫があらわれます。

参考文献/「色の秘密」野村順一(ネスコ)・「オーラ・ヒーリング」スーザン・シュムスキー(徳間書店)