私が大好きなアーティストのスティービー・ワンダーは生まれた時のアクシデントで
赤ちゃんの時に失明したそうですが、彼のつくった曲は、生まれながらに失明していることを感じさせない
肉体を超越した世界観が素晴らしいと思います。逆に、見えるものに惑わされ過ぎる自分を情けなく思うのです。
そうは言っても、私は〝色〟が大好き!
見るもの全てに色があり、形は同じでも色が違うだけで、別のものに感じさせるチカラが色にはあります。

赤や緑の"純色"は、私たちの身体(Body)に生理的に働きかけます。
赤のパステルトーンであるピンクや、緑のパステルトーンのオパール・グリーンは私たちの心(Mind)に作用します。ひとつの色へのこだわりは、言葉では表せないメッセージを伝えているのです。

ヨーロッパなどでは高貴さを示す色は白や青で、社会主義国では赤が尊重されます。男は青、女は赤で表現されるのは「色の固定観念」です。社会の慣習にとらわれないで、自由に色を選び、色の美しさを鑑賞できることは、健康的効果を吸収し、精神的に楽しむということなのです。

60歳前後では、老いてゆくほどに、内心いちばん好きな色は明るい色、ピンクなどです。ピンクなど明るい色を着れば若さを保ち、色彩を楽しむことで幸福感に満たされます。でも、黒、灰、濃茶などは老衰を促すのです。
色の好みは変化してゆくものですが、それは人生の変化が性格を変化させたということでもあり、外交的な人より、内向的な人々に多く見られるようです。

私たちが見ているのは、見える範囲の「光」です。色は、光がなくてはまったく見ることができません。
光すなわち色は、皮膚と神経に作用して、すべての臓器に行き渡ります。

太陽光線は目から入って、種々のホルモンを分泌する下垂体や松果体をはじめ、自律神経の最高の中枢である視床下部一体を刺激して、内分泌系を活性化します。色は、私たちの肉眼がとらえることのできる「光の振動」の一部分です。思考も一連の波長を持つ振動です。

私たち人間の意識や無意識は、X線が透過できないほど、濃密な個体をも貫通することができます。
人が放つオーラの色とエネルギーは、思考や感情と、周囲の色や光の影響で決まります。
色には固有の特徴があり、人に影響を与えます。
色のバランスが偏っていたら、反対側の周波数を持つ色を浴びることで調和を保つことができます。

また、人体には肉眼で見ることができない「チャクラ」というエネルギーセンターがあります。
チャクラにも固有の色があり、その意味や性質、はたらきは色彩学と驚くほど共通しています。
科学、医学、心理学などから宗教まであらゆる分野で「光・色」は深く関わっているのです。